こんにちは。40代女性の婚活を専門にサポートしてきた婚活カウンセラーです。今回は、アラフォー婚活の中でも特に相談が多い「子どもが欲しい」というテーマを扱います。
40代女性にとって、子どもの話題はタブーにもなりがちですが、ここでは“赤裸々”に、そして実際の婚活現場で起きているリアルを包み隠さずお伝えしていきます。
マスコミが書くような上っ面の成功談ではありません。ゼクシィ縁結びという、今やスタンダードになったネット婚活の現場で、葛藤し、泣いて、失敗して、それでも前に進んだ女性たちの生の声をお届けします。
◆アラフォー婚活で「子ども希望」を言い出せない女性たちの本音
子どもが欲しい。でも、40代という年齢を考えると重く受け取られたら嫌だし、引かれるのも怖い。その結果、口を閉ざしてしまい、相手との温度差が生まれる──これはアラフォー婚活で最も多い“ミスマッチ”です。
実際、相談に来る女性の7割以上が、初回デートどころかメッセージの段階で「子どもの話題を避けている」と答えます。しかし、その“避ける”という行動が、後の大きなすれ違いにつながるのです。
心理学的にいうと、これは「拒否回避行動」。拒絶されることを恐れて、自分にとって重要なテーマを後回しにしてしまう現象です。
しかし婚活において、将来像のすり合わせは最重要項目。特にアラフォー婚活では、話すのが早ければ早いほどミスマッチが減ります。
◆【体験談①】42歳・佳代さんの“タイムリミットの恐怖”と涙の婚活
佳代さん(仮名・42歳)は、公務員として忙しく働きながら、子どもを持つ夢をずっと胸に抱いてきました。しかし、結婚を意識していた彼氏とはすれ違いが続き、39歳で破局。それからの3年間、ひたすら自信が削られる婚活の連続だったといいます。
ゼクシィ縁結びに登録した当初は、プロフィールに「子どもが欲しい」という言葉を書けず、モヤモヤした気持ちを抱えたまま男性とマッチングし続けました。
ある男性との3回目デート後、「実は子どもを希望している」と打ち明けたところ、「え……もっと早く言ってほしかった。正直、自分は考えてない」と言われ、帰りの電車で泣き崩れたと話してくれました。
●心理分析:なぜ“言えない”のか?
40代女性が子どもの話を避けるのは、単なる遠慮ではありません。心理学的には「自己価値の低下」が影響していることが多いのです。
“言ったら断られるかもしれない=私は選ばれないかもしれない”という恐れが、自分の本音を封じ込めてしまうのです。
●改善方法:希望条件は“最初から明確に書く”
子ども希望は「重い」どころか、同じ希望を持つ男性にとっては“見つけやすい情報”になります。
実際、プロフィールに「子どもを希望しています。タイミングなどは話し合って決めたいです」と書いただけで、佳代さんはマッチング数が1.8倍に増えました。
男性側も「こちらも子ども希望です」と明確に返しやすくなるため、会話のすり合わせがスムーズになります。
◆【体験談②】44歳・亜紀さんの“理想の男性ばかり追う沼”からの脱出
次に紹介するのは、「子どもが欲しい」という希望があるにもかかわらず、理想の男性像にこだわりすぎてしまった例です。
亜紀さん(44)は、以前から「子どもは授かれたら嬉しい」と考えていましたが、理想条件は次の通りでした。
