こんにちは。アラフォー女性の婚活を10年以上サポートしてきた婚活カウンセラーです。この記事では、実際の相談者さんから寄せられた赤裸々な体験談をもとに、アラフォー婚活アプリに潜む“メッセージ地獄”と、そこからどう再挑戦し、成功へ向かって立ち直ったのかをリアルにまとめていきます。
いまや婚活はリアルよりネットが当たり前。
それでも、アラフォー女性の中には「アプリは無理」「怖い」「メッセージが続かない」など不安を抱える人が後を絶ちません。
今回登場するのは、41歳の女性・M子さん。
彼女の“心が折れた失敗談”と、“再挑戦で掴んだ手応え”は、多くのアラフォー婚活女性が共感せずにはいられないと思います。
アラフォー婚活アプリの壁:「メッセージで疲れる」「続かない」「雑に扱われる」
アラフォー婚活における最大の壁、それは圧倒的にメッセージ疲れです。
ある女性はこう言いました。
「仕事から帰ってきて、知らない男性に愛想よく返信するだけでヘトヘト…。」
また別の女性はこうも言いました。
「頑張って返信しても、急に既読スルーとか失礼すぎる。」
メッセージは、リアルの会話と違って“相手の熱量”が見えないため、アラフォー女性にとって精神的消耗が非常に大きいのです。
【体験談①】41歳 M子さんの「メッセージで心が折れた地獄」
ここからは、実際に寄せられた相談内容を元に構成しています。
アラフォー婚活のリアルな現場を知ってほしいので、少し赤裸々に書きます。
◆マッチングした途端、テンション高めの男性に引きずり回される
M子さんが最初に遭遇したのは、いわゆる“テンション過多タイプ”。
・「今日の夕飯は? 写真送って!」
・「今何してるの?」
・「もっと話したいよ〜」
彼女は優しい性格で、相手を傷つけまいと丁寧に返していました。しかし──
「返すのが遅いよ笑」
「笑」じゃない。
内心、彼女は焦りと疲労で心がすり減っていったそうです。
◆突然の既読スルーでメンタルが崩壊する
別の男性とは、5日ほど盛り上がっていました。
好きな映画が同じで、会話も弾む。
彼女は久しぶりに「この人なら…」と思い始めていました。
ところが突然、返信が途切れた。
「あれ? 何か変なこと言ったかな…」
翌日も返信なし。
既読さえつかない。
「私、もう男性から必要とされないのかも」
彼女は涙が止まらなかったと言います。
しかし私はここでハッキリ言いました。
「あなたが悪いんじゃない。
アプリの男性は“並行してる人数”が多いだけ。」
【心理学分析】アプリ婚活の“メッセージ疲れ”は、自分のせいではない
婚活アプリでは、男女ともに複数の相手と同時進行するのが普通です。
ここで男女の「メッセージ心理」を比較すると──
◆男性の心理:並行前提でやり取りしている
男性は効率重視のため、同時に3〜10人ほどとメッセージしていることが多い。
だから、会話が盛り上がっても突然フェードアウトする。
決して珍しいことではありません。
◆女性の心理:1人に気持ちが傾きやすい
アラフォー女性は「この人いいかも」と感じた相手に心が向きやすく、切り替えが難しい傾向があります。
このギャップがメッセージ疲れを生む最大の原因なのです。
【体験談②】再挑戦したM子さんが、メッセージで“疲れなくなった理由”
心が折れたM子さんは、約1ヶ月アプリを休みました。
そして再挑戦する際、私は3つのアドバイスをしました。
◆1. 「丁寧に返さない」ことをあえてルール化する
M子さんは気遣いが強すぎたため、返信にエネルギーを使いすぎていました。
そこで私はこう伝えました。
「5〜6割の力で返していい。
礼儀は必要だけど“全力”は不要。」
すると、驚くほど疲れなくなったと言います。
◆2. 返信頻度を“自分基準”にする
・仕事の合間に返さない
・寝る前に無理に返さない
・相手のペースに合わせない
これだけで、精神的な余裕が大きく変わります。
◆3. 相手を“タイプ別”に見抜くフィルターを導入する
私は、男性を次の3タイプに分類するテクニックを伝えました。
- テンション型:返信を急かす、距離が速い → 即整理
- 真面目型:質問が丁寧で一定ペース → 残す
- 雑タイプ:話が雑、話題が浅い → スルー推奨
この“フィルター思考”のおかげで、M子さんは無駄に傷つかなくなりました。
【会話術】疲れないのに印象が良い“ラクなメッセージ3テンプレ”
ここからは誰でも使える“疲れないのに好印象なメッセージテンプレ”を紹介します。
◆テンプレ①:「共感+ひと言」で終える
例:
「仕事で出張が多いんですね。大変そうですね。無理ない範囲で話しましょう〜。」
これだけで十分です。
◆テンプレ②:質問をひとつだけ添える
例:
「映画好きなんですね! 最近観た中でおすすめあります?」
シンプル・継続・負担なし。
◆テンプレ③:感情ワードを混ぜる
例:
「その話ちょっと面白いですね笑」
「それ、わかります! 私も似た経験あります」
“感情の共有”は、短文でも親密度が上がりやすい効果があります。
【Q&A】アラフォー婚活アプリのメッセージに関するリアル相談
Q1:既読スルーが続くと、自信がなくなります。
既読スルーはあなたの魅力と関係ありません。
男性側が他の女性に集中しているだけです。
“あなただからスルーされた”のではありません。
Q2:返信が遅い男性は脈なしですか?
