バツイチ・子なし／子持ち――それぞれに合った婚活サイトの選び方
こんにちは、婚活カウンセラーの○○です。40代のアラフォー女性を中心にサポートをしてきた中で、本当に多くの「バツイチ女性の婚活のリアル」に触れてきました。今や婚活はネットで行うのが当たり前の時代。でも、雑誌や広告に出てくる“きれいな成功談”ばかりを信じてしまうと、現実の婚活で痛い目を見ることもあります。
今回は、バツイチ・子なし／子持ちの女性が「どんな婚活サイトを選ぶべきか？」を、単なるスペック比較ではなく、実際の相談現場で見てきた“赤裸々すぎるリアル”と心理学的分析を交えて解説します。
アラフォー婚活の現実：市場の構造と“勘違い”が生む失敗
まず最初に、アラフォー婚活の壁を赤裸々に言いましょう。私が長年、相談現場で見てきたのは「出会いがない」のではなく、「出会っているけれど、正しく選べていない」というパターンです。
とくにバツイチ女性は、離婚の理由や、その後のキャリア、子どもの有無など、背負っている事情が人によってバラバラ。そのため、“どんな婚活サイトが合うのかは、バツイチの属性によって全く違う”というのが現場での結論です。
●アラフォー女性が抱えがちな“勘違い”
- 婚活サイトを使えば若い子と同じように出会えると思ってしまう
- 条件の良い男性からのアプローチ＝本命だと誤解する
- 離婚歴があっても、男性は気にしないはず…と信じたい気持ちが強すぎる
- 逆に「私なんて…」と卑屈になり、自己評価が低すぎる
これらはすべて私が実際に相談者から聞いてきたもの。特に「条件の良い男性の本気度を誤解する問題」は、アラフォー婚活の失敗あるあるの最上位です。
心理学的には、自己肯定感が低いと「承認してくれる人」が魅力的に見え、判断力が鈍ります。逆に自己肯定感が高すぎると、今度は相手に求める条件が上がり過ぎ、マッチングしなくなります。この“両極端”に走るのが、アラフォー婚活の最大の落とし穴。
バツイチ・子なしと子持ちは、婚活サイトの選び方が根本的に違う
ここからは、現場で何百件も見てきた経験と、カウンセリングで蓄積した傾向をもとに、両者の違いを深掘りします。
■バツイチ・子なしの方が重視すべきポイント
子どもがいない場合、男性からすると「再婚に対してハードルが低い女性」と見られやすく、出会いの幅は広いです。ただし、逆に“遊び目的”のターゲットにもなりやすいという現実もあります。
ポイントは次の3つ。
- 真剣度の高い男性が多いサイトを選ぶ
- プロフィールに「離婚理由」や「再婚への価値観」を詳しく書く
- 会話術で「距離の詰め方」を工夫する
とくに3つ目の「会話術」。これができていない女性が本当に多いです。自己開示が早すぎると軽く見られ、逆に固すぎると距離が縮まらない。バツイチ女性は、過去の経験から“慎重になり過ぎる”ケースが多く、初期のラリーが盛り上がらない傾向があります。
■バツイチ・子持ちの方が重視すべきポイント
子どもがいる場合、婚活のハードルは正直、格段に上がります。これは悲観ではなく、実際のデータや現場の実感です。
ただ、子持ち女性には「強み」もあります。
- 生活力・包容力が高く見える
- 家庭像がイメージしやすい
- 男性側も「家庭に興味のあるタイプ」が集まりやすい
じつは、真剣に家庭を望む男性は、むしろ子持ち女性のほうを安心感で選ぶことも多いんです。重要なのは、自分の立場を卑下しないこと。そして、子どもの年齢・共同親権の状況・生活スタイルなどを、最初から無理に隠さないことです。
【体験談】アラフォー女性の“赤裸々な失敗例”
ここからは、相談者から許可を得て掲載している、リアルな体験談（匿名／一部内容調整済み）です。感情も赤裸々に残しています。