- 年収700万以上
- 身長175cm以上
- 年齢は同年代まで
- 家事ができる
- 価値観が合う
- 優しい・穏やか・包容力ある
これ、完全に“理想の絵画”状態です。
●心理学的分析:アンカリング効果の罠
過去に出会った男性や元彼の良かった部分が基準になり、それ以上を求めてしまう心理が働いていました。
また「40代になったからこそ妥協したくない」という思いも強くなり、現実とのギャップが大きくなっていったのです。
●改善方法:子ども希望の優先順位を最上位に置く
私が彼女に提案したのは、「希望条件を“未来への影響度”順に並べる」という方法です。
その結果、亜紀さんが選んだ“絶対に譲れない条件”はたった3つでした。
- 子どもを望んでいること
- 価値観が近いこと
- 健康的で誠実な生活をしていること
この3つにするだけで、マッチング数が3倍に跳ね上がりました。
さらに「年収400〜500万だけど価値観が合う優しい男性」と出会い、現在は事実婚を前提に同居中です。
◆【体験談③】45歳・志保さん:会話が苦手で“沈黙デート連発”だった彼女が逆転した理由
アラフォー婚活で最も多い悩み。それが「会話が続かない」。
志保さん(45)は専門職で仕事はバリバリこなすけど、恋愛となると途端に口数が少なくなるタイプでした。特に「子ども希望」というセンシティブな話題をどう切り出せばいいかわからず、沈黙のたびに自分を責めていたといいます。
初回デートで相手に気を遣いすぎて、質問もできないまま時間だけが過ぎ、「つまらなかったかな…」と自己嫌悪になるパターンが続きました。
●心理分析:自己注目の過剰
「変なこと言わないようにしなきゃ」
「軽く見られたら嫌だ」
このように、視点が“自分自身”に向きすぎると、会話に集中できなくなります。心理学ではこれを「自己注目の過剰」と呼びます。
●改善方法:質問テンプレを準備しておく
話すのが苦手なら、話す量そのものを減らしていいのです。
以下のように質問テンプレを用意し、聞く側に回るだけで会話が自然と流れます。
- 「休日はどんな風に過ごしていますか?」
- 「仕事のどんなところが好きですか?」
- 「これからどんな生活を送りたいですか?」
- 「子どもについては、どんな考えを持ってますか?」
特に最後の質問は、子ども希望の女性にとって“切り出しやすい魔法の言葉”です。
この方法に変えてから、志保さんは3人の男性と継続デートに進むことができました。
◆Q&A:アラフォー婚活でよくある悩み(1〜4問)
Q1. 子どもの話をすると敬遠されませんか?
A. まったく逆で、明確に書くほうが「同じ将来像を持つ男性」が寄ってきます。誠実な男性ほど、最初から価値観が確認できることを好みます。
Q2. 初回デートで子どもの話題は早すぎますか?
A. 重くならない程度に触れるのはOK。「将来どういう生活をしたいか」という大きなテーマの中に自然と含める形がおすすめです。
Q3. 年齢的に妊娠が難しいかも…それでも言うべき?
A. 言うべきです。「授かれたら嬉しい」というスタンスで構いません。“隠されていたこと”に男性がショックを受けるほうが悪影響があります。
Q4. 子どもを望む男性は40代でも多いですか?
