今や「婚活=マッチングアプリの時代」。
中でも会員数が多く、アラフォー世代にも人気なのが「ペアーズ」です。
しかし、その一方で「遊び目的の男性も多い」「メッセージは続くのに会えない」など、リアルな悩みも多く寄せられています。
この記事では、実際にペアーズで婚活している女性たちの体験談や、心理学的分析を交えながら、“真剣な男性”を見抜くためのチェックリストを徹底解説します。
なぜ「真剣な男性」を見抜くのが難しいのか?
ペアーズをはじめとしたマッチングアプリには、数多くの男性が登録しています。
プロフィールだけでは「誠実そう」「好印象」と感じても、実際にやり取りを重ねるうちに「ん? 何か違う」と違和感を覚えるケースも少なくありません。
理由はシンプルで、“オンライン上では演出が可能”だからです。
人は第一印象を良く見せようとする心理を持っています。
これは「自己呈示理論」と呼ばれ、恋愛・婚活において特に強く働きます。
つまり、最初に見えるプロフィールや写真は「理想の自分」であり、「現実の自分」ではない場合が多いのです。
特にアラフォー世代の女性が注意したいのは、「真剣っぽい雰囲気」に惑わされないこと。
婚活では「誠実そうな言葉」よりも、「行動」で判断する力が必要です。
匿名相談:「ペアーズで出会った彼、真剣なのか分かりません」
マッチングしてすぐに「運命を感じた」「すぐ会いたい」と言ってくれる男性がいました。
最初は嬉しくて舞い上がってしまいましたが、会ってみると話が浅く、将来の話も曖昧。
数回会ってから連絡が減り、「忙しい」と言われるようになり、最終的には自然消滅でした。
彼は本当に真剣だったのでしょうか?(40歳・女性)
このような相談は非常に多いです。
「真剣交際を求めている」と言いながら、実際には“恋愛ごっこ”や“暇つぶし”の男性も存在します。
一見誠実そうに見える男性ほど、女性の心理を理解して巧みに距離を詰めてくることもあるため、注意が必要です。
【チェックリスト①】プロフィールで見抜ける「誠実度」
プロフィールは「その人の世界観」を映す鏡。
どんなに顔写真が好印象でも、文章の中に“真剣度”がにじみ出ていなければ、警戒するべきです。
- 1. 結婚への意思が「すぐにでもしたい」「1〜2年以内」と明確に書かれているか
- 2. 職業や年収、生活スタイルが具体的に書かれているか
- 3. 写真が自然体で、加工や自撮りばかりではないか
- 4. 趣味・休日の過ごし方がリアルで一貫性があるか
- 5. 自分のことだけでなく、「パートナーへの希望」も具体的に書かれているか
たとえば、「一緒にいて安心できる関係を築きたい」「お互いを尊重し合える人が理想」などのフレーズは、誠実な男性がよく使う言葉です。
一方で、「優しい人」「楽しい人」など抽象的な表現ばかりの男性は、具体的なイメージを持っていない可能性があります。
【チェックリスト②】メッセージで分かる「本気度」
マッチング後のメッセージのやり取りは、相手の“誠実さ”が最も表れやすい部分。
心理学的にも、メッセージの頻度・内容・質問の深さには“関心度”が明確に反映されます。
誠実な男性の特徴
- メッセージのテンポが安定している
- 質問が一方的ではなく、会話がキャッチボールになっている
- プロフィール内容を覚えていて、そこから話題を広げてくる
- 絵文字やスタンプを適度に使い、丁寧な言葉づかい
- 「まずはお互いをよく知ってから」と段階的に進めようとする
注意すべき男性のサイン
- 「会おう」「写真見せて」など、初期段階で距離を詰めすぎる
- メッセージが短文・単調で質問がない
- 仕事やプライベートの話を避ける
- LINE交換を急ぐ・通話を強要する
- 夜遅い時間にだけ連絡してくる
こうした特徴がある男性は、「関係を深める」よりも「手軽な関係を求めている」可能性が高いです。
焦らず、一定期間メッセージを続けた上で判断することが大切です。
【体験談①】メッセージで違和感に気づいたケース
Eさん(39歳)は、ペアーズで出会った男性と毎日メッセージを交わしていました。
最初は丁寧だった彼が、2週間後には「会ってみたい」「夜ご飯行こう」と急にアプローチを強めてきたそうです。
会う約束をすると、指定されたのは夜のバー。
「お昼やカフェに変更したい」と伝えた瞬間、彼の返信が止まりました。
Eさんは後から、「あのとき直感を信じて良かった」と語っています。
