アラフォー婚活ラボの婚活カウンセラーです。今回は、40代女性から特に多い相談である「婚活アプリで全然マッチしない」「プロフィールが埋もれてしまう」の悩みに、現場レベルの赤裸々な実体験と心理学的分析を交えてお話しします。
リアルな婚活の現場に長く関わる中で、明確に見えてきた事実があります。それは、プロフィール文の“伝え方”ひとつで、マッチング数が大きく変わるということ。そして、40代の女性は20〜30代と比較して、無意識に「自分を下げた書き方」か「逆に高望みの匂いが出る書き方」に偏りがちな点です。
この記事では、40代女性が婚活アプリで埋もれずに「きちんと選ばれる側」に回るための具体的なプロフィール戦略を解説します。心理学、会話術、そして私自身が数百件以上のサポートで見てきた失敗談＆成功例を、かなり赤裸々に書いていきます。
なぜ40代女性のプロフィールは埋もれやすいのか？心理学的に解説
まず、40代女性のプロフィールが埋もれる理由は「年齢」ではなく、年齢によって生まれる思考のクセにあります。
1. 自己防衛のために「情報を減らす」クセ
多くのアラフォー女性は、若い頃の恋愛で傷ついた経験や、離婚経験などから、自己防衛として「あまり自分を出さない」「当たり障りのない内容を書く」という行動に走りがちです。
しかし心理学でいうところの“情報の希少性の逆作用”が起こります。
情報を減らすと安全に見えるどころか、男性の目には「他のアカウントとの差が分からない」「関わるメリットが見えない」と感じられ、結果的にスルーされてしまうのです。
2. 高望みに見えてしまう「無自覚な選別ワード」
例えば、以下のような言葉は無意識に書きがちですが、男性の心理では“選別されている感”を与えてしまいます。
- 「価値観の合う方」
- 「誠実で真面目な方」
- 「年収◯◯以上の方」ではなくても、雰囲気で感じる条件の強さ
心理学的には“条件提示は受け手が勝手に補完する”ため、少しの表現が強烈に「高望み」に見えてしまいます。
実際に男性たちは、口には出さないものの、プロフィールを読みながらこう思っています。
「この人、なんだか選んできそうだな…」
この“選ばれる側から選ぶ側に回っている印象”が、40代女性を埋もれさせる大きな原因です。
【体験談】アラフォー女性が“埋もれ地獄”から抜け出した瞬間
ここで、私が実際に担当した42歳女性のケースを紹介します。
彼女は半年以上アプリをしていましたが、いいね数は月に10件ほど。マッチングは2〜3件、会えるのはゼロに近い状態でした。
プロフィール文を見せてもらうと、一見きれいで優しい文章でしたが、内容は「趣味」「仕事の説明」「休日の過ごし方」のみ。ほぼ“情報ゼロ”の典型でした。
さらに、本人は自覚していないのですが、文章の中に次のようなニュアンスがありました。
「価値観を押し付けない方がいいです」
「穏やかな生活を大切にしたいです」
これらは一見良い言葉ですが、男性の心理にはこう届きます。
「過去に何かあったのかな？」
「面倒な人間関係を経験してそう…」
そこで私は、本人の魅力を深掘りし、次のように変えました。
【改善前】
「穏やかな性格の方と落ち着いた関係を築きたいです。お互いに価値観を押し付けない関係が理想です。」
【改善後】
「よく友達から『一緒にいると落ち着くね』と言われるタイプです。休日はカフェ巡りやドラマ鑑賞など、のんびり過ごしています。せっかくなら一緒に小さな楽しみを共有できる方と出会えたら嬉しいです。」
この“ほんの少し丁寧に自分を出す書き方”に変えただけで、彼女のいいね数は翌月には36件、さらにその後3ヶ月で実際に6名と会うことに成功しました。
心理学的には、「開示 reciprocity（自己開示の返報性）」が働きます。
相手が少し自分を開示すると、読む側も「もっと知りたい」と感じ、興味を持つのです。
40代女性が“埋もれないプロフィール”を作るための3つの要素
