ペアーズでいい感じにやりとりしていたのに、ある日突然返信が途絶えた——。
婚活アプリを使った経験がある人なら、一度は経験したことがある「既読スルー」「未読放置」。
これほど気持ちを不安定にさせるものはありません。
「何か変なこと言ったかな」「嫌われたのかな」
そんな考えが頭をぐるぐる回り、気づけば他のことが手につかなくなってしまう。
でも、ここで自分を責めるのはNGです。
この記事では、「返信が途絶えた時の心の置きどころ」を、心理学的な観点と現場の体験談を交えて解説します。
なぜペアーズで返信が途絶えるのか?
まず大前提として、「返信が来ない=嫌われた」ではありません。
ペアーズなどのマッチングアプリでは、多くのユーザーが複数人と同時にメッセージをしています。
そのため、返信の優先順位や気持ちの波によって、自然に会話がフェードアウトしていくケースがほとんどです。
主な返信が止まる理由
- ①他の人とのやり取りが進展した
婚活アプリでは、複数人と同時進行するのが当たり前。あなたが悪いわけではありません。 - ②単純に忙しくなった・気分が乗らない
仕事が立て込んだり、私生活がバタバタしてメッセージの優先順位が下がることも。 - ③話題が途切れて自然消滅
「何を話せばいいかわからない」「会話が義務的になった」など、心理的な疲れから返信しなくなるケース。 - ④マッチ解除・アプリ離れ
アプリを一時的に休む、アンインストールする人も一定数います。
つまり、返信が途絶えたからといって「あなたが何か悪いことをした」わけではないのです。
むしろ、ペアーズなどのアプリ婚活では“普通に起こる現象”として捉えることが大切です。
返信が途絶えた時の心理:人は「不確実」に耐えられない
返信がこないとき、人の心がざわつくのは自然なことです。
心理学ではこの状態を「不確実性ストレス」と呼びます。
人間は「理由がわからないこと」に強い不安を感じる生き物。
相手が返信しない理由を自分の中で無理に埋めようとし、
「嫌われたかも」「他の人に取られたかも」と、ネガティブな妄想を膨らませてしまいます。
しかし、ここで重要なのは「自分ではコントロールできないことに心を奪われない」ことです。
相手の返信スピードや行動は、あなたの努力ではどうにもならない領域。
それよりも、自分の気持ちをどう整理するかに意識を向けることが、婚活の成功には欠かせません。
返信が途絶えたときにやってはいけない3つのこと
- 連続メッセージを送る
「どうしたの?」「返信待ってるよ」など、追いメッセージは逆効果。
相手にプレッシャーを与え、「重い」と感じさせてしまう可能性があります。 - アプリ内を監視する
ログイン状況やオンライン表示をチェックするのは、精神的に消耗するだけです。
“追う恋”に入った瞬間、立場が苦しくなります。 - 自分を責める
「自分がつまらなかったのかな」「魅力がないのかも」と落ち込むのは、最も危険な思考。
婚活における“自尊心の低下”は、次の出会いに悪影響を及ぼします。
心理的に楽になる考え方:「出会いは流動的」
アプリ婚活は、リアルの出会いとは違い、「流動性」が高い環境です。
つまり、相手も常に新しい出会いに触れ続けています。
だからこそ、「一期一会」を前提に考えると、気持ちが楽になります。
例えば、スーパーで買い物をしていて“たまたま目が合った人”に、
その後一生会えないことを悲しむでしょうか?
それと同じように、アプリでの出会いも「一瞬の縁」だと捉えると、
執着や不安が薄れていきます。
体験談①:「返信が来なくて落ち込んだけど、次の出会いで救われた」
「ペアーズで3日くらい連続でやりとりしてた男性がいたんですが、
急に既読スルーになってしまって…。
落ち込みすぎて、スマホを見るのも嫌になりました。
でも、その後マッチした別の人がすごく優しくて、
“あの時返信がなかったから、この人に出会えたんだ”って思えるようになったんです。」(30代女性・匿名)
婚活では、ひとつの出会いが終わることが「次のご縁の始まり」であることが多いです。
気持ちを切り替えるスピードが速い人ほど、成功率が高い傾向にあります。
Q&A:「返信がこない人にもう一度送ってもいい?」
Q:一週間返信がありません。もう一度メッセージしてもいいですか?
