婚活で「普通の男性希望」と言う女性ほど苦戦する理由【アラフォー婚活の現実】
こんにちは。アラフォー女性の婚活サポートを長年続けている婚活カウンセラーです。
今日のテーマは、婚活で最も多く聞くワードのひとつ、「普通の男性がいいんです」という言葉。
実はこの言葉、アラフォー婚活において最も“危険な地雷フレーズ”だとも言われています。
もちろん、誰だって「普通に優しい」「普通に働いている」「普通に誠実な男性」と出会いたいと思うもの。
しかし――現場で数千件以上の相談を受け続けてわかったのは、
「普通の男性」を求める女性ほど、婚活が長期化しやすくなる
という現実です。
本記事では、マスコミや雑誌の綺麗ごととは違う、“婚活現場のリアル”を赤裸々にまとめています。
体験談はかなり生々しく、匿名相談で実際に寄せられた内容をもとに、細部まで描写しています。
「なぜ普通で良いと言っているのに出会えないの?」
「自分は高望みしていないつもりなのに、なぜ苦戦するの?」
そんな疑問を徹底的に解消していきますので、ぜひじっくり読んでください。
「普通の男性希望」が婚活で危険と言われる理由とは?
まず結論からお伝えすると、
「普通」は婚活市場では“超ハイスペック層”である
という現実があります。
相談に来るアラフォー女性の9割が「普通の人でいいんです」とおっしゃいます。
ですが、この“普通”を細かく分解していくと、ほぼ全員が以下のような条件を含んでいます。
- 正社員で安定した年収(400〜600万円以上)
- 40代で未婚、離婚歴なし
- 性格が優しい、穏やか、誠実
- 清潔感あり
- コミュニケーションが常識的
- 家庭を大切にするタイプ
- 酒癖・ギャンブル癖なし
- 過度なこだわりや癖がない
……これ、普通でしょうか?
現場感覚で言えば、これらは「婚活市場では上位20%の男性」です。
【体験談】「普通の男性でいい」と言っていた42歳女性の衝撃の勘違い
◆体験談:42歳女性・事務職
彼女は初回カウンセリングで、
「私は高望みはしていません。本当に普通でいいんです」
と言い切りました。
とても穏やかで素直な女性で、むしろ「謙虚すぎるのでは?」と最初は思ったほど。
しかし、マッチングアプリのプロフィールチェックの段階で違和感に気づきます。
彼女が“普通”と設定していた条件をヒアリングすると、
・年収500万円以上
・身長170cm以上
・40〜49歳
・実家が太すぎない(彼女いわく「重くなさそうな家」)
・東京・神奈川限定
・非喫煙者
・会話がスマートで、やや知的なタイプ
・服装がセンス良い人
・清潔感が強い人
・自分の趣味にある程度合わせてくれる人(カフェ巡りと旅行)
……うん、これはもう普通ではなく、ほぼ“優良物件”です。
しかも彼女は、
「プロフィール写真の背景が汚いと無理」
「笑顔がぎこちない人は無理」
「初回メッセージが短い人も興味なし」
という、いわゆる“細かな減点方式”の思考になっていました。
◆心理学的分析:普通を求める女性ほど「減点方式思考」になりやすい
心理学では、相手を選ぶ時の思考は大きく「加点方式」と「減点方式」に分かれます。
減点方式の特徴:
- 相手の悪いところに意識が向く
- 期待が高くなる
- 100点中80点の男性でも「マイナス20点」が気になる
- 理想を下げたつもりでも“無意識に”減点している
アラフォー女性は人生経験が豊富で「地雷を避けたい」という思いから、この減点方式に陥りやすいのです。
しかし、婚活市場では、
・多少クセがある
・少し不器用
・少し見た目に自信がない
・会話がぎこちない
こういう男性ほど、誠実で結婚向きだったりします。
アラフォー婚活が苦戦する“普通の男性”の現実
アラフォー婚活で争奪戦になるのは、以下のような男性です。
- 見た目が年相応または若い
- 安定した収入がある
- 性格が優しくて穏やか
- コミュニケーション能力が普通以上
- 過度なクセがない
これらを満たす男性は、そもそも婚活に来ない場合が多い。
理由はシンプルで「リアルの出会いでなんとかなる」から。
つまり、婚活市場にいる「普通の男性」は……
・性格は良いが会話が苦手
・収入はあるが仕事人間
・見た目は普通でも写真が壊滅的
・真面目すぎて女性慣れしていない
このように、どこかに“弱点”があります。
でもその弱点こそ、婚活成功への“宝石ポイント”なのです。
