アラフォー女性が婚活パーティで「真剣交際」を求める男性を見極める方法

アラフォー女性が婚活パーティで「真剣交際」を求める男性を見極める方法

アラフォー婚活の現場に長く立ってきたカウンセラーとして断言できますが、「真剣な男性かどうか」は婚活パーティの会場に入った瞬間から表れています。ところが、表面的な情報ばかりがネットや雑誌に出回っていて、実際の“現場のリアル”はほとんど語られません。

この記事では、アラフォー女性が迷いやすい「真剣さの見極め方」を、心理学的解説・現場での体験談・実際の相談者の赤裸々な失敗談などを交えて徹底的に解説します。

年齢を重ねたからこそ、若い頃よりも「時間をムダにしたくない」という気持ちは強くなっていますよね。だからこそ、早い段階で“真剣な男性”と“遊び・なんとなく婚活男性”を見分ける力は絶対に必要になります。

そして、その判断は会話術と観察力を組み合わせることで、驚くほど正確にできるようになります。

アラフォー婚活の現場に潜む「真剣じゃない男性」の特徴

まずは、実際に婚活パーティを取材・同席してきた私が見てきた「これは危険」という男性像を紹介します。どれも“婚活初心者ほど引っかかりやすい”タイプです。

◆特徴①:プロフィールに一貫性がない男性

婚活パーティのプロフィールカードは、とても重要です。そこに矛盾が多い男性は、かなりの確率で“真剣ではない人”です。

例えば…

  • 年収の欄と職種の欄がまったく一致しない
  • 休日の欄に「不定期」と書きつつ、趣味が「毎週キャンプ」
  • 結婚希望時期が「未定」なのに「子どもはほしい」

この「つじつまの合わなさ」は、心理学でいう「自己整合性の欠如」と呼ばれ、嘘やごまかしをしている人に多く見られる特徴です。

◆特徴②:会話が薄く“あなた”に興味がない男性

真剣な男性は、あなたのことを深く知りたいと思うので、質問の質が違います。逆に、遊び目的や“なんとなく婚活”の男性は、共通して会話の内容が浅い。

実際の現場では、遊び目的の男性ほど次のような会話を繰り返します。

  • 「趣味は?」(それだけ)
  • 「休日は何してるの?」(深掘りなし)
  • 「住んでる場所どの辺?」(やけに聞きたがる)
  • 「LINE交換しようよ」だけを目標にしている