心理学的に見ると、これは「誠実な関係を築く意思がない相手」が、相手の反応を見て“投資を引き上げた”典型的なパターンです。
真剣な男性は、相手が安心できるシチュエーションを自然に選びます。
【チェックリスト③】会う前に確認すべきポイント
「会う」タイミングは、婚活の中で最も重要なステップです。
初対面の段階で“本気度”が見えてしまうことも多いため、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 1. デートの日時を明確に決めようとするか
「また時間が合えば」「今度ご飯でも」など曖昧な言葉を多用する男性は、予定を本気で立てていません。 - 2. 場所の選び方
昼間・人通りの多いカフェやレストランを選ぶ男性は、誠実で配慮ができるタイプ。
逆に、夜の飲み屋や個室を好む男性は注意が必要です。 - 3. 当日のマナー
遅刻やドタキャンがある男性は、その時点で誠実さに欠けます。
第一印象がそのまま“関係の未来”を映すと考えてよいでしょう。 - 4. 会話の内容
あなたの話をよく聞き、質問してくれる男性は“関心のあるサイン”。
逆に、自分の話ばかり・過去の恋愛を語る男性は「自己中心的な傾向」が強い可能性があります。
心理学的には、「相手に興味を持って質問する行為」=「共感的コミュニケーション」。
これは長期的な関係を築くために欠かせない要素であり、真剣な男性ほど自然に行っています。
【体験談②】誠実な男性との出会い
Fさん(42歳)は、何度もマッチングを繰り返す中で、真剣な男性との出会いを経験しました。
最初のメッセージから「お互いをよく知る時間を大切にしたい」と言ってくれた彼。
デートの約束も、「平日休みのあなたに合わせたいから、早めに予定を立てよう」と提案してくれたそうです。
会った当日、彼は手土産を持参し、丁寧な言葉づかいで終始リードしてくれました。
会話の中では「結婚に対してどんな考えを持っていますか?」と自然に聞かれ、Fさんは「この人は本気なんだ」と感じたそうです。
現在その男性とは交際中で、結婚を前提に関係を進めています。
Fさんが語る成功の秘訣は、「焦らず、違和感のない人を選ぶこと」。
「アプリ婚活は“数”より“質”です。
ちゃんと向き合う姿勢のある人は、メッセージの時点でわかります」と話してくれました。
【心理学的分析】“誠実な男性”は行動の一貫性で見抜ける
人間の心理には「認知的一貫性」という法則があります。
つまり、“言葉と行動が一致する人”ほど信頼できるということ。
恋愛においても、誠実な男性は「言ったことを実行する」「約束を守る」傾向が高いです。
反対に、“口だけで動かない男性”は要注意。
心理学ではこれを「自己愛的傾向」と呼び、自分がよく見られることを優先するタイプです。
こうした男性は、相手を思いやるよりも“自分がモテている状態”に満足してしまうため、真剣交際には向いていません。
次回(第2回・後半)では、「ペアーズで真剣な男性を選び抜く具体的ステップ」や、
「結婚を見据えた会話術」「実際の成功体験談③・④」「やめるべきサイン」などを詳しく紹介します。
【チェックリスト④】やり取りが続いた後の「違和感」に注目する
マッチングしてメッセージが続き、何度か会ったとしても、「この人、本当に私と将来を考えているのかな?」と感じる瞬間はあります。
この違和感を放置すると、後々「時間を無駄にした」と後悔することにもなりかねません。
心理学的に見ると、違和感は「潜在的な警告信号」。
言葉よりも非言語的なサイン(態度・行動)に注目すると、真剣度をより正確に見抜けます。
違和感リスト:本気でない男性の典型パターン
- デート後の連絡が減る
- 「次はいつ会える?」と自分から提案してこない
- 「結婚」や「将来」などの話題を避ける
- 過去の恋愛を頻繁に話す
- 「君といると楽しい」と言うが、深い話に踏み込まない
特に、「結婚の話をすると急に距離を取る」「忙しい」を理由に会う頻度を減らす男性は、
“恋愛はしたいけど、責任を持ちたくない”タイプの可能性が高いです。
この段階で「私が頑張れば変わるかも」と思ってしまう女性が多いのですが、残念ながら逆効果です。
相手の誠実さは、あなたがどれだけ我慢できるかではなく、彼がどれだけ誠実に向き合うかで決まります。
【Q&A】彼は真剣?遊び?判断がつかないときの見極め法
Q:会話も続くし、優しい。でも結婚の話題を出すと避けられます。どうすればいい?