【体験談】普通希望の女性が「普通じゃない期待」をしていた話
43歳の女性が、初回デート後にこんなことを言いました。
「話は合うし優しいけど…なんか普通じゃないんです。
もっと会話が盛り上がって、女性をリードできる人じゃないと…。
普通ならもっとスマートに会話できますよね?」
しかしその男性は、プロフィールも良く、見た目も清潔、年収も安定。
女性は気づいていませんでしたが、その時点でかなり上位の男性でした。
彼女が求めていた“普通”は、実は芸能ドラマの男性像に近かったのです。
・会話力が高い
・気が利く
・女性をさりげなくリードできる
・スマート
・初対面から距離感のバランスが完璧
現場で言えば、これは「普通ではなく、希少種」です。
「普通の男性」を求める女性ほど苦戦する心理背景
◆1:理想を言語化していない
「普通」が抽象的すぎて、具体的にどこまで許容できるのかが不明確。
そのため、相手の小さな欠点に敏感になりやすい。
◆2:結婚への期待値が高い
アラフォー婚活では、結婚を“人生の最後の正解”にしたい思いが強くなります。
そのため、慎重になりすぎて減点評価になりがちです。
◆3:過去の失敗への恐怖
過去に傷ついた経験があると、男性の小さな欠点すら「危険サイン」に見えてしまいます。
普通の男性と出会うために必要な「会話術&思考法」
ここからは、実際に婚活現場で効果が出ている“アラフォー女性向け会話術”と“男性理解のポイント”を紹介します。
◆会話術①:男性の「緊張」を前提に話す
普通の男性ほど、初対面では会話がぎこちないものです。
むしろ、会話が流暢すぎる男性の方が要注意(慣れている場合が多い)。
だからこそ、女性側は会話のハードルを下げてあげる必要があります。
・話を遮らない
・笑顔を増やす
・「わかります」と軽い相槌
・質問はゆっくり
これだけで男性の緊張は激減します。
◆会話術②:完璧な答えを求めない
アラフォー男性は、初対面で自分を完璧にアピールできるタイプはほとんどいません。
仕事はできても恋愛会話が苦手。
誠実でも初回は不器用。
この“ギャップ”こそ、婚活成功のポイントです。
◆会話術③:「小さな良い点」を言葉にする
普通の男性は、褒められた経験が少なく、自己肯定感が低いです。
・「その話し方、落ち着きます」
・「今日は来てくれて嬉しいです」
・「その選び方、優しいですね」
こうした小さな承認が、男性の心を一気に開かせます。
【Q&A①】「普通の男性」と「妥協」は違う?
A:違います。むしろ「普通」は“トータルバランスの高い男性”です。
妥協とは、求めていないものを無理に受け入れること。
一方で「普通の男性」とは、極端ではないが誠実・安定した男性のこと。
むしろ普通の男性は「隠れハイスペ」です。
【Q&A②】普通の男性に好かれる女性の特徴は?
A:減点ではなく“加点思考”で接する女性です。
普通の男性は、「自分を受け入れてくれる女性」に安心感を覚えます。
会話の中で、
・相手の良い点を見つける
・自然体でいる
・初回から距離を詰めすぎない
これができる女性は、婚活現場で圧倒的に強いです。
Q&A:婚活で「普通の男性」にこだわる女性の悩みと、プロが答えるリアル分析(後半)
Q4:私の周りは「普通の男性と結婚している」のに、なぜ私だけ苦戦するの?
この質問、とても多いです。アラフォー婚活では「周りは結婚しているのに、私だけ難航している気がする」という焦りがどうしても出やすいんですね。
実は、ここには“心理的錯覚”が働いています。
心理学ではこれを「選択的認知」と呼びます。つまり、幸せそうな部分だけが自分の目に入りやすく、他人の苦労や努力は見えていない状態。
例えば、あなたの既婚の友人が「普通の男性と結婚した」と言っていても…
- 実は付き合う前に相当苦労している
- 妥協ではなく優先順位の整理をしていた
- “普通”に見えるだけで、実際は行動量が多い男性だった
- 生活力がある男性は20代後半で売り切れがち
こういった背景が隠れていることが多いです。
アラフォーの婚活市場は、20代30代とは“別物”。
同じように動いても、同じ結果にはならないと理解しておくことが重要です。
だからこそ、周囲と比べすぎず、自分の戦略にフォーカスすることが必要です。
Q5:「普通の男性でいい」と言っているのに、なぜ“上から目線”だと思われるの?