一方、真剣な男性は…

  • 「休日はお互いどんな過ごし方が心地いいんでしょうね」
  • 「結婚後の働き方はどう考えてる?」
  • 「家族との関係って大事だと思いますか?」

質問の“深さ”が段違いです。

◆特徴③:話の内容が自己中心的な男性

アラフォー婚活の現場では、自分のスペックアピールばかりする男性が非常に多いです。

例えば…

  • 「俺、仕事忙しいんだよね」アピール
  • 「周りに結婚しろって言われてさー」アピール
  • 「元カノがさ、実は…」という過去の恋愛語り

このタイプは、恋愛でも結婚でも“自分中心の世界観”になりがちです。アラフォー婚活で最も疲れる相手なので、避けたほうがいいパターンです。

【実録】アラフォー女性の赤裸々な失敗談:真剣じゃない男性に振り回されたケース

ここでは、私がカウンセラーとして受けた相談の中でも「これはアラフォー女性が最も引っかかりやすい」と感じた失敗談を紹介します。

◆失敗談①:優しいけれど“曖昧な男”に半年を奪われたケース

42歳の恵美さん(仮名)の失敗談です。

婚活パーティで出会った男性は、一言で言うと「優しそうで、落ち着いた雰囲気」。しかし…

  • デート誘いはすべて彼女から
  • 連絡頻度は男性の気まぐれ
  • 真剣交際を求めると「今は仕事が忙しくて…」

半年経っても曖昧な状態のまま。

最終的に男性は、「いい子なんだけど今じゃない」と言い残してフェードアウト。

恵美さんは涙ながらに、「40代の半年って、20代の半年と重みが全然違う」と相談してくれました。

この男性の特徴は、典型的な“なんとなく婚活男性”。
心理学では「不安定アタッチメントタイプ」と呼ばれ、関係を深められないまま相手を引っ張る傾向があります。

◆失敗談②:外見が素敵だった男性に依存してしまったケース

48歳の洋子さん(仮名)は、婚活パーティで出会ったハイスペック風の男性に惹かれました。

しかし、その男性は…

  • 会話の大半が自慢話
  • 人の話を最後まで聞かない
  • 返信が深夜2時など自分の都合だけ

完全に自己中心型。

洋子さんは、「この年でハイスペックな人に会えるなんて最後のチャンスかも」という焦りから、自分をすり減らしながら関係を続けてしまいました。

しかし、彼は婚活仲間に常連で、複数の女性に同じことを言っていた“パーティ慣れ男”でした。

こうした「経験者アピールの男性」も、真剣交際ではなく“婚活パーティそのものを楽しむタイプ”に多いです。

真剣交際を求める男性は、ここで見分ける:会話・態度・価値観チェック

ここからは、婚活パーティの現場ですぐに実践できる「真剣男性の見極め方」を紹介します。

◆チェック①:結婚後の生活について具体的なイメージがある

真剣な男性は、結婚を現実的に考えているので、話が具体的です。

  • 「家事の分担はどう考えますか?」
  • 「結婚後、住む場所は話し合って決めたいです」
  • 「仕事と家庭のバランスをどう取りたいと思っていますか?」

逆に遊び目的の男性ほど、未来の話を避けます。

◆チェック②:あなたの価値観を深掘りしてくる

真剣な男性は、あなたに“どんな人生を一緒に作れるか”を見ています。

だからこそ、質問の仕方が丁寧で深い。

例:
「休日はどんな過ごし方が一番リラックスできますか?」
「家族との距離感って大事だと思いますか?」
「仕事のスタンスに共感できる部分が多かったです」

◆チェック③:自己中心的ではなく“共感”ができる

真剣に人と関係を築きたい男性ほど、共感力が高いです。

心理学では「共感性の高さ=長期的関係の維持力」とされており、結婚生活で最も重要な能力です。

会話中に次のような言動が見える男性は◎

  • あなたの話を遮らず最後まで聞く
  • 「それ分かる」と共感を示す
  • 自分の意見を押し付けない

アラフォー婚活では、この“共感力”がある男性こそ当たりです。

相手の真剣度が分かる質問テンプレ(婚活パーティ直後に使える)

質問の仕方で相手の本気度は一気に見抜けます。
ここでは“真剣な男性ほど答えやすい質問”を紹介します。

◆質問①:将来の働き方についてどう考えていますか?

本気の男性 → 具体的に話す
なんとなく男性 → 話をそらす

◆質問②:結婚後の時間の使い方はどんなイメージですか?

本気の男性 → 日常の話を細かくイメージ
遊び男性 → そもそも考えていない

◆質問③:家族観や価値観についてどう思っていますか?

この質問に誠実に答える男性は、ほぼ真剣です。

Q&A(前半)

Q1. 婚活パーティの5分程度の会話で本気度を見抜けますか?

A. 可能です。会話よりも“質問の質”と“態度”で判断できます。

Q2. 見た目やスペックが高い男性ほど真剣じゃない人が多い?

A. 統計的に、遊び目的の割合は高くなります。
ただし本気の人もいるので、会話術で見抜く必要があります。

Q3. 婚活初心者の男性は真剣なことが多い?

A. 初心者は真剣度が高い傾向があります。ただし緊張して行動が少しぎこちない場合もあります。

真剣交際を求めていない男性の「違和感サイン」を見逃さないために

前半では、アラフォー女性が婚活パーティで「真剣交際を求める男性」を見極めるポイントを解説しました。後半のここでは、実際の婚活現場で私が見てきた“危ない男性の特徴”を赤裸々にまとめ、さらに「勘違いして失敗してしまうケース」を深掘りします。

多くの女性が、「あの時ちょっと引っかかったんだよね……でもスルーしちゃった」と口をそろえます。違和感は放置すると、後から必ず後悔になります。心理学的にも、人は「期待バイアス(自分に都合よく解釈しようとする習性)」が働き、都合の悪い情報を無視しがちです。

