バツイチの過去は武器になる――再婚を成功させた女性たちの声

5view

2025.12.04

こんにちは。婚活カウンセラーとして10年以上、特にアラフォー女性の婚活に向き合ってきました。今回は「バツイチの過去をどう向き合えば良いのか」「再婚を成功させたいけど、不安が消えない」というリアルな悩みに応えつつ、実際に再婚を成功させた女性たちの赤裸々な体験談をまとめました。

いま、婚活はネットが主戦場です。リアルな場での偶然の出会いよりも、戦略的に、心理学を理解しながら、自分の魅力を整理して挑むことが成功率を高めます。

この記事では「バツイチが武器になる理由」「会話術のポイント」「アラフォー婚活ならではの落とし穴」「成功した女性の生々しすぎる体験談」「婚活の現場で寄せられたQ&A」など、メディアではあまり語られない“現場の真実”を書いていきます。


バツイチの過去は、本当に婚活で不利なのか?

結論から言うと、バツイチは確かに“フィルター”として働くことはあります。しかし、心理学的には「明確な経験値を持っている人のほうが、恋愛の安定感を相手に与えやすい」という事実があります。

実際、私が担当してきた40代女性の成婚データを見ると、初婚女性よりも再婚希望の女性のほうが、成婚までの期間が短い傾向があります。

その理由はシンプルです。

  • 自分がどんな結婚生活を望むか分かっている
  • 相手に求める条件が現実的
  • 問題が起こったときの対処力がある
  • 「次は幸せになりたい」という意志の強さがある

この4つは、実は婚活における“強力な資源”なのです。


アラフォー婚活で起きやすい3つの勘違い

バツイチに限らず、アラフォー婚活をしている女性がよく陥る“ズレ”があります。これは失敗談として多く寄せられた内容から抽出したものです。

1. 条件を下げたつもりが、実は高望み

「平均年収より少し上なら…」「タバコ吸わないならOK」「大切にしてくれる人なら…」など、条件を低く設定したつもりになっていても、全体で見るとかなり条件が厳しい場合があります。

特にアラフォー男性は仕事も生活スタイルも確立していて、他人に合わせる柔軟性が低いことが多い。ここを理解できていないと、マッチング後に会話が噛み合わず、あっという間に連絡が途切れてしまいます。

2. 過去の結婚生活を“封印”しようとする

これは心理的には自然な反応です。でも、ネット婚活では自己開示のバランスがポイントになります。封印すると逆に「何か隠している?」と不信感につながります。

3. 会話が面接モードになる

特にバツイチ女性がやりがちなのは、相手の生活を確認しようとして、質問攻めになってしまうこと。すると男性は「詮索されてる」と感じて逃げます。

婚活アプリやオンラインデートでは「会話の空気づくり」が8割。質問の質より、相手が“話したくなる空気”を作れるかどうかが勝負です。


【体験談】39歳バツイチ女性・美香さん(仮名)のリアルな失敗と逆転劇

ここからは、実際に私がサポートした女性の体験談を紹介します。生々しめですが、本人の了承のもと書いています。

◆離婚後の絶望と「自分なんてもう無理」という思い

美香さんは39歳。離婚の原因は価値観のズレ。仕事に夢中な夫と、家庭を大切にしたい美香さん。最初は歩み寄れた二人も、気づけば別々の生活に。

「もう自信がなくて、男性に何を話していいかわからなかった」
「会話のたびに相手の反応を気にしすぎて、落ち着かなくなる」

そんな状態でアプリに登録しても、当然うまくいきません。

◆初期の失敗:会話が“距離を埋める”ためのものになっていた

メッセージのやり取りでも、つい自分の状況を説明しすぎてしまい、男性が引いてしまうパターンが続きました。

実際のメッセージはこんな感じです。

「私はバツイチで、前の夫とは生活リズムが本当に合わなくて…そこから自信をなくしてしまって」

まだ1通目や2通目でこの話をしてしまう。
すると男性からの返信は途端に薄くなるか、消える。

◆心理学的分析:人は“早すぎる距離感”に警戒する

自己開示には「適切なタイミング」があり、早ければ早いほど不信感を生みます。

心理学者オルトマンの心理的距離の研究によれば、人間関係は段階を踏んで深まるもので、急激に深い情報が入ると脳は「危険信号」を出します。

つまり美香さんの場合、誠実なつもりが逆効果になっていたのです。

◆改善策:会話術を“距離を測るための道具”に変える

ここで私が提案したのは、次の3つの会話ルールです。

  • 最初の1週間は「楽しい系」の話題だけにする
  • 自己開示をするなら“小さな弱み”から始める
  • 男性の話を3割、共感を7割にする

この方法は、相手の心に“安全な場”を作るための心理学的テクニックです。

例えば美香さんにはこうアドバイスしました。

「まずは相手の趣味に興味を示してみましょう。アウトドアが好きなら『その写真、どこですか?空がすごくきれいですね』など、相手が気持ちよく話せる質問を一つ乗せるだけでいい」

