こんにちは。40代女性の婚活を専門にサポートしている婚活カウンセラーです。今回は、アラフォー婚活で特に質問の多いテーマ「婚活パーティで“結婚を真剣に考えている女性”と伝わるにはどうしたらいいのか？」について、心理学・会話術・体験談をまじえて赤裸々にお伝えします。
私はこれまで、何百人というアラフォー女性の婚活に寄り添ってきましたが、婚活パーティほど誤解が生まれやすい場所はありません。
あなたが真剣でも、相手がそう受け取らないことは日常茶飯事です。逆に、会話の“ちょっとした工夫”だけで「この人は本気なんだろうな」と男性に伝わることも多いのです。
マスコミや雑誌の表面的な婚活テクニックではなく、実際に現場で起きている“生々しいリアル”を踏まえてお届けします。
◆アラフォー婚活パーティの現実：男性は「本気度」を敏感に見極めている
まず、アラフォー女性の婚活パーティでは、男性側が女性以上に「時間がない」「失敗したくない」気持ちを強く持っています。そのため、男性は女性の言動から本気度を敏感に読み取ろうとします。
●男性が本気度を判断するポイント
・会話の方向性（恋愛目的か、結婚目的か）
・表情の安定感（余裕がある／焦っている）
・過去の恋愛・結婚観への向き合い方
・現実的な結婚像を語れるか
・質問の内容が具体的か
特にアラフォー世代の男性は「若さ」ではなく「人生を一緒に歩めるパートナー性」を重視する傾向が強く、会話の深さが選ばれるかの分岐点になります。
◆体験談：見た目も話し方も普通なのにマッチングしない理由
ここで、私が実際にサポートした43歳女性Aさん（仮名）の赤裸々な体験談を紹介します。
●Aさんの状況
・年収は平均
・見た目は清潔感あり、年相応
・笑顔も自然
・会話に困るタイプではない
しかし、マッチング率はほぼゼロ。「普通に話しているだけなのに、なぜ？」と本人も不思議に思っていました。
●カウンセラーとして同席してわかった“会話の問題”
Aさんは笑顔で会話していたものの、以下の特徴がありました。
- 質問が深掘りされない（表面的）
- 「楽しい」「すごいですね」で終わってしまう
- 結婚の価値観を聞かれても答えがふわっとしている
- 「相手に合わせる」ことを優先しすぎて自分を出さない
つまり、Aさんは“いい人だけど印象に残らない女性”になっていたのです。
●男性側の感想
男性からの記述では次のようなものがありました。
・「話しやすいけれど、真剣かどうかわからない」
・「楽しい会話だけで終わった」
・「結婚観への踏み込みがないので、イメージが湧かない」
これを読んだAさんはショックを受けていました。
しかし、これはアラフォー婚活では非常に多いパターン。見た目の問題ではなく、本気度を“言語化して伝える力”が弱いだけなのです。
◆心理学：男性が「この女性は本気」と感じる瞬間とは？
恋愛心理学では、自己開示の深度が信頼と好意を強めることが知られています。
自己開示とは、相手に対して自分の情報をオープンにする行為です。
しかし、深ければ良いというわけではなく、婚活の現場では“段階的な自己開示”が最も効果を発揮します。
●男性が信頼しやすい自己開示順序（婚活向け）
- 仕事や休日の過ごし方など、日常レベルの話
- 結婚に対する価値観・理想
- 過去の恋愛で学んだこと
- 人生で大切にしたいこと（家族観・将来像）
これを自然に会話の中で織り交ぜられる女性は「信頼できる」「結婚がイメージしやすい」と男性から高評価されます。
◆婚活パーティで“真剣度”が伝わる会話術
ここからは、実際にアラフォー女性の婚活で効果の高かった会話術を紹介します。すべて実践済みのものなので、再現性があります。
●①「未来の話」を自然に入れる
例：「休日は自然がある場所に行くのが好きで、できれば結婚後もそういう時間を大切にしたいんです」
この一言だけで、男性はこう感じます。
・結婚後のイメージを持っている
・生活スタイルも想像しやすい