だからこそ、今から紹介するサインは、頭に叩き込んでおいてください。

(1)質問を返さない・深堀りしない男性は「軽い可能性大」

真剣度の低い男性は、とにかく会話が浅いです。

  • あなたの発言を広げない
  • 「へぇ〜」で会話を終わらせる
  • 自分のことばかり話す

心理学では「相互開示の法則」があります。好意のある相手には、自然と質問をし、同じ量の情報交換をしようとするのです。あなたの話を聞いていない男性は、「あなたを知ろうとしていない=真剣度が低い」可能性が極めて高いです。

実際に、私の相談者(43歳女性)はこんな体験をしました。

――『彼は穏やかで優しそうだったから、好印象だったんです。でも、家族の話をしても「そっか」とだけ言われ、広げようとしなかった。後から、ただ誰でもよかっただけだったと判明しました…』

このように、“聞く気がない姿勢”は非常に重要なサインです。

(2)「付き合い方」を曖昧にしたまま距離を縮めてくる男性

真剣交際を望む男性は、関係の定義を明確にします。
逆に曖昧なまま距離を縮める男性は、遊びや暇つぶしの可能性が高いです。

たとえば──

  • 「また会えたらいいね〜」で終わる
  • 関係の呼び方を避ける
  • 「なんとなく」の誘い方しかしない

私の相談者(39歳女性)はこう言っていました。

――『3回会っても彼から何も言ってくれなかった。でも手は繋ごうとしてくるし、気持ちが読めなかった…。その後、彼に別の“良い人”ができたと言われました』

これは典型的な“キープ扱い”。
アラフォー婚活では、一番避けるべきパターンです。

(3)価値観の質問を避ける男性は「将来を考えていない」

真剣な男性ほど、以下のような質問をしてきます。

  • 仕事と家庭のバランスはどう考えてる?
  • 将来どんな暮らしが理想?
  • 結婚後の住まいはどう思う?

未来についての質問がない男性は、将来をあなたと描いていない証拠です。
これは心理学で「未来投影」と呼ばれます。関係を求める相手には、自然と未来の話題を持ち出すものです。

私が現場でサポートした際も、真剣度の高い男性は「想像の共有」を必ずしていました。

アラフォー女性は「過去の恋愛での傷」が判断を狂わせる

ここからは、アラフォー婚活ならではの“心理的落とし穴”について解説します。
厳しい言い方になりますが、大切なのでしっかり読んでください。

● 過去の失敗から「自己肯定感が下がり、選択がズレる」

アラフォー婚活で最も多いのは「本命に選んでもらえないのでは」という不安から、真剣な男性ではなく、グイグイ来る軽い男性に惹かれてしまうパターンです。

これは脳の「安心優先モード」に陥っている状態。
つまり、真剣な男性の“誠実な距離感”が、「冷たい」と誤解されてしまうのです。

実際、多くの相談者がこう言います。

――『誠実な人より、距離を詰めてくれる人の方が安心するんです…』

でも、安心=相性が良い ではありません。
安心=不安を刺激しない男性 であって、未来がつくれる男性とは限らないのです。

【体験談】誠実な男性を「つまらない」と思ってしまった42歳女性の話

ここで、私が担当した中でも印象的だったケースを紹介します。

相談者:42歳・事務職
婚活パーティ参加歴:1年半
悩み:「誠実な男性と続かない」

彼女は、毎回「爽やか・優しい・真面目」な男性とマッチングしていました。
しかし、いつも3〜4回会うとフェードアウトしてしまう。

理由を聞くと、こんな風に言っていました。

――『ドキドキしないんですよね…。優しいんだけど、刺激がない。だから、つい返信もだんだん遅くなっちゃって』

そこで私はある質問をしました。

「ドキドキって、今必要ですか? それとも“安心する幸せ”がほしいですか?」

彼女はここでハッとしたそうです。

それから価値観を整理し、本当に求めている“穏やかな結婚生活”を軸に男性を選び直しました。
結果、半年後に成婚。相手は「最初は優しすぎて刺激がないと思った男性」でした。