A:基本的には1回までならOKです。
ただし、送る内容は「責める」ではなく「軽く確認」のトーンにしましょう。
たとえば、次のようなメッセージが自然です。
「お忙しいですか?またお話しできたら嬉しいです😊」
「お元気ですか?最近寒くなりましたね☕️」
このように、柔らかい言葉で“余白”を残すことが大切です。
返信がなければ、それ以上追わずに切り替えましょう。
「脈なしを見極める潔さ」こそ、大人の婚活の武器です。
返信がこないときにやるべき3つの行動
① 新しいマッチを増やす
一人に執着してしまうのは、他の出会いが見えていないから。
3〜5人と並行してメッセージをしておくと、1人の返信が止まっても気持ちが安定します。
これは心理学でいう「分散投資の原理」と同じ。
心のリスクも分散させましょう。
② 自分のプロフィールを見直す
返信が止まるのは、相手の問題だけでなく“印象の持続力”が低いことも一因です。
プロフィール写真や自己紹介文を見直して、あなたの人柄が伝わるように調整してみましょう。
③ 婚活の目的を再確認する
「なぜ婚活をしているのか」「どんな人と出会いたいのか」を紙に書き出すと、
焦りやモヤモヤが整理されます。
目的意識が明確な人ほど、メッセージの内容にも誠実さが表れます。
心理学的アプローチ:「期待値コントロール」の重要性
恋愛心理学では、“期待値”が高すぎるほど、失望の感情も強くなることが知られています。
「返信が来た=好意を持たれている」と早合点すると、返信が止まった瞬間に大きなショックを受けてしまう。
これを防ぐためには、「相手はまだ他人」という前提を忘れないことが大切です。
マッチングアプリの出会いは、まだ「知り合い未満」。
恋人でも友達でもない関係だからこそ、期待を最小限にして楽しむくらいの気持ちが、心を守ります。
次回(第2回)では、返信が途絶えた相手との“再アプローチの仕方”と、“心を立て直すメンタルトレーニング”を詳しく解説します。
実際に婚活成功者が実践していた「切り替え術」や「再マッチ成功パターン」も紹介します。
返信が戻ったケースもある?実際の婚活体験談
「返信が途絶えたら終わり」と思いがちですが、実はそうとも限りません。
婚活の現場では、“数週間後に返信が再開した”というケースも珍しくありません。
体験談②:「2週間後に『ごめんね』と返信が来た」
「マッチして3日くらいで毎日やりとりしてた男性がいたんです。
でも、ある日を境に返信が途絶えて…。
正直、『もう脈なしだな』って思って、他の人とメッセージしてました。
そしたら、2週間後に『仕事がめちゃくちゃ忙しくて、返信できなかった』と謝罪のメッセージが。
その後ゆっくりやりとりを再開して、実際に会ってみたら本当に誠実な人で、
今もいい関係が続いています。」(30代前半・会社員女性)
このように、「返信が途絶えた=終わり」ではなく、
ただタイミングが合わなかっただけのこともあります。
だからこそ、“一度で諦めず、でも追いすぎない”というバランスが重要です。
再アプローチするなら「軽やかに、短く」が鉄則
もし、どうしても気になる相手なら、
時間をおいて“再アプローチ”してみるのも一つの手です。
ただし、その時のポイントは「軽さ」。
重たい内容や長文メッセージは逆効果です。
「お久しぶりです。最近またペアーズ見てたら、〇〇さんを思い出しました😊」
「前に話してた映画、ついに見ました!〇〇さんも観ましたか?」
このように、「再会のきっかけを作る一言」を添えると自然です。
あくまで“再接触”であり、“詰め寄り”ではないことが大切。
あなたの印象を「穏やかで前向きな人」として残すことで、
再びメッセージが返ってくる可能性が高まります。
返信が戻らなかった時にどうする?「心のリセット法」
再アプローチしても返信がなかった場合、
それ以上は追わないことをおすすめします。
なぜなら、「返事がないこと」自体がすでに相手の答えだからです。
しかし、そう頭では分かっていても、心がついていかないのが人間ですよね。
