こんにちは。「アラフォー婚活ラボ！」編集部です。今回は、アラフォー女性、特にシングルマザーの婚活に焦点を当てたリアルな体験談をお届けします。
「子育てをしながら恋愛なんて、無理じゃない？」そう思っている人も多いかもしれません。しかし、今や婚活はリアルの場だけでなく、アプリを通して行うのが当たり前の時代です。その中でも、マッチングアプリ「with（ウィズ）」は心理学的な相性診断を重視しており、真剣な出会いを求める大人世代にも支持されています。
◆シングルマザーの婚活は「現実」と「理想」の間で揺れる
今回紹介するのは、38歳のシングルマザー・美咲さん（仮名）のストーリーです。彼女は7歳の息子を育てながら、仕事と家事に追われる毎日を送っていました。
「離婚して5年。正直、恋愛なんてもう無理だと思っていました。仕事が終われば保育園にお迎え、帰ったら夕飯・お風呂・寝かしつけ。その繰り返しで、夜にはヘトヘト。そんな自分に恋愛する余裕なんてないって思ってたんです。」
そんな美咲さんが婚活を始めたきっかけは、職場の同僚の一言でした。
「“アプリで出会った人と結婚した”って話を聞いたんです。最初は『そんなの怖い』って思ってたけど、よく考えたらリアルで出会う時間なんてもう無い。子育てしてたら、そもそも出会う機会すらない。だから、思い切って登録してみたんです。」
◆withを選んだ理由と心理テストの効果
美咲さんが「with」を選んだ理由は、メンタリストDaiGo監修の心理学的アプローチに魅力を感じたからでした。アプリ内では性格診断テストが行われ、価値観や恋愛観の近い相手をマッチングしてくれます。
「正直、見た目だけで選ぶのは怖かったんです。でもwithでは、性格診断や共通点が数値で見える。『自分に合いそうな人』を探すというより、『自分を理解してくれる人』を探せた感じでした。」
心理学的に見ても、共通点が多い相手は信頼関係を築きやすく、恋愛の満足度も高くなるとされています。特にシングルマザーの場合、条件よりも「理解してくれる優しさ」が最優先。これは、恋愛心理学の基本法則「類似性の法則」にも当てはまります。
◆最初のマッチングは不安だらけだった
登録後、最初にマッチングしたのは、同い年の会社員・拓也さん（38歳）でした。プロフィールには「離婚経験あり」「子どもなし」と記載されており、美咲さんにとって話しやすい存在でした。
「正直、最初は『バツイチ』ってだけで気が合うんじゃないかと思っちゃって。だけど、メッセージをやり取りしてみると、思った以上に誠実で。『子どもがいること、最初から隠さないでいいよ』って言ってくれたんです。その言葉がすごく嬉しかった。」
初めてのビデオ通話のとき、美咲さんは緊張で手が震えていました。部屋の片隅には子どものおもちゃ。息子がカメラに映り込んでしまうと「ごめんなさい！」と慌てたのですが、拓也さんは笑いながらこう言いました。
「かわいいね。ママ似かな？」
その一言で、心の壁がすっと溶けたといいます。
◆心理学で読み解く「安心感を与える男性」の特徴
心理学的に、人が「安心感」を感じる相手にはいくつかの共通点があります。
- 相手の話を最後まで聞く
- 共感の言葉を返す（例：「それは大変だったね」など）
- 否定しないで受け止める
- 穏やかなトーンで話す
拓也さんは、まさにこれらを自然にできる人でした。これは「アクティブ・リスニング（積極的傾聴）」と呼ばれる心理技法に近いもの。恋愛初期において、この“聞く力”が相手の信頼を得る最大のポイントとなります。
◆デートはカフェと公園デートから始まった
初めてのリアルデートは、駅近くの落ち着いたカフェでした。息子を実家に預けての数時間、美咲さんは緊張と期待で胸がいっぱいでした。
「彼はプロフィール写真よりも優しい雰囲気で、清潔感がありました。話してみると、仕事の話よりも『普段どうやって息子くんと過ごしてるの？』って、家庭の話を自然に聞いてくれて。自分のことを理解しようとしてくれているのが伝わりました。」
その後は、公園で子どもと一緒にピクニックデート。息子が拓也さんになつき、「また遊びたい」と言った瞬間、美咲さんの心は大きく動きました。
◆Q&A：シングルマザーが婚活でよく抱く不安
Q1：子どもがいることをいつ伝えるべき？
心理学的には、「誠実なタイミング」が大切です。信頼関係が浅い段階では重く感じられる場合もありますが、プロフィールや初期の段階で軽く触れておくのが望ましいでしょう。隠して後で話すと「信頼されていなかった」と誤解されることも。
Q2：相手に“母親”ではなく“女性”として見てもらえるか不安です
「母親としての顔」と「一人の女性としての顔」は両立します。心理学的に、人は“役割”を分けて認識します。つまり、「母であるあなた」と「恋する女性のあなた」は別人格として共存できるのです。恋愛を諦める必要はありません。