A:これは典型的な「感情的にはつながっているけれど、目的が違う」ケースです。
男性は「今の関係を壊したくない」と考え、核心的な話題を避けることがあります。
しかし真剣な男性は、結婚の話を「避ける」のではなく、「共有しよう」とします。
あなたが将来の話をしたときに、彼がどう反応するかが一つの判断基準です。
Q:彼から連絡が減っても、まだ好きです。追いかけた方がいい?
A:心理学的には「好意の一方的投資」は、相手の価値判断を下げる傾向があります。
あなたが追うほど、相手は「いつでも戻れる」と安心してしまい、関係が逆転するのです。
真剣な関係を築きたいなら、「私はあなたと本気で向き合いたいけど、片想いでは続けられない」と冷静に伝えましょう。
言葉にできる女性は、結果的に誠実な男性を引き寄せやすいです。
Q:複数の男性とやり取りするのは悪い?
A:いいえ。初期段階ではむしろ複数の相手と話す方が、比較・客観視できるためおすすめです。
心理学的にも「選択肢を広げることで焦燥感が減り、冷静な判断ができる」と言われています。
ただし、感情移入しすぎず、誠実な対応を心がけましょう。
真剣な男性は“あなたの誠実さ”をちゃんと見ています。
【チェックリスト⑤】本気の男性が必ず見せる「3つの行動」
1. 言葉ではなく「行動」で示す
「好き」「大切にしたい」などの言葉よりも、行動が一致しているかを見ましょう。
たとえば「次も会いたい」と言った男性が、実際に日程を提案してくるなら本気度が高いです。
行動心理学ではこれを「実行意図の形成」と呼び、誠実な人は“言葉を行動に移す力”を持っています。
2. あなたの都合を優先してくれる
自分の予定だけを押し付けず、「あなたのペースを尊重する」男性は真剣です。
アラフォー婚活では、仕事・家庭・生活スタイルの違いがあるため、
お互いのペースを合わせようとする姿勢が何よりも大切になります。
3. 感情的ではなく、安定したコミュニケーションを取る
真剣な男性ほど、「浮き沈みが少ない」のが特徴です。
恋愛初期の盛り上がりよりも、安定的に信頼を築こうとする態度が見えるはずです。
逆に、気分で態度が変わる男性は「感情優先型」。
結婚後の関係維持には向かないタイプです。
【体験談③】“LINE頻度”で本気度を見抜いた例
Gさん(41歳)は、ペアーズで出会った男性とやり取りを始めたとき、
「毎日LINEするのは面倒じゃない?」と一度確認したそうです。
そのとき彼が返した言葉が「大切な人なら、面倒なんて思わない」でした。
そこから1年以上交際を続け、現在は婚約中とのこと。
彼の行動を振り返ると、
・返信が遅れても必ず理由を説明する
・相手の生活リズムに合わせて連絡時間を調整する
・週末デートの予定を自分から立てる
といった一貫した誠実さがありました。
心理学的に見ても、「一貫性のある行動」は“信頼の最も強いサイン”です。
【体験談④】遊び目的の男性から学んだ「教訓」
Hさん(38歳)は、外見がタイプの男性に惹かれ、3回目のデートで関係を持ちました。
彼は「将来の話もしたい」と言っていたのに、その後急に連絡が途絶えました。
Hさんは深く傷つきましたが、冷静になって振り返ると、
「彼は私の話をあまり聞いていなかった」「デート場所も夜ばかりだった」と気づいたそうです。
Hさんはその後、「私を大切にしてくれる人を選ぶ」と決意。
半年後、ペアーズで知り合った誠実な男性と出会い、穏やかな関係を築いています。
この経験を通じて彼女は「焦りがあると、見抜けるはずのサインを見落とす」と語っています。
