好きになれない男性ばかり会うのはなぜ？心理学で解説｜アラフォー婚活ラボ
こんにちは、アラフォー女性の婚活を10年以上サポートしてきた婚活カウンセラーです。この記事では、私の相談現場で本当に多い「好きになれない男性ばかり会ってしまう」というお悩みを、心理学＋実体験＋会話術を交えて徹底解説します。
婚活はリアルな場で出会うより、ネット婚活が主流になりました。だからこそ、情報の表面だけを読んで判断したり、逆にプロフィールの“良さそう感”に流されたりと、アラフォー婚活ならではの「ズレ」が深刻化しています。
この記事では、マスコミが語らない“現場の真実”を赤裸々に共有します。かなり本音で書くので、少し心がチクッとするかもしれませんが、婚活が本気で変わる内容です。
なぜ「好きになれない男性」にばかり会ってしまうのか？
これは、アラフォー女性の婚活でほぼ共通している現象です。
「写真やプロフィールでは良さそうだったのに、会ったら全然ピンとこない…」
「条件的には悪くないはずなのに、ときめきゼロ…」
こんなことが続くと、『私、誰を好きになればいいのか分からない』という迷子モードに陥ります。
でも、これにはちゃんと理由があります。心理学の観点、婚活現場の実態、そして“あなた自身の無意識のフィルター”が絡み合っているんです。
【心理学①】「選択のパラドックス」— 多すぎる選択肢で判断力が鈍る
ネット婚活は出会いが多い反面、選択肢が多すぎて脳が疲れます。
心理学ではこれを選択のパラドックスと呼びます。
人は選択肢が多いほど幸福度が下がる、と言われています。
特に婚活アプリでは、常に「もっといい人がいるかも」という気持ちが働きやすい。
その結果、
- 良い点よりも“欠点”に目が行く
- 理想と違う部分に敏感になる
- 初対面で減点評価してしまう
こうした心理が無意識に働き、結果として「誰にもときめかない」状態が起こります。
【心理学②】自尊感情の揺らぎが“好きのセンサー”を狂わせる
アラフォー婚活の難しさの一つが、自尊感情（セルフエスティーム）の揺らぎです。
婚活が長引くと、どうしても自信が揺れます。
すると、
- 本当は合う男性 → 魅力を感じにくい
- 本当は微妙な男性 → なぜか執着してしまう
という“逆転現象”が起きることがあります。
婚活の現場で特に多いのが、
「追いかける恋しかできないタイプ」の女性が、優しい男性に会っても好意を抱けないパターンです。
【体験談】「全部普通なのに好きになれない…」41歳女性のケース
ここでは、私が担当したクライアントさんの実話を紹介します。
（個人が特定されないよう一部変更しています）
★出会いは多いのに、いつも“何か違う”
Mさん（41歳・事務職）は、婚活アプリで週2〜3人と会うハイペースで活動していました。
しかし、半年たっても「この人！」と思える男性には出会えず。
彼女がよく言っていたのは、
「悪い人じゃないんだけど、全然好きになれないんです」
話を深掘りすると…
- 会話が普通すぎてつまらない気がした
- リードしてくれないと感じた
- 好意を向けられると冷める
- 恋愛感情が湧く前に「違う」と判断してしまう
でも、不思議なことに…
彼女は“少し冷たい男性”には惹かれる傾向がありました。
心理学的に見ると、これは自己肯定感が低い人が陥りやすい依存型のパターン。
【会話術の問題①】相手に興味を持つ前に「評価」してしまう
婚活で好きになれない問題の大半は、会話の仕方にも関係しています。
特にアラフォー女性は、仕事でも人生でも経験値があるため、初対面でも“観察力”が鋭い。
それが裏目に出て、
「この人はどう？」と“評価モード”のまま会話してしまう
という状態に陥ります。
これ、完全に恋愛の入り口を塞いでしまうんです。
●評価モードの会話例
- この人、話が浅いな…
- なんだか地味だな…
- テンション低い？私と合わない？
こう考えていると、相手から魅力を感じるわけがありません。
●魅力が芽生える会話術はコレ
相手を“観察”ではなく“探求”するモードに切り替えること。
探求モードの質問例：
- その選択をした理由は？
- どうしてその趣味を始めたんですか？
- 最近一番笑った出来事って何でした？
質問によって相手の“人柄の深い部分”が見えるようになります。
