40代で初婚男性のリアルな結婚観と攻略法【婚活の裏側】
婚活カウンセラーとして十年以上、アラフォー婚活女性の相談に向き合ってきました。今回の記事では、40代で初婚の男性が「実際にどんな結婚観を持っているのか」、そして「どうアプローチすれば心をつかめるか」を、現場の赤裸々な体験談と心理学を交えて解説していきます。
ネット婚活が主流の今、男性のプロフィールやメッセージには“本音”と“建前”がはっきり出ます。40代初婚男性は特にクセが強く、表面の情報だけでは絶対に読み切れません。
この記事では、マスコミや雑誌には書かれない、現場の“裏側”をすべて公開します。
40代初婚男性のリアルな特徴とは?
まず40代で初婚の男性には、以下の傾向がかなりハッキリ見られます。
- 仕事が安定しているが、恋愛経験は浅め
- こだわりが強く、生活リズムが固まっている
- 過去の恋愛の失敗を引きずるタイプが多い
- 結婚に憧れはあるが、具体的なイメージは乏しい
- 価値観を大きく変える覚悟は弱い
そして何より重要なのは、「本気で結婚を望んでいるように見えて、実は決断力が足りない」タイプが非常に多いこと。
これは心理学でいう「選択のパラドックス」に近く、選択肢が多い世代になるほど慎重になり、逆に行動が遅くなりがちです。
◆40代初婚男性が結婚できなかった最大の理由
40代初婚男性には共通する“詰まりポイント”があります。
【1】恋愛より仕事を優先してきた
若い頃は仕事優先、30代は責任の増加、40代でやっと落ち着いた。しかしその頃には恋愛の仕方を忘れている、という典型パターン。
婚活で「仕事が落ち着いてきたので」と言う男性の8割はこのタイプです。
【2】過去の恋愛で深い傷を負っている
実際の現場では、40代初婚男性には元カノとの破局が尾を引いているケースがかなり多いです。
・浮気された
・長年付き合った彼女に振られた
・結婚直前で破談になった
・家庭環境(毒親含む)が影響している
こうした感情が未処理のまま婚活に来るため、女性は「なぜか壁を感じる」となるのです。
【3】理想が固まりすぎている
40代男性は生活が完成しているため、相手に求める条件が細かくなりがち。
例えば、以下のような“謎ルール”を持っている男性は非常に多いです。
- 朝は一切話しかけてほしくない
- 食事の時間は絶対に変えたくない
- 休日は自分の趣味に使いたい
この “固まった生活に女性を合わせさせようとする” 癖が、婚活の失敗原因になります。
◆赤裸々体験談①:45歳初婚男性の「決断できない症候群」
──相談者:41歳女性(婚活歴2年)
彼女が出会った40代初婚男性は、プロフィールだけなら完璧。
収入も安定、見た目も普通以上、メッセージも丁寧。
しかし問題は「決断力のなさ」でした。
デートを重ねて6ヶ月、交際を申し込まれない。
理由を聞いたところ、
「結婚はしたいけど、今かどうか自信がない」
「もっと相性のいい人がいる気がする」
彼女は泣きながら相談に来ました。
結局、その男性は1年後もまだ婚活を続けており、誰とも交際に進めていません。典型的な“選べない40代初婚男性”でした。
心理学的解説:40代で初婚の男性は「損失回避」が強い
人間は得をするより、損を避けたい気持ちの方が強いもの。
これを心理学では「損失回避」と呼びます。
40代初婚男性は、
- 結婚に失敗したくない
- 後悔したくない
- もっといい人が現れるかもしれない
という不安が強く、結果的に“動けない”状態に陥るのです。
◆攻略法①:結婚を焦らせない。安心感を先に与える
40代初婚男性には、押すより「安心させる」方が圧倒的に効果があります。
彼らにとって一番怖いのは、
「この人を選んで失敗したらどうしよう」
という恐怖です。
そのため、以下のような会話術が有効です。
- 「私も完璧じゃないですよ」
- 「一緒に調整しながら進めれば大丈夫ですよ」
- 「無理に急がなくていいから、まずはお互いを知りたいです」
この“余白”がある女性ほど、40代初婚男性は心を開きます。
◆赤裸々体験談②:42歳女性が攻略した「こだわり強め男性」