【心理分析】“焦り”が誤った相手選びを招く理由
婚活心理学で重要なのが、「焦りのメカニズム」です。
人は不安や孤独を感じると、理性よりも“感情の報酬”を優先する傾向があります。
これを「感情的意思決定」と呼び、短期的な安心を得ようとして冷静さを失うのです。
つまり、「とにかく誰かに選ばれたい」という気持ちが、誠実でない相手を引き寄せてしまう原因になります。
アラフォー婚活世代にとって大切なのは、“選ばれる”ではなく“選ぶ”姿勢です。
「私は真剣に向き合う相手を探している」と明確に意識するだけで、
相手の態度・言葉・行動のどこに本気度があるか、自然と見えてきます。
【具体的改善方法】誠実な男性を引き寄せるプロフィール戦略
真剣な男性を見抜くのと同じくらい重要なのが、あなた自身の発信内容です。
ペアーズではプロフィールを整えることで、誠実な男性からのアプローチが増えます。
- 写真:自然光の下で笑顔の写真を1枚+全身が分かる写真を1枚
- 自己紹介:「仕事」「趣味」「将来への価値観」を具体的に記載
- 希望:「一緒に成長できる関係を築きたい」など前向きな表現を使用
- 避ける表現:「遊び目的の方はご遠慮ください」などの防御的言葉
心理学的に「ポジティブな印象を与える自己紹介文」は、相手の“信頼回路”を刺激します。
誠実な男性ほど「前向きで自立した女性」に惹かれます。
これは恋愛ホルモンであるオキシトシンが“安心感を与える相手”に反応するためです。
【婚活疲れ対策】メンタルを保つ3つの方法
長期間婚活を続けると、どうしても「疲れた」「もうやめたい」と感じる瞬間が訪れます。
これは自然なことです。
心理学的に、継続的な期待と失望の繰り返しは「情動消耗」を引き起こします。
以下の方法で、心を回復させながら前に進みましょう。
- 1. 婚活日を決めて、休息を取る
週に1〜2日は婚活アプリを開かない日を設定するだけで、脳がリフレッシュします。 - 2. 婚活仲間を作る
同じ悩みを共有できる仲間がいることで、孤独感が減り、前向きな視点を保てます。 - 3. 自分を責めない
うまくいかない時期は「ご縁のタイミングが合わなかっただけ」と捉えましょう。
婚活は競争ではなく、共鳴です。
【まとめ】ペアーズで誠実な男性を見抜く最終チェックリスト
最後に、これまでの内容を簡潔にまとめた「真剣男性チェックリスト」をご紹介します。
- プロフィールが具体的で、将来への意識が見える
- メッセージが丁寧で、質問がバランス良く続く
- デートを誠実に提案し、日程を明確に決める
- あなたの意見やペースを尊重してくれる
- 行動が言葉と一致している
- 結婚の話題を自然に共有できる
- 夜の誘いや曖昧な約束を避ける
- 感情の起伏が安定しており、安心感を与える
この8項目のうち、6つ以上が当てはまれば、その男性は「真剣交際の可能性が高い相手」です。
焦らず、一つひとつを丁寧に観察しながら、信頼できる関係を築いていきましょう。
【おわりに】婚活は「相手を見抜く」より「自分を理解する」旅
婚活を続けていく中で、誰もが一度は「何が正解なの?」と悩みます。
しかし、真剣な男性を見抜く力とは、実は「自分がどう生きたいか」を知る力でもあります。
相手に合わせる恋愛から、“自分の軸で選ぶ婚活”へ。
それが、アラフォー世代の婚活成功への最短ルートです。
あなたが心から安心できる相手と出会えることを願っています。

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