◆体験談①：バツイチ・子なし（43歳）「条件の良い男性に舞い上がってしまった」
離婚して5年、ようやく婚活を再開したAさん。ハイスペックな男性から頻繁にメッセージが来たことで舞い上がり、私に相談することなく交際に進みました。しかし、会うたびに「家に来てほしい」「ホテルでゆっくりしよう」など、結婚を前提としない発言ばかり。
私は彼女に何度かブレーキをかけたのですが、「私みたいな43歳に声をかけてくれるだけでありがたいから…」と自己評価が極端に低くなっていました。
結局、3カ月後に相手から徐々にフェードアウト。最後に届いたメッセージは「今は仕事が忙しくて…」。典型的なフェードアウトパターンです。
心理学的に言うと「承認欲求の暴走」。自分を受け入れてくれた人に依存し、冷静な判断ができなくなる状態です。
◆体験談②：バツイチ・子持ち（46歳）「子どもがいることを隠しすぎた」
小学生の娘さんを育てるBさんは、最初の3回のデートで子どもの話を出せず、4回目で突然告白する形に。男性側は「最初に言ってくれたら良かったのに…」と困惑し、そこから距離が生まれてしまいました。
後から聞いた男性の本音は「隠されていたことのほうがショック」。内容そのものより“信頼”が揺らいだということです。
心理学ではこれを「遅延開示の逆効果」と呼びます。秘密にしておいた期間が長いほど、相手は大きな裏切りと感じやすい。
バツイチ女性が使うべき婚活サイトの傾向
ここでは具体的なサイト名は出しませんが、バツイチ女性が選ぶべきタイプの傾向をまとめます。
●子なし女性に向くサイトの傾向
- 真剣婚活中心の大手
- 年齢層が30代後半〜40代中心のコミュニティがある
- メッセージの文章量が多い男性が多い
軽めのアプリは避けたほうが無難です。理由は単純で、「遊び目的男性の割合が高いから」。相談現場のデータでも、子なし女性は遊び目的に狙われやすい傾向が明確にあります。
●子持ち女性に向くサイトの傾向
- 再婚希望者の比率が高い
- プロフィール項目が細かい（家族構成や子どもの詳細など）
- 結婚相談所系のアプリ・サイト
再婚・子持ちに理解のある男性が多いコミュニティに入るだけで、成功率は数倍に跳ね上がります。逆に、軽めの出会い系アプリでは、子持ち女性のマッチング率は極端に低くなります。
Q&A：アラフォー再婚女性からよくある質問
Q1：バツイチだとやっぱり不利ですか？
A：不利になる場面は確かにありますが、「再婚希望者向けコミュニティ」に移動するだけで、むしろ高評価されることも珍しくありません。重要なのは適切なサイト選びと、プロフィールの書き方です。
Q2：子どもがいると、最初に言ったほうが良いですか？
A：はい。早めに伝えたほうが信頼につながります。初回メッセージ〜1回目のデートまでには伝えるのがおすすめです。
Q3：離婚理由はどこまで書くべき？
A：詳細すぎる必要はありませんが、「性格の不一致」「価値観の違い」など、簡潔で納得しやすい理由がベスト。被害者意識が強すぎる書き方は避けましょう。
Q4：会話術が苦手です。どうしたらいいですか？
A：バツイチ女性に多いのが“警戒しすぎて会話が堅くなる問題”。会話は「共感→質問→少しだけ自己開示」の3ステップが基本です。この流れに沿うだけで、男性の反応が劇的に変わります。
Q5：ハイスペ男性からアプローチされます。本気ですか？
A：ケースによりますが、40代以上のハイスペ男性の多くは「遊び目的」が混ざっています。本気かどうかは、メッセージの内容・誘い方・会話の深さで判断できます。
Q6：再婚では妥協が必要？
A：妥協ではなく「優先順位を決める」が正解です。年収・性格・子どもとの相性・生活時間など、重要度に順位をつけると、迷わず選べます。