Q3：婚活で失敗したとき、どう立ち直ればいい？
失敗を「自己否定」と捉えず、「経験」として再構築することが重要です。心理療法の一種であるリフレーミングの考え方を使いましょう。たとえば「うまくいかなかった」→「自分の価値観が明確になった」と言い換えるだけで、気持ちは前向きになります。
◆リアルな婚活で見えた「理想」と「現実」のギャップ
美咲さんも最初のうちは、「再婚するなら年収〇〇万円以上」「子ども好きで理解ある人」など、条件を多く設定していたそうです。
しかし、心理学の「選択のパラドックス（choice overload）」によれば、条件を増やすほど満足度は下がる傾向があります。たくさんの選択肢を持つと、比較ばかりしてしまい、“決められない心理”が働くためです。
婚活アプリでは、理想条件を少し減らし、「相性」や「安心感」を軸に考える方がうまくいくことが多いのです。
美咲さんも次第に、「自分と子どもを大切にしてくれる人」という一点に集中した結果、拓也さんという理想的な相手に出会うことができました。
◆婚活成功の秘訣：完璧を求めない勇気
アラフォー婚活では、「もう若くない」「チャンスが少ない」といった焦りが生まれがちです。しかし、本当に大切なのは「完璧な相手」ではなく、「安心できる相手」を見つけること。
心理学者エリック・フロムはこう言いました。「愛とは感情ではなく、意志である」。つまり、恋愛は“ときめき”よりも“信頼”の積み重ねで成り立つのです。
withのようなアプリで出会う人たちも、最初はみな不安を抱えています。しかし、正直に自分を出すことで、相手も心を開きます。恋愛は“駆け引き”より“理解”が鍵です。
◆彼との関係が深まるにつれて見えてきた本当の愛情
withで出会ってから3か月、美咲さんと拓也さんは定期的に会うようになりました。最初のころはカフェや公園など子どもを交えての短時間デートが中心でしたが、次第にお互いの距離は自然に縮まっていきました。
「最初の2カ月はほとんどメッセージと通話だけ。でもその期間があったからこそ、信頼関係がしっかり築けた気がします。焦らず、ゆっくりと時間をかけて相手を知っていくことが本当に大事でした。」
恋愛心理学の研究によると、人が信頼関係を築くには「共有時間」よりも「共有体験」が大切とされています。美咲さんと拓也さんの場合、子どもを交えたピクニックや、週末の料理づくりなど、小さな日常を共有することで“心の距離”が近づいていきました。
「一緒に作ったカレーを息子が『おいしい！』って笑ってくれた瞬間、3人で過ごす時間の幸せを感じたんです。『この人となら、また家族になってもいいかもしれない』って思いました。」
◆心理学で解説：安心できる関係の条件とは？
心理学者ジョン・ボウルビィが提唱した「アタッチメント理論」では、人間は誰しも“安心できる関係（安全基地）”を求める存在だとされています。恋愛でも同じで、安心感をもたらす相手ほど長期的な関係を築きやすいのです。
具体的に、安心できる恋人関係の特徴は以下のようにまとめられます。
- お互いに弱みを見せ合える
- 沈黙が苦にならない
- 感情をコントロールできる
- 相手の過去を否定しない
- 「自分を大切にできる」関係
これらは単なる理想論ではなく、心理学的にも「安全な愛着スタイル」を築く基盤です。特にシングルマザーにとって、過去の傷や不安を受け止めてくれる相手との出会いは、再婚への大きな一歩になります。
◆婚活がうまくいく人と、失敗する人の違い
婚活において、「うまくいく人」と「なかなか結果が出ない人」の差は、実は外見や年齢よりも“マインドの違い”にあります。ここでは、心理学的な視点から成功と失敗を分けるポイントを見ていきましょう。
成功する人の特徴
- 理想を「条件」ではなく「価値観」で考える
- 相手を変えようとせず、まず理解しようとする
- 小さな進展でもポジティブに受け止める
- 自分を責めず、失敗から学ぶ姿勢を持つ
うまくいかない人の特徴
- プロフィール条件にこだわりすぎる
- 過去の恋愛を引きずって比較してしまう
- 相手への期待値が高すぎる
- 「結婚」に焦るあまり余裕がない
婚活心理学では、相手選びに「現実的理想主義（realistic idealism）」を持つことが推奨されています。これは、「妥協ではなく柔軟性」を意味します。つまり、“相手を完璧にしようとしないけれど、自分の幸せの基準は持っている”というバランスが重要なのです。
◆美咲さんの転機：告白と新しい関係のスタート
半年が経ったころ、拓也さんは美咲さんに真剣な気持ちを伝えました。
「最初から、あなたの過去ごと受け入れたいと思ってた。息子くんも大切にしたい。3人で新しい家族になれたら嬉しい。」