ここで初めて、恋愛感情が育つ土台ができます。
【会話術の問題②】「好きになれない」を招く“自己開示不足”
アラフォー女性に多いのが、自分の気持ちや弱さを隠してしまうケースです。
でも、心理学的には、
自己開示こそが親密さを生む唯一の手段です。
相手に心を開かないままデートを重ねると…
- 距離が縮まらず恋愛感情が湧かない
- 相手も本音を出せない
- 結果「ピンとこない」まま終了
というパターンになります。
●自己開示のコツ
失敗談を少し話すのが効果的です。
例：
「私、人見知りなんで、最初ちょっと緊張してるかもです（笑）」
「最近、婚活でうまくいかなくて、ちょっと落ち込んでたんですよ〜」
こうした一言で、相手の心が一気に開きます。
【ここでQ&A①】好きになれないのは“直感”を信じるべき？
A：婚活の初回デートでは、直感はほとんど当てになりません。
初対面の直感は、心理学的に過去の恋愛パターンに引きずられて判断しているだけのことが多いです。
だから、婚活の現場では
「2〜3回会ってから判断」
を強く推奨しています。
初回でピンとこない＝合わない、ではありません。
【ここでQ&A②】優しい男性を好きになれません。どうしたら？
A：優しい男性を“退屈”と感じる女性は、刺激依存になっている可能性があります。
心理学では、
「安心＝退屈」「不安＝恋」
という誤認をしてしまうケースがよくあります。
これは過去の恋愛で“追いかける経験”が強かった女性に多い。
優しい男性に魅力を感じない自分がいたら、
それはあなたの価値観の問題であって、相手の魅力の問題ではありません。
この価値観を変えない限り、婚活は苦しいままです。
次回（Part2）では、
価値観を変える実践トレーニング
会話術の具体的テンプレ
好きになれない男性から“好きが生まれる瞬間”の心理
などを徹底解説していきます。
【価値観を変える実践トレーニング】“好きになれない”を乗り越える方法
前半では「好きになれない男性ばかり会う理由」を心理学と実体験をもとに解説しました。
後半では、そこから一歩踏み込んで、実際に“好きになれない問題”を乗り越えるための具体的な行動についてお話しします。
婚活は「気持ちが動く瞬間」をどう作るかが勝負です。
そのために必要なのは、外見・条件ではなく“心のクセ”を調整すること。
【改善ステップ①】「恋の温度」が低い自分を自覚する
アラフォー女性の婚活では、過去の恋愛経験・仕事の成功体験・自立心の強さなどが絡み、
恋愛の“温度”が上がりにくくなる傾向があります。
恋の温度が低いと、
- ドキッとする瞬間が減る
- 相手の魅力に気づきにくい
- 第一印象で判断してしまう
これは“好きになれない病”の大きな原因です。
まずは、
「私は少し恋愛モードのスイッチが入りづらい」
と認めるところからスタートします。
【改善ステップ②】初回デートで「好きかどうか」を考えるのをやめる
婚活現場で何百人も見てきて言えること。
初回デートで恋愛感情がある女性は、実は全体の10〜15％ほど。
つまりほとんどの女性は、「好きじゃない」のが普通です。
●初回で見るべきポイントは3つだけ
- 生理的に無理じゃないか
- 最低限のマナーがあるか
- 不快感が強くないか
“好きになれそうかどうか”は、二回目以降でOK。
恋愛感情は「積み上がるもの」なんです。
【改善ステップ③】会話術を変えると「好き」が生まれる
ここからは、具体的な会話術です。
アラフォー女性が最も効果を実感しやすいテクニックを紹介します。
●会話術1：相手の「選択理由」を深掘りする
人の魅力は“選択理由”に現れます。
例：
「その仕事を選んだ理由ってありますか？」
「その趣味を始めたきっかけって何だったんですか？」
「旅行先はどうやって決めるタイプですか？」
こうした質問は、相手の価値観に触れることができます。
価値観の一致は、恋愛感情を生む最大のポイントです。
●会話術2：自己開示を1つ加える
相手に好意が湧かないときの典型パターンは、
“自分を開いていない”こと。
心理学では、自己開示すると互いの信頼と好意が強まりやすいことが分かっています。
▼おすすめ自己開示テンプレ
「実は今日、ちょっと緊張してたんです（笑）」