アラフォー婚活を成功させる“会話術”の実践例
前半では、バツイチ・子あり/子なしで婚活サイトの選び方が根本的に変わることをお伝えしました。後半では、実際に相談者の方々が成果を出した「会話術」「心理学的アプローチ」「距離感コントロール」を、かなり具体的に紹介します。
アラフォー婚活は、20代の恋愛とは違い、「経験値」をどう活かすかで結果が大きく変わります。経験値があるからこそ上手に会話ができる人と、経験値があるのに“重さ”として伝わってしまう人。この差が成功と失敗を分けます。
●会話術①：初期メッセージは「共感」と「軽い自分語り」をセットにする
相談現場で見てきた成功パターンの9割が、この方法を使っています。
＜例：プロフィールを見て返信する場合＞
・お仕事の話題に共感する
・相手の趣味の話題に軽く触れる
・そのうえで、自分の趣味や休日の過ごし方を少し開示する
心理学的には「自己開示の返報性」と呼ばれる法則があり、相手が自分のことを話してくれると、こちらも話しやすくなります。これを上手に活かすと、メッセージの往復が自然に深まります。
●会話術②：「質問→共感→少しだけ深める」の3ステップ
これが最も効果的な基本形です。
ステップ1：相手に質問する
「休日は何をして過ごすことが多いですか？」
ステップ2：返ってきた答えに共感する
「それ、私も好きです！特に○○の時間って落ち着きますよね。」
ステップ3：相手の返答に乗せて“少しだけ”深める
「ちなみに、最近行ってよかった場所ってありますか？」
深め方が強すぎると「詮索」に見られ、浅すぎると「距離が縮まらない」。このバランスが重要です。
●会話術③：バツイチの話題は「深刻に」ではなく「淡々と」伝える
バツイチを説明するタイミングで空気が重くなる人は非常に多いです。しかし、人は重い話題より「落ち着いて事実を伝える姿」に安心感を感じます。
◆悪い例
「離婚のときは本当に辛くて…正直、まだ傷が癒えていません。」
◆良い例
「離婚理由は価値観の違いです。今は前向きに生活しています。」
“落ち着いていて前向きな人”という印象を持たせることが大切です。
【さらに赤裸々体験談】アラフォー再婚のリアルを深掘り
ここからは、婚活現場で実際に起きた、より踏み込んだ体験談を紹介します。相談者の許可を得て、感情面をできる限りそのまま残した内容です。
◆体験談③：子なし（42歳）「自信のなさから“聞き役専門”になってしまった」
婚活サイトで出会った男性とのメッセージが続き、実際に会うことになったCさん。しかし3回ほどデートをしても、男性からのアプローチが強くならない。
なぜかというと、「全ての会話が男性主導だった」からでした。
Cさん曰く、「嫌われたくないから自分の話をしない方が安全だと思っていた」。しかし、男性のほうからは「自分だけが話している気がした」「お互いを知る段階に進まなかった」という印象に。
実際、男性は「興味を持たれていない」と感じてしまい、距離を置くことに。ここで気づいてほしいのは、聞き役“だけ”はコミュニケーションではないということ。
心理学的には「自己開示がない＝関係が深まらない」。特にアラフォー男性は、効率的に結婚観を確かめたいので、“自分の話をしない女性”は候補から外れやすいのです。
◆体験談④：子持ち（45歳）「子どもの話ばかりになってしまい、恋愛モードに入れなかった」
高校生の息子さんがいるDさん。とても優しい方で、誠実な男性とマッチング。しかし、デートの会話がほぼすべて「息子さんの学校・部活・進路相談」の話題に。
男性は「家庭大事なのは理解できるけど、俺はただの相談窓口になってる？」と疲れてしまい、次第にフェードアウト。
