こんにちは、アラフォー婚活専門の婚活カウンセラーです。この記事では、私が現場で接してきた多くのアラフォー女性の「バツイチ再婚の壁」と、実際にいただいた匿名相談、さらに心理学的分析・会話術・具体的な成功術を合わせて、かなり赤裸々にお伝えしていきます。
結論からいうと、バツイチ女性が再婚を諦めたくなる瞬間は、実は“特定の出来事”ではなく、「積み重ねた小さな失敗や不安」が引き金になることが多いです。
そしてこれは、正しい方向へ立て直すコツさえ知れば、必ず抜け出せます。
アラフォー婚活でバツイチ女性がつまずきやすいポイント
アラフォー以降の婚活は「若い頃とはルールが違う」。これは現場にいると痛いほど感じます。マッチングアプリでの出会いが前提となり、プロフィール作り・メッセージの会話術・初回デートの心理戦まで、すべてが“オンライン前提の婚活スキル”で回っています。
ところが、バツイチ女性は結婚生活の経験があるぶん、逆に「理想や警戒心が強くなってしまいがち」で、気づかないうちに失敗を重ねてしまいます。
よくあるつまずき①:過去の結婚経験を過度に重く語りすぎる
婚活の場で離婚理由を聞かれるのは自然なこと。しかし、真面目な女性ほど「正直に全部言わないと」と思い込んでしまう。
実際は、心理学の「自己開示バランスの理論」によると、早い段階で重い過去を開示すると、相手は「感情の負担」を強く感じてしまい、距離を置きやすくなります。
特にアラフォー男性は、穏やかさ・安心感を優先しやすいため、ネガティブな過去を長く話されると、
「自分が癒やし係になるのか?」
「前の旦那さんと比較されそう」
と不安が強くなります。
よくあるつまずき②:デートで“結婚の失敗回避”モードが強すぎる
一度離婚を経験していると、誰でも「次は失敗したくない」という思いが強くなります。ですが、これが初対面や2回目のデートで出てしまうと、会話が尋問のようになり、相手は引いていきます。
実際にあった事例では、次のような質問が一度に飛び出してしまったケースもあります。
- 「家事はどれくらいできますか?」
- 「前の彼女とはどうして別れたんですか?」
- 「結婚したらお金の管理はどうします?」
これは気持ちはよくわかります。でも、初期段階では“未来の確認”よりも“関係の構築”が優先なのが婚活の基本です。
よくあるつまずき③:自己肯定感の低下による悪循環ループ
マッチングアプリでの婚活が当たり前になった現在、アラフォー女性の多くが「いいね数」で気持ちを揺らされます。
・全然いいねが来ないと自信喪失
・少しやり取りしてフェードアウトされると「またか…」と落ち込む
・デート後の返信が遅いだけで不安に押しつぶされる
こうして、気づけば「どうせ私なんて」というセルフストーリーが完成し、チャレンジ精神が落ちていくのです。
心理学ではこれを「学習性無力感」といい、自分の力では変わらないと思い込むことで行動が止まる現象です。
【体験談】46歳・バツイチ女性Aさんの“再婚を諦めた夜”
ここからは、相談者の許可を得たうえで、かなり赤裸々な実体験をそのまま記載します。文章は一部調整していますが、感情表現はできるだけそのままにしています。
「もう無理かもしれない…」と涙したメッセージ
Aさん(46歳)は、離婚後7年。10代のお子さんがひとりいて、すでに手はかかりません。仕事も安定していて、自分で人生を切り開いてきた女性です。
ただ、長い間恋愛から離れていたため、婚活に踏み出したときには強い不安も抱えていました。
そんなAさんが再婚を諦めたくなった瞬間は、ある男性との3回目デート後に起こりました。
彼からのLINEはいつも丁寧で、デートも落ち着いていて、Aさんも「この人なら…」と感じていました。しかし3回目の帰り際、彼が何気なく言った一言が心をえぐりました。
「Aさんってしっかりしてるね。ちょっと、僕にはもったいないかも」
その後、彼はフェードアウト。既読はつくけれど返信が3日、4日と来ない。Aさんは連絡が来ない理由を自分の離婚歴に求めてしまいました。
「私がバツイチだからだ」
「年齢が高いからだ」
「子どもがいるから、やっぱり無理なのかな」
その夜、Aさんから長文のメッセージが届きました。
「カウンセラーさん、私もう無理かもしれません。頑張ってきたけど、全部否定された気がします」
心理学的に見ると、Aさんの反応は“正常”
Aさんのような反応は、実は婚活現場では珍しくありません。心理学では「被拒絶感の増幅」と呼ばれるもので、過去の経験と現在の出来事が結びつき、必要以上に大きな痛みとして心に響いてしまう現象です。
特にアラフォー婚活では、1回のフェードアウトが「年齢」「離婚歴」「過去の恋愛」といった複数の要因と混じり合って、自己否定につながりやすいのです。
そこからどう立ち直る? Aさんが“再婚を成功に近づけた方法”
Aさんはその後、次の3つのステップで立ち直り、最終的には別の男性と成婚しました。
ステップ1:感情の言語化で心の渋滞を解消する
まず私がお願いしたのは「感情を書き出すワーク」。
頭の中のモヤモヤは、言語化しないとずっと形を変えて残り続けます。
- 本当は何がつらかったのか?
- 相手の何が傷になったのか?
- 自分のどんな思い込みが発動したのか?
これを紙に書き出していくと、Aさんは気づきました。
「私は彼に“否定された”のではなく、“自分で自分を否定した”だけだった」
ステップ2:婚活アプリでの“会話術修正”
次に取り組んだのがメッセージ会話術の見直しです。アラフォー婚活は、会話の“テンポ”が若い世代より重要になります。
その理由は、男性側の多くが「仕事」「家庭」「体力」など現実的な制限があり、負担の少ないやり取りを好むからです。
Aさんは当初、誠実さから長文で返信していたのですが、これは男性にとって心理的負担になっていました。
そこで、次の3ルールに変更:
- 長文ではなく「短め+質問1つ」
- 重い話題は禁止(過去の結婚・仕事の愚痴など)
- 返信速度を相手に合わせる
これだけで男性からの返信率が上がり、Aさんの自信も回復していきました。
ステップ3:初回デートの“安心感演出”
初回デートでは、Aさんは以前「相手を見極めよう」として質問攻めになってしまう傾向がありました。
そこで私は“安心感ラベル”というテクニックを提案しました。
たとえば、相手の話に対して次のような言葉を添えるだけで、男性は心理的に安心し、距離が縮まりやすくなります。
- 「その考え方、すごく素敵ですね」
- 「そういうところ、落ち着いていて好きです」
- 「話していて安心します」
これは「承認欲求の充足」による効果で、男性の心に“自分は受け入れられている”という感覚を生み出します。
Aさんはこれを実践し、数ヶ月後に出会った男性と穏やかな関係を築き、半年後に成婚となりました。
【Q&A】バツイチ女性の婚活でよくある質問(前半)
Q1:離婚歴はどのタイミングで言うべき?
A:マッチングアプリの場合、プロフィールに書いておくのがベスト。隠す必要はありませんが、初期の会話で過度に詳しく語るのは逆効果です。
Q2:子どもがいると不利になりますか?
A:確かに母子家庭というだけで候補外にする男性もいます。しかし、それは“その男性とは合わないだけ”。実際には子持ち女性を好む男性も一定数います。