「最近、婚活がうまくいかなくて少し焦ってたんですよ〜」
「私、マイペースなんで、テンション低く感じたらごめんなさいね」
この3つのどれかを言うだけで、
その日の距離がグッと縮まります。
【改善ステップ④】“ギャップに注目する”癖をつける
好きになる瞬間の多くは、ギャップから生まれます。
たとえば…
- 真面目そうな人が、実はお笑い好き
- 控えめに見えた人が、夢を語るときだけ熱い
- 落ち着いた人が、好きな食べ物の話で急にテンションが上がる
これらは全部、心理学で言う「ギャップ効果」。
しかし、評価モードで会うとこれが見えなくなります。
だから、相手の“見落としている魅力”を探す癖をつけましょう。
【改善ステップ⑤】“追いかける恋愛依存”から抜ける
前半でも触れた通り、優しい男性を好きになれない女性は、
不安と恋を結びつけやすい “刺激依存” の傾向があります。
これは決して悪いことではなく、ただの癖です。
でも、放置すると婚活が難しくなります。
▼刺激依存チェック項目
- LINEの返事が遅いと燃える
- 優しすぎると物足りない
- 追われるより追いたい
- 安心より刺激が欲しい
3つ以上当てはまるなら、刺激依存の傾向が強いです。
▼改善方法：安心に“慣れる”練習
不安＝恋という思い込みを外すには、
安心できる人との出会いを“恋愛のスタート地点”に設定し直す必要があります。
これは回数を重ねることで自然に変わっていきます。
だからこそ、
一度のデートで判断せず、最低3回会う
という回数ルールが非常に重要なのです。
【ここでQ&A③】会話は盛り上がるけど、ときめきゼロです。続けるべき？
A：盛り上がるなら“続けるべき”です。
なぜなら、ときめきは“最初の2〜3回では生まれない女性”が圧倒的に多いから。
心理学的にも、親密さが高まるにつれて好意はゆっくり形成されるとされています。
会話が弾むということは、相性が良い可能性が高い証拠です。
【ここでQ&A④】逆に、話が盛り上がらない人はナシですか？
A：初回だけならナシと判断しないでください。
相手が緊張して話せないだけ、というケースが非常に多いです。
二回目に別人のように話せる人は珍しくありません。
ただし、二回会っても全く会話が膨らまないなら、そこは相性の問題なので無理をしなくてもOK。
【ここでQ&A⑤】3回会っても好きになれなかったら、脈なし？
A：恋愛感情がなくても、“尊重できる関係”になりそうなら4回目もアリ。
ただし、
- 手を繋がれるのが無理
- 隣に座られると違和感が強い
- 未来を一切想像できない
この3つが全部当てはまるなら、その人とは恋愛になりにくいです。
逆に、
- 居心地は良い
- 話しやすい
- 嫌ではない
この3つが揃っていれば、恋愛に発展する可能性は十分あります。
【現場からの最後のアドバイス】“好きになれない”は変わる
これまで多くのアラフォー女性をサポートしてきて断言できるのは、
「好きになれない男性ばかり」という悩みは、必ず変わるということ。
実際、相談に来てくださった女性の多くが、
会話術の改善・心理的癖の理解・価値観の調整によって、
ちゃんと“好き”と感じられる相手に出会っています。
★最大のポイント
好きになる前に、好きが生まれる“土台”を作ること。
恋愛感情は、相手の魅力を見つけた瞬間に芽生えるのではなく、
あなたが“魅力をキャッチできる状態”になった瞬間に芽生えます。
そのスイッチを調整するのが、心理学と会話術なのです。
【まとめ】好きになれない男性ばかり会う理由と解決策
- 選択肢が多すぎて判断力が鈍る（選択のパラドックス）
- 自尊感情の揺らぎで“逆転恋愛”が起きる
- 評価モードの会話が恋の芽を潰す
- 自己開示不足で親密さが育たない
- 刺激依存で優しい男性を退屈に感じる
- 初回の直感はほぼ当てにならない
- 恋愛感情は“積み上げるもの”
恋愛が始まる瞬間は、“気づく”ものではなく“育つ”ものです。
その視点に切り替わった瞬間、婚活はガラッと変わります。
あなたの婚活が楽になり、
「この人となら…」と思える出会いに近づけますように。
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