これは、婚活の現場に長くいると本当によく感じるポイントです。
「普通でいい」=「自分は高望みしていません」
こう思っているのは女性側。
ですが男性の受け取り方は違います。
男性からすると、この言葉は…
- 「普通=当たり前と思ってるのかな?」
- 「普通でいいって言うけど、条件を見ると普通じゃないよね?」
- 「自分は選ばれる側だと思ってる?」
こういう印象を持たれてしまいがちなんです。
理由は簡単。
婚活市場では「普通=人気男性」だからです。
・年収400〜550万
・誠実
・会話が普通にできる
・清潔感がある
・女性に暴言を吐かない
・ギャンブルしない
こんな感じの「普通」の男性は、実はアラフォー女性から大人気。
つまり、“普通の男性は競争率が高い”。
そのため、謙虚に伝えたつもりの言葉が、男性には「当たり前要求」に見えてしまうことがあります。
Q6:条件を下げるのは嫌。でも結婚はしたい。どうしたらいい?
これは、条件を下げることが大事なのではなく、条件を見直す基準を変えることが大切です。
例えば、こんなふうに発想を変えてみてください。
・年収500万以上
・身長170以上
・正社員
・家事力あり
●OK例:生活の相性で見る
・優先順位:価値観、会話、行動力
・一緒に家事を分担できるか
・お金の使い方が合うか
・ストレスを感じないコミュニケーションができるか
スペックよりも、実際の生活に直結するポイントを優先すると、一気に婚活が楽になります。
さらに心理学では、人は一緒に過ごす“時間”によって愛着が形成される(単純接触効果)と言われています。
つまり、スペックが完璧でなくても、相性が良い相手なら“後から”好きになることは普通にあるのです。
条件の見直しは妥協ではなく、「結婚後に幸せになれるポイント」に焦点を移す作業と考えてみてください。
Q7:男性から大切にされるアラフォー女性の共通点は?
実際の婚活現場を見てきて感じるのは、「愛されるアラフォー女性には共通点がある」ということ。
それは、ズバリ…
“相手に安心感を与える女性”
どんなに年齢を重ねても、男性が求める本質は変わりません。
●話していてラク
●怒らない
●否定しない
●自分の意見を押し付けない
●感情のコントロールができる
この「穏やかさ」と「柔らかさ」がある女性は、婚活で本当に強いです。
アラフォー婚活でありがちなのは…
- 過去の失恋の痛みで防御反応が強くなる
- 相手の欠点がすぐ目につく
- “時間がない”焦りから会話がギスギスする
こういった状態が、知らないうちに男性に伝わり、マッチングが続かないことがあるんですね。
だからこそ、心の余裕を作ることがめちゃくちゃ大切です。
これはスピリチュアルではなく、心理学でいう「情動安定性(エモーショナル安定性)」。
つまり、メンタルが安定している人ほど、男女問わず人気があります。
婚活の成功率も、なぜか安定して高いです。
アラフォー女性の婚活成功の鍵は「普通」ではなく「相性の見える化」
ここまで、婚活で「普通の男性希望」と言う女性ほど苦戦する理由を詳しくお話しました。
結論としては、
“普通”という言葉のズレが原因で、マッチングが上手くいかなくなる。
そして、アラフォー婚活では、昔とは市場がまったく違うため、20代・30代と同じ感覚で婚活をすると高確率で苦戦する。
だからこそ、今の市場に合わせた「現実的な婚活戦略」が必要なんです。
【まとめ】今日からできる改善リスト
- 「普通」ではなく「相性」で見る
- 価値観・会話・生活習慣を重視する
- 男性のスペックに過度にこだわらない
- 会話術(相手の話を広げる力)を鍛える
- 婚活疲れをためず、メンタルの余裕を作る
- ”自分を選んでもらう理由”を意識する
婚活の現場では、ほんの少し視点を変えるだけで結果が本当に変わります。
「普通」ではなく「相性」。
この考え方を取り入れるだけで、出会いの質も関係性の安定度も大きく向上します。
あなたの未来が明るい婚活で満たされますように。
そして、あなたに合うパートナーが見つかるよう心から願っています。