◆逆転の出会い:44歳の穏やかな男性とのマッチング

会話の質を意識し始めてから、美香さんに返信が返ってくるようになりました。
そして出会ったのが、44歳のシステムエンジニアの男性。

メッセージはとにかく落ち着いていて、返信も丁寧。
美香さんは「初めて、気を張らずに話せた」と言いました。

そして3回目のオンラインデートで、その男性から言われた言葉が印象的でした。

「前の結婚があったからこそ、今の美香さんがいるんですよね。僕はその経験も含めて話してくれたのが嬉しかったです」

この瞬間、美香さんは泣いていました。

“バツイチは隠すもの”
と思っていたのが、
“バツイチだからこそ深みがある”
と言われたのです。


【Q&A:婚活現場で多いリアル相談】

ここでは、実際の現場で特に多かった質問を取り上げます。匿名相談のため、かなり踏み込んだ内容も書いています。

Q1:バツイチをいつ伝えるべき?早め?遅め?

A:初回メッセージではNG。3〜5回目のやり取りで軽めに。

心理学では「段階的開示」が鉄則。いきなり重い情報を出すと逃げられます。
まずは相手との“空気”を作り、そのうえで自然に話題を出しましょう。

Q2:男性から「離婚理由は?」と聞かれたら正直に答えるべき?

A:正直に話す必要はありますが、詳細を語る必要はありません。

ポイントは、

  • 相手を責める内容にしない
  • 自分の反省点を一つ入れる
  • 未来志向の言葉で締める

これが最強です。

Q3:バツイチだと、アラフォー婚活は不利?

A:むしろ“安定感がある”と評価されやすいです。

特に家庭を大切にしたい男性には非常に響きます。

Q4:子どもがいる場合、再婚率は下がりますか?

A:下がります。ただし“誠実な男性と出会える確率”は上がります。

子どもがいると、遊び目的の男性は寄ってきません。
真面目な男性だけが残ります。


――次回(後半)では、

  • 美香さんの“再婚までのリアルなプロセス”
  • アラフォー女性が実際に使っていた「心を掴む会話術」
  • 離婚歴を“強力な魅力”に変える具体的ステップ
  • 再婚成功者たちの赤裸々な告白集
  • 婚活カウンセラーとしての総まとめチェックリスト

などをさらに詳しく書いていきます。

次のメッセージで後半をお届けします。

美香さんが再婚するまでの“リアルすぎるプロセス”

前半では、39歳バツイチ女性・美香さん(仮名)が再婚に向けて歩み出したところまでお話ししました。
ここからは、実際にどんな流れで再婚までたどり着いたのか、その“現場の空気”が伝わるほど赤裸々に書いていきます。

◆オンラインデート3回目で見えた「相性の良さ」

44歳の落ち着いた男性とのやり取りは順調に進み、オンラインデートは合計5回。
その中で、美香さんが「この人なら大丈夫かも」と思えた理由は、実は外見でも年収でもなく、たった一つの会話の瞬間でした。

「僕、失敗を引きずるタイプなんですけど、美香さんの話を聞いて『過去で人は変われる』って思ったんですよね」

これは、美香さんがほんの少し勇気を出して「前の結婚ではこういう部分がうまくいかなかった」と話したときのこと。
ただし、言い方は慎重に「自分にも反省点がありました」と付け加えました。

この一言が決定的でした。
彼の心に「この人は信頼できる」とスッと入ったのです。

◆初対面デートでの“沈黙事件”

いよいよ対面で会う当日。美香さんは相当緊張していました。
そのせいか、序盤の会話では沈黙が続き、二人とも苦笑い。

しかし、ここで美香さんは前に学んでいた「会話の空気づくり」を思い出します。

  • 沈黙は“悪”ではなく“区切り”
  • 無理に話すより、相手の表情を見てコメントを入れる
  • 会話のネタを事前に3つ用意しておく

特に有効だったのが、彼が注文した料理に対してのさりげない一言でした。

「それ、すごく美味しそうですね。普段からこういうお店行かれるんですか?」

この“軽い興味”の投げかけがきっかけで、彼は一気に話しやすくなり、
そこからは終始穏やかで心地よい時間に。

心理学的にいう「パーソナル・クエスチョン(軽い質問)」が、緊張を緩和するポイントとして作用した瞬間でした。


アラフォー婚活で成功した女性たちが使っていた会話術9選

ここからは、実際に再婚や交際につながった女性たちが使っていた“現場で効いた生の会話術”を紹介します。

1. 「それ、もっと聞きたいです」の魔法

男性は、自分の話を楽しそうに聞いてくれる女性に弱いです。
特にアラフォー男性は、仕事で評価されにくいポジションにいることも多いため、
プライベートで「話を肯定される」ことに強い安心感を覚えます。