その言葉に、美咲さんは涙が止まりませんでした。長い間、「シングルマザーは恋愛できない」と思い込んでいた心の壁が、音を立てて崩れた瞬間でした。
「あの時、私が勇気を出してアプリに登録していなかったら、この幸せには出会えてなかったと思います。」
恋愛心理学では、人が変化を受け入れるためには“自己受容”が必要だと言われています。つまり、「自分を愛する力」がなければ、他人を愛することも難しいということです。美咲さんの場合、「母である自分」も「女性である自分」も丸ごと受け入れられるようになったことで、恋愛が自然にうまくいったのです。
◆Q&A：withで出会うためのコツと注意点
Q1：プロフィール写真はどんなものが好印象？
心理学的には、「ナチュラル・スマイル効果」が効果的です。笑顔の写真は信頼感を高め、相手に“話しかけやすい印象”を与えます。過度な加工よりも、自然光で撮った明るい写真の方が好感度が高い傾向があります。
Q2：メッセージの返信頻度はどのくらいが理想？
相手のテンポに合わせるのが基本ですが、心理的距離を詰めるには「24時間以内の返信」が望ましいとされています。レスポンスが早い人ほど誠実であると認識されやすく、信頼構築がスムーズになります。
Q3：初デートの注意点は？
初対面では「共通点探し」を意識しましょう。心理学の“ミラーリング効果”を活用し、相手の話すテンポや表情をさりげなく合わせることで、親近感が生まれます。無理に盛り上げようとせず、「一緒にいて落ち着く時間」を作るのがコツです。
Q4：子どもがいることを理解してもらうには？
相手に理解を求めるよりも、まず「自分がどう向き合っているか」を話すことが大切です。子どもとの関係をポジティブに語ることで、相手に安心感を与えられます。これは「自己開示の返報性」という心理作用で、あなたが心を開くほど、相手も開いてくれるのです。
◆体験談：失敗から学んだもう一人のママのストーリー
40歳の由紀さん（仮名）は、withでの婚活を始めたものの、最初はうまくいきませんでした。
「最初は条件ばかり見てました。年収とか職業とか。でも実際に会ってみたら、価値観が全然合わなくて。子どもの話をした途端に距離を取られることも多かったです。」
そこで、プロフィールを「母である私」ではなく「一人の人間としての私」を中心に書き直したそうです。趣味や休日の過ごし方、好きな映画などを追加した結果、メッセージのやり取りが急増。
「“あなたのその考え方、素敵ですね”って言われた時、やっと『私でも恋愛していいんだ』って思えました。」
由紀さんはその後、2か月でマッチングした男性と交際をスタート。子どもを持つ女性でも、“心の準備と工夫”があれば出会いの可能性は十分あるのです。
◆シングルマザー婚活の心理的壁を乗り越える3つのステップ
- 自己否定を手放す：過去の失敗を「経験」として受け入れる。
- 自分の幸せを定義する：「誰かに選ばれる」より「自分が選ぶ」という意識に変える。
- 小さな成功体験を積む：メッセージの返信が続いた、共通点が見つかった…それも立派な進歩です。
この3ステップは、心理カウンセリングでも使われる「自己肯定感の再構築プロセス」に近い考え方です。恋愛だけでなく、子育てや仕事にもプラスの影響を与えると言われています。
◆まとめ：子育てと恋愛は両立できる
子育てをしていると、「自分の時間がない」「恋愛なんて贅沢」と感じるかもしれません。でも、恋愛は“誰かを愛する力”を取り戻す大切な過程でもあります。
withのようなマッチングアプリは、忙しいアラフォー世代やシングルマザーにこそ向いています。心理テストや共通点マッチングを活用すれば、相性の良い相手と出会いやすく、無理のないペースで関係を築くことができます。
美咲さんのように、「もう一度、誰かを信じたい」と思ったときが、恋愛を始めるタイミングです。完璧でなくていい。過去があってもいい。大切なのは、“今の自分”を信じて行動する勇気です。
最後に、美咲さんの言葉を紹介します。
「子どもがいるから無理、って思ってたけど、それは自分が勝手に作った壁でした。アプリ婚活は怖いこともあるけど、ちゃんと見極めて使えば、人生を変える出会いがあります。」
◆最後に：婚活は「完璧な自分」ではなく「本当の自分」で
婚活を始めると、自分をよく見せようとする人が多いです。しかし、心理的な親密さを築くには“本音”が欠かせません。表面的な条件や見栄ではなく、心からのコミュニケーションを重ねることで、本当の愛情が生まれます。
「アラフォー婚活ラボ！」では、これからも実際に婚活に挑む人々の体験談や心理的アプローチを通して、“リアルな婚活”を応援していきます。
あなたも、次の一歩を踏み出してみませんか？
（この記事は、婚活心理学・恋愛カウンセリングの理論を参考に構成しています）