・価値観が合うか判断しやすい
●②○○さんはどう思いますか？で会話を“共有”にする
心理学では「相手の意見を求められると、関係が深まりやすい」という効果があります。
例：「結婚後の家事分担って、どれくらいが理想ですか？」
例：「一緒に暮らすなら、どんな時間を大事にしたいですか？」
男性の本音が引き出され、ただの雑談から“結婚の話”に変わります。
●③過去の失敗談を軽く話す（重くなりすぎない範囲で）
例：「昔は相手に合わせすぎてしまうクセがあったんですが、ちゃんと話す大切さを最近ようやく学びました」
“自己成長型の失敗談”は、男性に安心感を与えます。
◆アラフォー婚活 ぶっちゃけQ&A（前半）
Q1：婚活パーティで結婚の話をしすぎると重い？
A：重いかどうかは話し方と順序で決まります。
最初から「早く結婚したい」「いつ結婚できますか？」と迫るとアウトですが、雑談 → 価値観 → 結婚観という段階を踏めばむしろ高評価です。
Q2：自己開示が苦手な女性でも、本気度を出せますか？
A：短いフレーズでもOKです。
例：「結婚を前向きに考えているので、価値観を大事にしたいと思ってます。」
これだけでも男性は本気と受け取ります。
Q3：初対面で“焦り”が伝わってしまう…どうしたら？
A：呼吸をゆっくりする・姿勢を正すだけで印象は変わります。
心理学の研究でも、姿勢と呼吸は会話の安定感に直結します。
次のパートでは、より深い体験談、改善方法、そしてQ&Aの続き（5～8問）を掲載します。
◆さらに深掘り：アラフォー婚活の“現実的な課題”と突破法
ここからは、アラフォー女性が婚活パーティで直面しやすい「現実的な壁」を、実際の相談内容をもとに解説していきます。よくある雑誌的なマニュアルではなく“現場”で起きていることをそのまま伝えます。
●壁①：競争相手は20代30代女性だけではなく「理想化されたイメージ」そのもの
アラフォー婚活で意外に多いのが、男性が勝手に頭の中で理想化した「家庭的で優しくて負担をかけない女性」という抽象的な像と比較されてしまうこと。
これが曲者で、実際の20代女性にも勝てないこともありますし、誰にも勝てないケースもあります。つまり、あなたの魅力が伝わる前に「理想像」に負けてしまいやすいのです。
◆突破法：抽象的な理想像より“具体的なあなた”を印象に残す
そのためには「あなたにしか言えない言葉」を会話に混ぜることが必要です。
例：
「私は仕事と家庭のバランスをうまく取りたいと思っているので、結婚後は互いの負担を見直しながら過ごせる家庭が理想です。」
これは一見普通の言葉ですが、「Aさんはこういうタイプなんだ」と具体的な人物像として記憶に残りやすく、抽象的な理想像に負けにくくなります。
●壁②：アラフォー女性の誠実さが“重さ”と解釈されてしまう現象
真面目な女性ほど、丁寧に会話し、誠実に相手の話を聞きます。しかし、男性側のコミュニケーション能力が低めの場合、これが「重い」「真剣すぎて怖い」と感じられることがあります。
◆突破法：誠実さを“軽さ”で包む
例：
「結婚はちゃんと考えてますけど、まずはお話してみて、お互いに自然に仲良くなれたら嬉しいなと思っています。」
この“ワンクッション”があるかないかで印象が全く変わります。
●壁③：会話に“深み”を出したいのに、逆に話しすぎてしまう問題
「本気度を示さなきゃ」と思うあまり、過去の恋愛・家族問題・将来の不安などを話しすぎてしまう相談者は本当に多いです。
男性は「聞く体力」があまりない人も多く、過剰な深堀りをすると処理しきれず「重い」「大変そう」という印象になります。
◆突破法：一度に開示する情報量を“3割”に抑える
心理学的にも、初期段階では「少量の自己開示」のほうが魅力的に感じられます。
◆赤裸々体験談：45歳女性・婚活パーティで“本気なのに引かれた”原因
ここからは、実際にあった深めの失敗談を紹介します。