大切なのは、子どものことを話すなということではなく、“恋愛の空気を作る”時間をちゃんと確保することです。
バツイチ子持ち女性は、生活の中心が子どもになるのは自然。ただ、デート中は意識して切り替えた方がうまくいきます。
改善テクニック：アラフォーだからこそ効く“距離の詰め方”
●改善法①：「相手の強み」を言語化して褒める
アラフォー男性は、若い頃のように褒められることが減っています。だからこそ、相手の行動・判断・言葉遣いなどの「内面の良さ」を褒めると効果が非常に高い。
例：
「仕事の価値観の話、とても整理されていて素敵でした」
「お子さんとの関わり、大事にしているのが伝わります」
こうした褒め方は「外見褒め」より信頼につながります。
●改善法②：デート後の“振り返り連絡”を丁寧にする
若い女性よりも、アラフォー女性の丁寧なメッセージのほうが男性には刺さります。
例：
「今日はお会いできて嬉しかったです。お話しした○○の部分が特に心に残りました。また次の機会、楽しみにしています。」
特にバツイチ男性は、自分も離婚経験がある分、誠実さに敏感です。
●改善法③：“距離を縮める話題”と“広げる話題”を使い分ける
会話は大きく2種類に分かれます。
- 距離を縮める話題：価値観・過去の経験・将来像など
- 距離を広げる話題：趣味・休日の過ごし方・食べ物の好みなど
この2つを交互に使うと、会話が自然に深まります。
再婚に向けた“プロフィール作成術”
相談者の成婚率が大きく上がったテクニックを公開します。
●ポイント1：離婚歴は「一文」で説明する
長く書くほど、重く感じられてしまいます。
例：
「離婚歴がありますが、現在は前向きに生活しています。」
●ポイント2：結婚観を具体的に書く
例：
「穏やかに会話できる関係を望んでいます」
「休日に一緒に料理をしたり、散歩ができる相手だと嬉しいです」
アラフォー婚活は“生活感のイメージができるかどうか”が大きな決め手です。
●ポイント3：自己PRに「強み」を2つ入れる
- 仕事面（責任感・計画性）
- 家庭面（思いやり・安定感）
これを入れるだけで、プロフィールの印象がまったく変わります。
Q&A：後半編
Q7：子どもの年齢はどこまで書くべき？
A：年齢と性別は書いたほうが、相手が生活イメージをしやすくなります。ただし学校名などの詳細は不要です。
Q8：初デートで絶対に避けるべき話題は？
A：元夫との比較・愚痴、離婚時のトラブルの詳細、子どもの問題行動など。重くなりやすい話題は避けましょう。
Q9：男性からの誘いが少ない場合、こちらから誘ってもいい？
A：もちろんOKです。ただし、誘い方は「前回の話題の続き」に紐づけると自然です。
Q10：婚活サイトは何個使うべき？
A：基本は2〜3個。多すぎると管理が雑になり、少なすぎると出会いの幅が狭まります。
Q11：メッセージが長文の男性は本気？
A：本気度が高い傾向がありますが、長文すぎる男性は“疲れさせるタイプ”の可能性も。内容の質で判断しましょう。
Q12：再婚成功者の共通点は？
A：自己開示が適切で、距離の詰め方が自然。そして“優先順位が明確”な女性ほど成功しやすいです。
【まとめ】バツイチ女性にとって婚活サイト選びは“戦略”
アラフォー婚活は、若い頃のように勢いで進むものではありません。むしろ、経験をどう活かすかがすべて。バツイチ・子あり/子なし、それぞれが持つ背景を理解して、適切なサイトで、適切な距離感を持ってやり取りすることが成功の鍵です。
そして何より大切なのは、「私はもう遅い」と思わないこと。
再婚で幸せになった方々は、必ずこう言います。
「あのとき婚活をあきらめなくて本当に良かった」
あなたにも、必ずそう思える瞬間がやってきます。焦らず、でも止まらず、丁寧に進んでいきましょう。