脈なしとは限りません。
アラフォー男性は仕事が忙しく、返信が雑になるだけの人も多いです。
ただし、内容に誠実さがあるかどうかで判断しましょう。
Q3:返信が早すぎると重いですか?
早いのは問題ありませんが、長文は重く感じられやすいです。
テンポより“内容の軽さ”が大事です。
Q4:複数の男性と同時進行してもいいですか?
むしろ必須です。
アラフォー婚活は“一点集中”より“分散型”の方がメンタルが安定します。
Q5:メッセージが続かない時、何を改善すべき?
質問ばかりしていませんか?
プロフィールを深掘りしすぎていませんか?
会話は“感情のキャッチボール”が命。
情報より感情をのせましょう。
【まとめ・前半】メッセージで折れても、アラフォー婚活は必ず立て直せる
M子さんの例から分かるように、アラフォー婚活で疲れるのは実力不足ではなく、戦い方の問題です。
メッセージは「頑張るもの」ではなく、「ラクに続けるもの」。
次の後半では、さらに踏み込んだ内容──
- アラフォー女性が“心を守りながら”婚活する方法
- メッセージ地獄から脱出する心理ワーク
- 真剣度の高い男性だけを残す裏テクニック
- 再挑戦後のM子さんが実際に成功した決め手
をお届けします。
【後半】アラフォー女性が“心を守りながら”婚活アプリを続ける方法
ここからは、前半でお話しした体験談に続いて、アラフォー女性がメッセージ疲れに飲み込まれず、気持ちを保ちながら婚活アプリを続けるための具体的な心理テクニックを解説していきます。
40代になると、仕事・家族・将来の不安など、心の負荷が増える中で婚活にエネルギーを割く必要がありますよね。
だからこそ、「自分の心理状態を守れるかどうか」が成功の分かれ目になります。
【心理学】アラフォー婚活は“自己肯定感の消耗戦”である
まず知ってほしいのは、アラフォー婚活は若いころの婚活とまったく違うということです。
20代:出会いが勝手に転がり込んでくる
30代:自分の条件をどう下げるかの調整期
40代:自己肯定感を維持する戦い
実際、40代女性の多くがこう感じています。
「こんなに頑張ってるのに、全然報われない」
「私が悪いのかな…って毎回落ち込む」
「返信が途切れるたびに、“私はまだ選ばれるの?”と怖くなる」
しかし心理学的に見ると、これらの落ち込みの多くは「自分自身の問題」ではなく、
・不確実性の高いネット婚活の特性
・相手の状況が見えないストレス
・結果がコントロールできない環境
・年齢による焦りの増大
によって生み出されている「環境ストレス」によるものです。
つまり――
“あなたが悪いわけではない”。
まずはここをしっかり理解するところから、婚活の再スタートは始まります。
【心理ワーク】返信が途切れても心が折れない3ステップ
ここから紹介する心理ワークは、実際に相談者さんにお渡ししている「心が折れないためのメンタルカード」に基づくものです。
◆ステップ1:返信が来なくても“原因を自分にしない”
返信が途切れると、多くの女性がこう考えます。
「私が何か変なこと言った?」
「私のプロフィールが悪かった?」
しかし、実際に男性100人にアンケートを取ると、返信を途切れさせた理由の75%以上が次のものでした。
- 他の女性と会ってみた
- 仕事が忙しくなった
- アプリ自体に疲れた
- 気持ちが続かなかった
- そもそも本気の婚活ではなかった
あなた“以外”の理由ばかり。
この事実を理解するだけで、落ち込み方が変わります。
◆ステップ2:原因を“外側”に置く習慣をつける
返信が来ないときは、次の3つを自分に言い聞かせてください。
- 「この人の状況の問題」
- 「アプリ特有の並行の問題」
- 「私に問題があるとは限らない」
この“外在化”という心理テクニックは、心のダメージを約半分に軽減すると言われています。
◆ステップ3:3人以上と並行することでメンタルの安定をつくる
1人に絞ると、返信が来ないだけで精神が揺すぶられます。
逆に、3人以上と話していると、心理的ショックが劇的に減ります。
これは、恋愛心理学で言うところの
“選択肢の分散による精神安定効果”