45歳のBさん（仮名）は、見た目も落ち着いており、話し方も丁寧。ただ、婚活パーティのたびに「いい人なんだけど…」で終わってしまうタイプでした。
●失敗の原因：会話の“重心”がズレていた
ある日、私がBさんの会話内容をチェックすると、以下のような特徴がありました。
- 最初の5分で人生観を語りすぎる
- 「結婚はタイミングと努力が大事」という持論を早い段階で展開
- 相手の話を聞いているが、返しが哲学的すぎる
- 「ふわっとした会話」ができない
これらによって、男性は次のように感じていました。
・「話は面白いけど、結婚生活が厳しそう」
・「深い話ばかりで疲れてしまった」
・「もっと軽い話もしたい」
つまり、会話の“重心”がズレていたのです。
●改善後：軽さ×深さのバランスを意識すると急変
改善として、私はBさんに以下のルールを提案しました。
◆会話の前半は「軽さ7：深さ3」にする
・笑顔で軽い休日トーク
・食べ物の話
・趣味の話
・共通点探し
これを守ったところ、男性の反応が激変しました。
「親しみやすい」「話しやすい」「自然に深い話になった」
そして Bさんはその後、婚活パーティで初めて3人からアプローチカードを受け取りました。
“本気であることを伝える”のは深い話だけではないと証明するケースでした。
◆男性が「このアラフォー女性は結婚向き」と感じる7つのサイン
ここでは、男性参加者から集めたリアルな意見をもとに「結婚を真剣に考えている女性」に感じる共通点を紹介します。
- 物腰が安定して落ち着いている
- 未来の話が自然に出る
- 職場の愚痴やネガティブが少ない
- 常識的な金銭感覚が伝わる
- 「ありがとう」「嬉しい」が自然に出る
- 短い自己開示ができる
- “結婚後の生活像”を語れる
特に「未来を語る女性」は強く印象に残ります。
未来を語るということは、心理学的に「相手を信頼しているサイン」と解釈されやすいからです。
◆アラフォー婚活：ぶっちゃけQ&A（後半）
Q4：婚活パーティで男性感触が薄いと感じます。どうしたら距離が縮まりますか？
A：相手の“価値観に関わる質問”を1つ入れると距離が一気に縮まります。
例：「家族とどれくらいの頻度で会っていますか？」
こうした質問は「深い話ができる相手」と男性に思われ、距離感が近づきます。
Q5：過去の恋愛失敗はどこまで話してOK？
A：“過去の傷”ではなく“学び”だけに絞ればOKです。
例：「相手に気を遣いすぎてしまうところがあったので、今は話し合うことを大切にしています。」
これならポジティブに伝わります。
Q6：婚活パーティでの沈黙が怖いです。どうすれば？
A：沈黙は「話が途切れた瞬間」ではなく「次の話題に移る時間」と考えてください。
心理学では“転換の沈黙”といい、むしろ好印象になるケースもあります。
Q7：恋愛経験が少ないと不利ですか？
A：正直に伝えつつ、“前向きさ”を添えるのがコツです。
例：「経験は多くないですが、だからこそ丁寧に関係を育てたいと思っています。」
これは男性から非常に好印象です。
Q8：アラフォーでも結婚を前向きに考えていい…と自信が持てません。
A：婚活の現場では、年齢より“コミュニケーションの相性”が圧倒的に重要。
40代で成婚していく人は本当に多く、そのほとんどが「焦らず、自分のスタイルを確立している女性」です。
◆まとめ：アラフォー女性が“結婚を真剣に考えている”と伝わる女性はこんな人
- 未来の話を自然に入れられる
- 価値観を共有できる
- 自己開示は少量・前向きに
- 誠実さと軽さのバランスがある
- 男性の意見も引き出せる
- 会話の重心を「軽さ7：深さ3」に保てる
婚活パーティは短時間勝負ですが、実は「話す内容」より「話し方と順序」が多くを左右します。
あなたが本気で結婚を考えているなら、その本気度が男性に“伝わる状態”を作ることが大切です。
この記事が、あなたの婚活を一歩前に進めるきっかけになれば嬉しいです。