A. はい、意外と多いです。特にバツイチ男性は「次こそ家庭を持ちたい」と考えるケースが増えています。
将来像が合う男性と出会えた理由③:会話術を“未来ベース”に変えたから
アラフォー婚活で強く実感するのですが、「過去の恋愛」や「元旦那とのトラブル」など、気づけば話題が“過去寄り”になりがちです。これは心理学的にいうと、防衛本能が働いている状態で、「相手に誤解されたくない」「自分を正しく理解してほしい」という気持ちが強いときに起こりやすい傾向です。
しかし、将来像が合う男性を引き寄せた彼女・Aさん(41)は、プロフィール添削と並行して“会話の軸を未来の話に切り替える”という練習を行いました。
これが本気で効きました。
■実際の会話改善例(ビフォー→アフター)
ビフォー:
「私は前の結婚で色々あって…。正直もう結婚に向いていないのかなと思ったんです」
アフター:
「前は少し大変でしたが、いまは“どんな家庭を作りたいか”をしっかり考えられるようになりました。あなたは将来の家庭像、どんなイメージを持っていますか?」
この変化だけで、相手の反応は大きく変わります。
とくに子ども希望のアラフォー女性にとって、未来ベースの話し方は強力な武器になります。
心理学的に、人は
「未来を一緒に思い描ける相手」に安心感と好意を抱きやすいからです。
この会話術を手に入れたAさんは、マッチング後3回目のデートで男性の方から自然とこんな言葉を引き出しました。
「子どもが欲しいなら、僕は真剣に考えたい。年齢のことも含めて、無責任な関係にはしたくない」
これぞまさに“将来像が合う男性”のサイン──。
将来像が合う男性と出会えた理由④:自分の“適正ライン”を理解したから
アラフォー婚活で失敗が続く原因の一つに、「理想ラインと現実ラインのズレ」があります。
もちろん理想を持つことは悪くありません。
ただ、現場で多くのケースを見ていると、「ズレたまま婚活を続ける」ほど時間を失いやすいものもありません。
Aさんは相談時、典型的な“婚活迷子”の状態でした。
- 年収700万円以上は絶対条件
- 初婚が望ましい
- 見た目は清潔感があって“誠実そう”な人
- できれば都内在住
……ここまではまだ理解できます。しかし、深掘りすると、
- 専業主婦が理想
- 自分は転職したばかりで収入が不安定
- 子どもは2人欲しい
──この条件のままでは、出会えるはずがありません。
■“理想の棚卸しワーク”で何が変わった?
私のサポートでは、まず「譲れない条件」「あったら嬉しい条件」を厳密に仕分けるワークを行います。
やってみると、Aさんは気づきました。
●本当に譲れなかった条件
・誠実さ
・子どもを一緒に望めること
・経済的に安定していること(年収の最低ラインを600万→500万に下げた)
●“あると嬉しい”条件に格下げしたもの
・初婚
・都内在住
・専業主婦希望 → 共働きでOK(産後数年の時短であれば問題なし)
この「現実と自分の幸福ラインを一致させる作業」が、婚活では刺さるのです。
条件の“取捨選択”が明確になったことで、マッチング数は3倍以上に増え、会話も自然に。「条件」ではなく「将来像」で相手を見ることができるようになりました。
アラフォー女性の“子ども希望婚活”が難しい理由(心理学的分析)
子どもを希望するアラフォー女性の婚活が難しくなる背景には、いくつかの心理要因が絡んでいます。
■1. 焦りによる「自動思考の暴走」
40代になると「時間の残量」が強く意識されます。この焦りは、自動思考(瞬間的に浮かぶ不安)を増幅させ、次のような言動につながります。
- “最初から条件で相手を判断しすぎる”
- “少し合わないだけで即お断り”
- “好意を向けられても信じない”
こうした思考は男性から見ると「壁がある」印象になります。
■2. 過去の恋愛の傷が“自己防衛反応”として出る
アラフォー女性の多くは、一度は大きな恋愛や結婚の挫折を経験しています。
そのため、心理的に「自己防衛」が強く働き、
・弱みを見せられない
・本音を言えない
・素直に甘えられない
こうした“心のクセ”が出やすくなります。
■3. 理想像の固定化(認知の硬直)
長く独身でいると、生活スタイルも価値観も固まってきます。
それは悪いことではないものの、婚活においては柔軟性を失わせます。
心理学ではこれを「認知の硬直」と呼び、条件の見直しや価値観の調整が難しくなる状態を指します。