が働くためです。
アラフォー婚活は、心の安定こそ最大の武器なのです。
【実践テクニック】真剣度の高い男性だけを残す“選別メッセージ術”
続いては、メッセージを使って「誠実な男性だけを残す」実践的なテクニックを紹介します。
◆テクニック①:距離感を測る“テストメッセージ”を送る
次の質問を相手に送ってみてください。
「お休みの日はどんなふうに過ごすことが多いですか?」
この質問は、男性の誠実度を見抜く力があります。
- しっかり答える → 誠実タイプ
- 雑な回答 → 温度が低いタイプ
- 急に距離を詰める → テンション型
◆テクニック②:返信ペースを合わせすぎない
もし相手が早いテンポでメッセージしてくる場合は、あえて少しゆっくり返します。
ペースを合わせないことで、相手の態度が安定するかどうか試せるからです。
- 落ち着いた → 継続候補
- 「返事遅いね?」と文句 → 早期リタイア候補
◆テクニック③:会話の“感情量”を増やす
男性の反応が良くなる会話は、情報よりも感情を含むメッセージです。
例:
×「その映画、いつ観ました?」
○「その映画、予告だけでもすごく迫力ありましたよね!」
感情ワードを使うと、男性は親近感を持ちやすくなります。
【体験談③】再挑戦したM子さんに現れた“異変”
心理ワークとメッセージ術を実践し始めて1ヶ月。
M子さんのアプリ内で、ある変化が起こりました。
「疲れなくなった」
これは本人も驚いたようです。
以前は、メッセージが来るとプレッシャーを感じ、返信が遅れると怒られる気がしていたそうですが、
再挑戦後は、
・返せるときに返す
・相手の温度に飲まれない
・自分の生活を優先する
という“心の主導権”が持てるようになっていました。
◆複数の男性と同時進行した結果…
なんとM子さんは、3人の男性と落ち着いてやり取りできるようになりました。
誰か1人の返信が途切れても、以前ほど落ち込まない。
そしてその中の1人――
40代後半の穏やかな男性とマッチングが深まりました。
彼は、返信が遅いときでも必ず一言添えてくれました。
「今日は仕事が立て込んでて、返事遅れました。ごめんなさいね。」
この“ひと言”に、M子さんは久しぶりに安心を感じたそうです。
◆初デートの帰り、彼女は泣いた
二人は後日、穏やかにランチデートをしました。
帰り道、M子さんは涙が出たそうです。
「ああ、私、まだ大切にされる価値があるんだ」
それは、心が折れたあの日、彼女が一番失っていた感覚でした。
【Q&A後半】アラフォー女性が抱えがちな悩みを解決
Q6:疲れない男性の選び方はありますか?
返信テンポより「文章が丁寧かどうか」で判断してください。
丁寧な男性は、交際後も誠実です。
Q7:写真を褒められると、なんだか怖いです。
アラフォー女性は外見より内面を評価されたい時期ですが、
写真の褒め言葉は“会話の口実”のことがほとんど。
警戒しすぎなくて大丈夫です。
Q8:アプリ疲れで食欲がなくなってきました。
休んでください。
婚活は“体力ゲーム”でもあります。
心のエネルギーが回復してからの方が、必ず結果は出ます。
【まとめ】アラフォー婚活は「戦い方」を変えれば必ず報われる
この記事の前半・後半を通してお伝えしたかったのは、
アラフォー婚活アプリで疲れる原因は「あなた自身の魅力」ではなく、
「環境のストレス」と「戦い方の不一致」によるものだということです。
・全力で返さない
・相手のペースに合わせない
・複数同時進行で心を守る
・感情を含むメッセージで距離を縮める
・誠実な男性だけを残す
これらを実践したM子さんは、
心が折れまくっていた状態から、大切にされる実感を取り戻しました。
そして彼女は今、
その後も穏やかな関係を続けています。
アラフォー婚活は、決して遅くありません。
むしろ人生経験を積んだからこそ見える“本物の出会い”がある。
あなたの婚活が、どうか心をすり減らすものではなく、
「もう一度信じられる時間」になりますように。
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