ここからは、私が長年のカウンセリングで「40代女性はここを書けば一気にマッチ率が上がる」と断言できる3要素をまとめます。
① “人柄”を感情ベースで書く
40代になると、人生経験が豊富な分、感情をなるべく表に出さないようにしがちです。しかし、プロフィール文は書類ではなく“あなたの物語の入り口”。
効果が高いのは、次のような書き方です。
- 「最近、こんなことで笑いました」
- 「実はこんなことに弱いんです」
- 「ほっとする瞬間はこんな時です」
感情のエピソードは人間的な懐の深さを感じさせ、読み手の共感を引き出します。
② 理想像より「一緒にしたいこと」を書く
婚活アプリでは、条件を並べるより未来の共有イメージを書いた方が圧倒的に好感度が高いです。
例えば、
「穏やかな方がいい」→「一緒に美味しいコーヒーを探しに行きたい」
「優しい方がいい」→「疲れた日に、少し笑い合える時間を作りたい」
このように、抽象的な理想を具体的な未来に変えることで、多くの男性の“想像スイッチ”が入りやすくなります。
③ 会話術が滲む文章にする
意外と多いのが「文章から会話のイメージが湧かない」ケース。
40代の婚活は、会ってからの“会話力”がとても重要なので、プロフィールにもその片鱗を入れます。
例えば、
「最近ハマっていることは〇〇ですが、皆さんはどんなことにハマってますか？」
このような問いかけ文は、会話のきっかけを作る能力の高さをさりげなく伝えることができます。
Q&A：40代女性のプロフィールに関するよくある質問
Q1. 写真が一番大事って本当？文章より優先すべき？
写真は確かに重要ですが、40代の婚活では“写真だけが強い人”ほど失敗しやすい傾向があります。なぜなら、マッチ後にプロフィール文を見られた瞬間、違和感が出やすいからです。
写真と文章の“温度差”は致命的。写真の印象だけでマッチしても、会う段階で断られやすくなります。
文章は「あなたの雰囲気」「人柄」「価値観の柔らかさ」を伝える唯一の手段なので、40代女性にとってはむしろ写真より重要です。
Q2. 正直に年齢を書くと不利ですか？ぼかした方が良い？
これは多くのアラフォー女性が迷うポイントです。結論としては、年齢は正直に書いた方が得です。理由は3つあります。
- アプリ側のアルゴリズムは年齢をごまかすとマッチング精度が下がる
- 実年齢を知った瞬間に男性の信頼が落ちる（心理学でいう“整合性の崩れ”）
- 40代に魅力を感じている男性が一定数確実に存在する
特に重要なのが3つ目。現場では、30代後半～50代の男性が「落ち着いた女性がいい」と言って、あえて40代を狙っているケースは珍しくありません。
むしろ大事なのは、年齢を補って余りある「人柄の温かさ」「清潔感」「会話のやりやすさ」を文面で伝えることです。
Q3. プロフィールに結婚願望をどの程度書くべき？重く思われない？
ここは非常に繊細なポイントです。40代女性の婚活ではスピード感が求められますが、重く伝えると逆効果になります。おすすめは、次のような“軽さと前向きさを両立した言い方”です。
「いい方と出会えたら、自然な流れで結婚を考えていけたら嬉しいです。」
これなら、「結婚したい意思はある」＋「相手を急かしていない」というバランスが取れています。
心理学でいう“未来予告のゆるい提示”が相手に好印象を与える効果があります。
Q4. 仕事が多忙で時間がない生き方でも、正直に書いていい？
正直に書いて構いませんが、書き方の工夫が必要です。
例えば、
NG例：
「仕事が忙しくて、なかなか時間が取れません。」
→ 男性：「この人と会うのは大変そう…」
OK例：
「仕事はやりがいがあって好きですが、プライベートの時間も大事にしたいと思っています。週末はどこか一緒に出かけられたら嬉しいです。」
同じ事実でも、“余白を作れる人”と伝えることで、男性の心理的ハードルが下がります。
Q5. 過去の恋愛や離婚歴は書くべき？隠した方が良い？