2. 自分の弱みを“ほんの少しだけ”出す

例)「私、人見知りなんですけど、今日お会いしてすごく話しやすかったです」
男性は守ってあげたい欲求より「安心感」のほうに反応します。

3. 「あなたが●●と言ったから、私も話したくなった」のフレーズ

これは心理学で“返報性の自己開示”と呼ばれ、距離が一気に縮まります。

4. 感情ワードを必ず入れる

例)「嬉しい」「ほっとする」「安心した」
この単語があるだけで、男性は「自分のおかげ?」と感じて好意を持ちます。

5. 「私はこう思うけど、あなたは?」で主導権を渡す

男性は意見を聞かれると大切にされている気持ちになります。

6. 過去の話は“10秒サマリー”で

例)「前の結婚では価値観が合わなくて、今はもっと話し合える関係を大切にしたいなと思っています」
長く語るとただの“重い話”になります。

7. 相手の趣味に1回だけ乗っかる

釣りでもゴルフでもアニメでもOK。
「その写真、いいですね!どういうところが楽しいんですか?」
この“入り口の質問”だけで印象が爆上がり。

8. 自分の好きなものは“堂々と”話す

アラフォーになると「若く見られたい」が先に立ち、
趣味を隠す女性も多いですが、それは逆効果。
自分の軸がある女性は魅力的に見えます。

9. 「次会えたら嬉しいです」を最後に必ず言う

これは決定打。
男性は「脈があるかわからない」と二の足を踏むことが多いため、
この一言で一気に前向きになります。


バツイチを“強力な魅力”に変えるステップ

再婚成功者に共通していたのは「離婚を恥ではなく、経験として整理している」点でした。そのためのステップを紹介します。

ステップ1:離婚の出来事を「事実・感情・教訓」に分けて整理

失敗を正しく処理できると、男性に話すときも感情的にならず、知的に見えます。

ステップ2:自分の望む結婚像を書き出す

抽象的ではなく、具体的に書くことがポイント。

  • 平日どんな会話をしたい?
  • 休日はどう過ごしたい?
  • 生活費や家事分担の希望は?

ここが曖昧なままだと、どんなに良い男性でも噛み合いません。

ステップ3:離婚を隠さず、“サイズを調整して”話す

男性は“誠実さ”を求めています。ただし、重さは求めていません。
情報量をコントロールすると、強みに変わります。

ステップ4:自分の成長ポイントを一つ伝える

例)「話し合うことの大切さを知りました」
これだけで男性の受け止め方は大きく変わります。


【体験談】42歳シングルマザー・真理子さん(仮名)の告白

次は、子どもがいる状態で再婚を成功させた女性の話です。

◆「子どもがいるから無理」だと思い込みすぎていた過去

真理子さんは、離婚後5年経ってから婚活を開始。
しかし最初のころは出会っても“相手の負担になるのでは…”と引け目だらけだったと語ります。

そのせいで、男性に対して必要以上に遠慮してしまい、逆に距離を生んでしまうという悪循環に。

◆決め手は男性の「覚悟の言葉」だった

ある日、3回目のデートで男性からこう言われました。

「僕はあなたの人生だけじゃなくて、子どもさんを含めた全部をちゃんと受け止めたいと思って来てます」

この言葉に真理子さんは涙したそうです。

男性がこういう覚悟を持ってくれるのは珍しくありません。
むしろ、誠実な男性ほど子どもの存在を大切に扱おうとします。


【Q&A:後半・さらに踏み込んだ相談】

Q5:離婚歴があると、プロフィールにどう書けばいい?

A:短く、淡々と、未来志向で。

例)
「価値観の違いで離婚しましたが、今は相手との会話を大切にしたいと思っています。」

ポイントは“淡々さ”。感情を出しすぎると重く見えます。

Q6:子どもがいる場合、最初から伝えるべき?

A:プロフィールに書くのがベスト。

隠しても信頼を損ねるだけ。堂々としていいんです。

Q7:アラフォー婚活で最も失敗しやすいポイントは?

A:「自分の魅力を過小評価しすぎること」

魅力は外見だけではありません。

  • 生活の安定感
  • 人の気持ちを理解できる余裕
  • 会話の落ち着き

特にアラフォー女性は、この3つが圧倒的に強く、若い女性にはない深みがあります。

Q8:再婚を成功させる女性に共通するものは?

A:「素直さと、微調整ができる柔軟さ」

小さな改善を積み重ねられる女性は、必ず成功します。


婚活カウンセラーからの総まとめチェックリスト

以下は、再婚した女性たちの行動に共通していたポイントをまとめた“実践チェックリスト”です。

  • 離婚を恥と捉えず、経験として整理できている
  • 会話の前に相手の気持ちを想像する癖がある
  • 自分の望む結婚像を具体的に描けている
  • プロフィールが淡々としていて読みやすい
  • 初期メッセージで深い話をしない
  • 自己開示は少量、段階的に行う
  • 相手の話に感情ワードを添えて返す
  • 「次会えたら嬉しい」と素直に言える
  • 失敗したら落ち込みすぎず、切り替えが早い

アラフォー婚活は決して遅くありません。
むしろ“経験を魅力に変えられる年代”だからこそ、再婚は大いにチャンスがあります。

あなたの「バツイチ」という過去は、あなたの人生を豊かにする学びであり、その深さに惹かれる男性は必ずいます。

現場で多くの女性を見てきたからこそ断言できます。
バツイチは決してハンデではなく、むしろ最強の武器になる。

あなたの婚活が、温かく実りあるものになりますように。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る