──相談者:42歳女性(婚活歴半年)
相手の男性は、生活リズムが分刻み。
食事は必ず自炊、休日はランニング、掃除は毎週土曜の朝9時。
最初、彼女は「絶対無理だ」と思ったそうです。
しかし彼女は会話術を工夫しました。
「それってすごく素敵な習慣ですね。私も少しずつ真似してみたいです」
と伝え、否定しなかった。
すると男性の態度が一気に柔らかくなり、
「自分のペースを理解してくれる女性だ」と感じた彼は、3ヶ月で交際を申し込んできました。
こだわりの強い男性ほど、「否定されない」ことで心を開きます。
◆攻略法②:価値観チェックは“質問の仕方”が命
40代初婚男性は、価値観の合う・合わないを非常に気にします。
そのため、質問の仕方で印象が決まります。
NG例:
「結婚後って、家事はどうするつもりですか?」
→ 詰問に聞こえる
OK例:
「結婚したら、どんな生活スタイルをイメージしてますか?」
この違いだけで、男性の返答の質がまったく変わります。
◆赤裸々体験談③:48歳初婚男性は“家族像”の話で豹変した
──相談者:40歳女性(婚活歴1年)
最初は優しい雰囲気の男性。しかしある日、何気なく家族観の話題を出したところ反応が激変。
「子どもは絶対3人欲しい」
「妻には専業主婦でいてほしい」
「家事は女性がやるもの」
と語り出し、彼女は恐怖すら感じたとのこと。
40代初婚男性は、自分が育った家庭環境を「結婚モデル」として持ち続けているケースが多く、それが極端な価値観につながっていることがあります。
◆Q&A(前半)
Q1:40代初婚男性は結婚願望が強いの?
A:願望は強いですが、行動力が弱いのが特徴です。恐怖心がブレーキになっています。
Q2:どうすれば相手の本音を引き出せますか?
A:「どう思っていますか?」より「どう感じましたか?」の質問が有効。感情を表現しやすくなります。
Q3:決断力のない男性を見抜くポイントは?
A:デートの日程調整のスピードで大体わかります。返信が遅い=決められないタイプ。
◆40代初婚男性が結婚に踏み切れない“本当の理由”
前半では、40代初婚男性の特徴や心理をお伝えしました。
ここからはさらに深掘りして、彼らが「本気で結婚したいのに動けない」根本原因に迫ります。
【理由1】自分の弱みを見せるのが怖い
40代で初婚ということは、長年“ひとりで完結する生活”を続けてきたということ。
つまり、弱みや欠点を他人に晒す経験が極端に少ないのです。
そのため、女性が優しくても、受け入れようとしても、
心の中でこう思い続けています。
「弱さを見せたら嫌われるかもしれない」
この恐れは非常に根深く、結婚に踏み出すときの大きなブレーキになります。
【理由2】「1人の人生」から「2人の人生」へ切り替えられない
40代初婚男性は、日常生活・家事・趣味・仕事など、すべてが“自分仕様”に完成されています。
そのため、以下のような行動変化を極端に恐れます。
- 生活リズムを一部変える
- 相手の意見を取り入れる
- 気持ちを共有する
- 問題を2人で解決する
普通に見えるこれらの動作が、彼らにとっては大きな“負荷”なのです。
【理由3】女性の期待に応えられるか不安
初婚男性には、結婚を「責任あるもの」「しっかりしなきゃいけないもの」と捉える傾向があります。
特にアラフォー女性との婚活では、
「子どものこと」「生活の安定」「仕事の継続」など、具体的な現実が絡むため、よりプレッシャーを感じます。
そのため、
「完璧な夫でいられないなら結婚しないほうがいい」
という極端な思考に陥ってしまうのです。
◆攻略法③:40代初婚男性には“弱さを肯定する言葉”が効く
40代初婚男性にアプローチするうえで最も効果的なのは、
「弱さを受け止めますよ」という姿勢 をやんわり示すことです。
おすすめの会話例はこちら。
- 「お互いに完璧じゃなくていいですよね」
- 「無理に頑張らなくて大丈夫ですよ」
- 「できないことは分担しながらいきましょう」
- 「私も失敗するから、一緒に工夫できたら嬉しいです」
このような“緩い受容”の言葉は、彼の心の鎧を少しずつ外す効果があります。