よくある悩みですが、プロフィールの段階で書く必要はありません。
ただし、実際に会話が進んだら、柔らかく打ち明ける方が好印象です。
初期段階で重い話題は不要です。これは心理学の“段階的開示”が基本。距離感がまだできていない段階で深い情報を出すと、相手は重く感じてしまいます。
ただし、次のように言い換えることは効果的です。
「大切にしたい価値観がはっきりしてきたので、前向きに婚活しています。」
これだけで、「過去に何かあったのかな？」と感じても、ネガティブではなく“成長を終えた大人”として映ります。
【実録】プロフィール改善だけで結婚したアラフォー女性の話
ここで、かなり赤裸々な体験談をもう一つ紹介します。
これは、私が特に印象に残っている45歳の女性・Yさんのケースです。
Yさんはとにかく真面目で、優しさにあふれた女性。しかし、その真面目さが“堅すぎるプロフィール”を作り上げてしまっていました。
元のプロフィールには、こんな内容が並んでいました。
- 「常識を守れる方」
- 「嘘をつかない方」
- 「礼儀正しい方」
これらは当たり前の条件ですが、男性側にはこう映ります。
「過去に相当ひどい目に遭った？」
「怒られそう」
「自分に自信がなさそう」
さらに、彼女はメッセージでの会話も非常に丁寧すぎて、逆に壁を感じさせていたのです。
そこで私がアドバイスしたのはたった1つ。
「少し隙を作る文章に変えましょう」
例えば、
「料理は得意ではないですが、最近やっと煮物が美味しく作れるようになりました」
など、“完璧じゃないところ”を一つ入れるだけで、男性の心の扉は驚くほど開きます。
その結果、Yさんのいいね数は劇的に増え、メッセージのやり取りも自然になり、交際までの流れがスムーズに進みました。
最終的に出会ったのは同い年の男性。
彼は初対面のとき、こう言ったそうです。
「プロフィールを見たとき、気取ってないのに大人の女性らしさがあって、すぐ会いたいと思った」
Yさんはその後、わずか4ヶ月で成婚しました。
プロフィール文の“温度”を変えただけで、人生が変わるのは珍しい話ではありません。
40代女性が書くべき“モテるプロフィールテンプレ”
ここまでの話を踏まえて、使えるテンプレートを紹介します。コピペではなく、あなたらしくアレンジして使ってください。
【自己紹介】 友人からは「話しやすい」「落ち着く」と言われることが多いタイプです。 意外と好奇心旺盛で、最近は〇〇にハマっています。 【仕事と生活】 仕事はやりがいがありますが、プライベートの時間も大切にしたいと思っています。 週末はカフェ巡りや散歩など、ゆったり過ごすことが多いです。 【結婚への考え方】 いい方と出会えたら、自然な流れで結婚を考えていけたら嬉しいです。 【一緒にしたいこと】 一緒に美味しいコーヒーを飲んだり、小さな楽しみを共有できる時間を大切にしたいです。
このテンプレは、実際に私が現場で何度も改善を繰り返して完成させたものです。
40代女性の“柔らかさ”と“誠実さ”を自然に伝えられるようになっています。
まとめ：40代女性は「若さ」ではなく「温度」で勝つ
婚活アプリでの出会いは、若い女性ばかりが有利と思われがちですが、現場では全く違います。
40代女性には以下の強みがあります。
- 感情が安定している
- 人を思いやる経験値が高い
- 生活のイメージがつきやすい
- 一緒にいて安心感がある
しかし、これらはプロフィールに工夫をしないと伝わりません。
だからこそ「自分の魅力の出し方」が最重要になります。
今日紹介した心理学・会話術・体験談を踏まえて、ぜひあなたのプロフィールをアップデートしてみてください。
アラフォー婚活は、現場を知れば知るほど「戦略で勝てる」世界。
そして、あなたの魅力はまだ埋もれているだけ。
伝え方を変えれば、必ず届きます。
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