Aさんの場合、この“認知の硬直”をほぐしたことで、将来像が合う男性と出会えたわけです。
男性が“子ども希望のアラフォー女性”に求めているもの
現場を見ていると、男性側が求めるポイントは意外とシンプルです。
■ポイント1:未来について腹を割って話せること
子どもを希望する男性ほど、時間の制約を理解しています。
だからこそ「現実を一緒に見て話せる女性」を求めています。
■ポイント2:柔軟性(どちらが育休を取るか等)
令和の男性は、思った以上に家事育児への参加意識が高いです。
ただし、相手がガチガチに「こうあるべき」を持っていると話し合いになりません。
■ポイント3:パートナーとしての協力体制
専業主婦志向であってもいいのですが、“経済的にも精神的にも全部男性に頼り切る姿勢”は避けるべきです。
Aさんが転職直後だったとしても、
「夫婦でどう支え合うか」という視点を持ったことで、男性側からの信頼度が一気に上がりました。
体験談:Aさんが決め手となった瞬間
3ヶ月の婚活の末、Aさんは現在のパートナー候補と交際に入りました。
その“決め手となった瞬間”がとても象徴的だったので紹介します。
3回目のデート後、彼の方から突然こう言われたそうです。
「もし子どもを望むなら、僕は真剣に考えたい。年齢のことも、時間のことも、一緒に話しながら進めていける関係がいい」
この言葉を聞いた瞬間、Aさんは、
「初めて“時間”について理解してくれた人かもしれない」
そう感じたそうです。
ここで大事なのは、
Aさんが“子どもが欲しい”という願いを恐れず正直に話せるようになっていた点です。
隠したり、遠慮したりせず、丁寧に伝えられるようになったからこそ、彼の“本音”も引き出せたというわけです。
婚活カウンセラーとしてのまとめ
子ども希望のアラフォー女性が、ゼクシィ縁結びで「将来像の合う男性」と出会うために必要なのは、特別なテクニックではありません。
■成功のポイントまとめ
- 現実的なプロフィール設計(年齢・希望を正しく整理)
- 未来ベースの会話術
- 条件の見直し(譲れる・譲れないの仕分け)
- 柔軟性と協力体制の姿勢
- 自分の“幸福ライン”を理解すること
この5つを整えた女性ほど、短期間で将来像が合う男性と出会えています。
Q&A:子ども希望アラフォーの婚活に寄せられるよくある質問
Q1:正直、年齢を理由に敬遠されませんか?
A:完全になくなることはありませんが、プロフィールの設計と未来ベースの会話で大きく改善できます。むしろ「現実を一緒に見られる女性」として好印象になります。
Q2:子どもの話はいつ切り出すべき?
A:早すぎてもNG、遅すぎてもNG。
おすすめは3回目のデートまでに軽く触れること。「もし将来子どもができたらどんな家庭にしたい?」と“未来ベース”で聞くのが自然です。
Q3:婚活が長引くほど焦って、良い判断ができません。
A:焦りは「自動思考」を暴走させます。
そのため、条件の棚卸し・価値観の仕分けを一緒に行うと、判断基準が安定します。
Q4:男性はアラフォー女性の“現実的な話”を重いと感じない?
A:感じません。むしろ子ども希望の男性は、現実的な話ができない女性を敬遠します。
ポイントは「重くなく、淡々と話す」こと。
Q5:私は離婚歴があるのですが、不利ですか?
A:全く問題ありません。離婚理由を簡潔に説明し、未来ベースの話し方に切り替えれば、むしろ誠実さが伝わります。
Q6:ゼクシィ縁結びで出会いの質を上げるには?
A:文章力より“方向性”です。
将来像に関する話題をプロフィールに組み込み、自然に相手の価値観を測れる設計にすると、質は一気に上がります。
Q7:結婚相談所とマッチングアプリ、どちらが向いてますか?
A:子ども希望のアラフォー女性なら、ゼクシィ縁結びほどバランスのいい場所はありません。「真剣」「現実的」「軽すぎない」の3点が揃っています。
最後に:将来の“幸せライン”を見つけた女性からうまくいく
子どもを望むアラフォー女性の婚活は、決して簡単ではありません。
ですが、心理学的アプローチ・現実的なプロフィール・会話術を整えれば、短期間で状況は大きく変わります。
Aさんが証明してくれたように、
「将来像が合う男性」は必ず存在します。
あなたも、まずは“自分の幸せライン”を見つけるところから始めてみませんか?
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