◆赤裸々体験談④:39歳女性が成功させた「弱み受容アプローチ」
彼女は、46歳の初婚男性とマッチング。
彼は仕事のストレスが強く、恋愛に自信がないタイプでした。
ある日、男性は弱々しい声で、
「僕、家事がほとんどできないんです…」
と告白してきました。
普通なら“えっ?”と思う場面ですが、彼女はこう返したのです。
「そりゃ、最初から全部できる人なんていないよ。
できないことから一緒にやっていこうよ。」
この言葉で男性の表情が一気に明るくなり、
それをきっかけに交際→半年後に成婚しました。
40代初婚男性は、強い女性よりも、
“弱さに理解のある女性” に惹かれます。
◆攻略法④:価値観の確認は「合う・合わない」ではなく“調整できるか”で見る
40代初婚男性にとって、価値観の一致は確かに重要です。しかし実際には、完全一致は不可能。
重要なのは、
“調整力があるかどうか”
です。
価値観を確認するとき、次のような質問が効果的です。
- 「もし意見が違ったら、どうやって決めますか?」
- 「生活リズムが違う場合は、どう合わせたいですか?」
- 「休日の過ごし方で違いがあればどうしますか?」
この質問に対して、柔軟な返答ができる男性は、結婚後もうまくいきます。
逆に、
「それはこうするべき」
「自分の習慣は変えたくない」
と即答する男性は、結婚後に問題を抱えやすいです。
◆赤裸々体験談⑤:50歳初婚男性、驚愕の“完璧主義ルール”
──相談者:45歳女性(婚活歴3年)
彼と最初のデートは穏やかで好印象。
しかし、価値観の話に入った途端、
「毎日掃除は朝9時にすべき」
「食事は栄養バランスを計算しないといけない」
「子どもができたら教育方針は俺が担当する」
と、まるで「結婚のルールブック」を語り始めました。
彼女が「少し柔軟にできないですか?」と聞くと、
「それは家庭として正しくないから」と完全拒否。
最終的に彼女は結婚を辞退し、
「価値観は調整できるかどうか」が最重要だと痛感したそうです。
◆攻略法⑤:結婚を決断させる“最後の一押し”はコレ
40代初婚男性は、結婚の直前で迷いやすい。
そのため、女性からの“安心メッセージ”が決め手になります。
効果的な言葉はこちら。
- 「完璧じゃなくていいんです。私もそうですから。」
- 「一緒に少しずつ良い形を作っていきましょう。」
- 「2人で協力できれば、どんな問題も乗り越えられる気がします。」
結婚相談所でも、成婚直前にこれを伝えると成功率が跳ね上がるほどです。
◆Q&A(後半)
Q4:40代初婚男性は本当に結婚に向いてますか?
A:向いています。ただし“生活習慣の調整”というステップが必要です。
柔軟性がある男性なら、結婚後は安定します。
Q5:価値観が違いすぎる場合はどうしたらいい?
A:違うこと自体は問題ではなく、「話し合いができるか」が重要です。
硬い男性は注意が必要です。
Q6:初婚男性と再婚男性、どちらが結婚しやすい?
A:実は再婚男性のほうが結婚に前向きです。
40代初婚男性は“理想化”が激しいため、落とすなら会話術が必須。
Q7:婚活でチェックすべき“地雷ポイント”は?
A:生活リズムの固定度、価値観の柔軟性、家族観の偏り、決断力の弱さ。
この4つが要チェックです。
Q8:相手が結婚に迷っているときの最適解は?
A:「急かさない」「否定しない」「安心させる」。
この3つを守るだけで、男性は前向きになりやすいです。
◆まとめ:40代初婚男性は“難しい”けど“攻略できる”
40代初婚男性は、確かにクセが強いです。
しかし、心理を理解し、会話術を使いこなせば、
誰よりも誠実で安定した夫になるタイプとも言えます。
彼らが求めているのは、
「完璧な女性」ではなく、
“一緒に歩んでくれる女性”。
安心を与え、価値観を調整し、弱さを受け止めてあげる。
それだけで、40代初婚男性は驚くほど心を開きます。
アラフォー婚活は、戦いではなく“調整”。
焦らず、一歩ずつ信頼を積み上げていけば、必ず道は開けます。
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