アラフォー女性が「真剣な男性を見抜く」シーン別会話術

続いて、実践的な会話術を紹介します。
心理学と現場経験をもとに作っているので、そのまま使って大丈夫です。

◆ 会話術1:価値観チェック質問

真剣な男性かどうかは、価値観に関する質問をした時の“反応速度”でわかります。

おすすめ質問例:

  • 「結婚後、どんな暮らしが理想ですか?」
  • 「仕事と家庭のバランスってどう考えています?」
  • 「休日の過ごし方って、結婚後も変わりそうですか?」

真剣な男性は、少し考えてからもしっかり答えます。
遊び目的の男性は、話を逸らします。

◆ 会話術2:関係の明確化トーク

曖昧なまま距離を詰める男性を避けるには、「境界線を引く質問」が有効です。

例:
「私は結婚に繋がる交際を考えて活動しているのですが、〇〇さんはどのくらいのペースでお相手を探していますか?」

この質問に対し──

  • 誠実な男性 → 具体的に話す
  • 誠実でない男性 → 『まあ、いい人がいれば…』で逃げる

◆ 会話術3:計画性チェック

真剣な男性は、アクションが伴います。

例:
「来週の予定が合えば、1時間くらいお茶でもどうですか?」

  • 真剣な男性 → “日程を提案”してくる
  • 軽い男性 → “曖昧に流す”

シンプルですが、非常に有効です。

よくある質問(Q&A)後半

Q4. 誠実な男性ほど連絡が少ない気がします。これは脈なし?

A:むしろ誠実な男性の特徴です。

アラフォー男性は仕事・責任・家庭の問題など、人生が忙しい時期です。
だからこそ、必要以上に連絡しない傾向があります。

逆に、遊び目的の男性ほど連絡がマメです。
これは「多くの女性を同時進行して慣れている」から。

連絡頻度ではなく、「会う約束が具体的に決まるか」を軸に判断すると失敗しません。

Q5. 真剣に見えた男性に突然フェードアウトされました…どうしたら?

A:その男性の問題。あなたの価値とは無関係です。

婚活では「男性側の事情(元カノ問題、仕事、家族)」で突然消えるケースも多いです。
自分を責める必要はありません。

重要なのは、あなたが誠実に行動していたかどうかだけ。
誠実な男性は、誠実な女性に惹かれます。
次に進みましょう。

Q6. 真剣な男性ほど話が固くなってしまいます…どうしたら?

A:柔らかい話題で「共感」を入れると会話が自然になります。

  • 「その考え素敵ですね」
  • 「そういう価値観、すごく大事だと思います」

心理学では「承認欲求の充足」が満たされると相手は心を開きやすくなります。
誠実同士の会話は、温度を合わせることが大切です。

Q7. 本命男性に慎重になりすぎて距離が縮まりません…

A:週1の“軽い連絡+次の予定”で十分です。

アラフォー婚活では、“慎重すぎて機会を逃す”女性が本当に多いです。
でもポイントはひとつ。

あなたの丁寧さは、誠実な男性にはちゃんと伝わります。

ゆっくりでいいので、会う日を決めながら前に進めば問題ありません。

まとめ:アラフォー女性は「誠実さを見抜く目」を身につければ婚活は一気に進む

ここまで後半では、危ない男性・真剣でない男性の見極めポイント、さらにアラフォー女性特有の心理的落とし穴を解説しました。

婚活は“スピード勝負”に見えて、実は“見る目”がすべてです。

  • 質問が返ってくるか
  • 関係を明確にしてくれるか
  • 未来の話ができるか
  • 価値観に興味を持ってくれるか

これらが揃っている男性は、あなたの未来を真剣に考える人です。

逆に、曖昧・軽い・浅い男性を見抜けるようになれば、婚活の消耗は一気に減ります。

アラフォー婚活は年齢の問題ではありません。
“選び方をアップデートできるかどうか”だけです。

あなたが最後に選ぶ男性が、誠実で、あなたを大切にしてくれる人でありますように。
現場から、心を込めて。

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