そこで、心理的に気持ちを整える“リセット法”を紹介します。
① 書き出しリリース法
モヤモヤした気持ちを紙に書き出すだけでも、心はかなり軽くなります。
「どうして返信くれなかったんだろう」「悲しい」「寂しい」など、
どんな言葉でも構いません。
書き終えた紙を破って捨てることで、心理的に「手放す」効果が生まれます。
これは認知行動療法(CBT)でも推奨される感情整理の方法です。
② 婚活日記をつける
「今日〇〇さんとやりとりした」「返信が止まった」など、
日々の記録をつけておくと、感情の流れが客観的に見えるようになります。
自分の恋愛傾向を知ることで、次の出会いに活かせます。
③ 気持ちを別の出会いに向ける
返信が途絶えた時ほど、新しいマッチングを増やしてみましょう。
新しい人との会話に意識が向くことで、自然と前の人への執着が薄れます。
心理学的には「置き換え効果」と呼ばれ、失恋や喪失体験の回復に有効です。
婚活疲れを防ぐためのマインドセット
婚活が長期化すると、「また返信こないかも」「もう誰とも合わないのかも」と、
ネガティブな気持ちに支配されやすくなります。
ここでは、婚活疲れを防ぐための考え方を紹介します。
① 結果ではなく「行動」にフォーカスする
「うまくいった・いかなかった」で一喜一憂するより、
「今日は3人にいいねを送れた」「プロフィールを見直せた」といった
“行動ベースの達成感”に目を向けることが重要です。
心理学的には、これを「行動活性化理論」と呼び、
落ち込みや焦りの改善に効果があります。
② 婚活を“人生の一部”として捉える
婚活を「人生のすべて」にしてしまうと、結果が出ない時に大きく落ち込みます。
でも、婚活はあくまで人生の一部。
仕事・趣味・友人関係など、他の分野にも目を向けると、
心のバランスが整いやすくなります。
③ 自分の“恋愛ペース”を大切にする
「友達が結婚したから」「周りが焦ってるから」といった外部要因で動くと、
無理をして疲れてしまいます。
婚活はスピードではなく、自分のペースを守ることが成功の鍵です。
体験談③:「婚活疲れで一度休んだら、気持ちがリセットできた」
「ペアーズを半年くらい使って、何人かと会いましたが、
返信が途絶えたり、会ってもピンとこなかったりで、だんだん疲れてしまって…。
思い切って1ヶ月アプリを休んで、友達と旅行に行ったり、
趣味の習い事を始めたら、また気持ちが前向きになって、
その後に再開した時に、今の彼と出会いました。」(40代女性・公務員)
このように、“休む勇気”も婚活には必要です。
アプリをやめること=諦めることではなく、
自分を立て直す「戦略的リセット」なのです。
恋愛心理でわかる「返信が止まりやすい人」の特徴
心理学的に見ると、返信が止まりやすい人にはある共通点があります。
それは、「安心感よりも完璧さを見せようとする」タイプです。
- 相手に好かれようとして、無理に明るくふるまう
- 本音を隠して“いい人”を演じてしまう
- 会話が自己開示よりも質問攻めになっている
これらの特徴が強いと、相手は「深い関係になりにくい」と感じてしまい、
結果的にフェードアウトしてしまうことが多いのです。
大切なのは、“自然体で心を開けるかどうか”。
自分を飾らないメッセージこそ、相手の信頼を生みます。
返信が続く人の共通点:「心地よさの共有」
一方で、返信が途切れにくい人には明確な共通点があります。
それは「会話が心地よい」と感じさせる人。
心理学ではこれを「感情的同調」と呼びます。
- 相手の話題に共感しつつ、自分の気持ちも伝える
- 無理に盛り上げず、会話に“余白”を残す
- 返信スピードよりも“温度感”を合わせる
たとえば、相手が「今日は疲れた」と言った時に、
「お疲れ様!無理しすぎないでね😊」と一言添えるだけでも、
相手の心はほっとします。
恋愛とは、“感情のキャッチボール”なのです。
Q&A:「返信が止まると自信がなくなる。どうすればいい?」
Q:返信が来ないと、毎回「私ってダメなのかな」と落ち込んでしまいます。
A:それは、恋愛における「承認欲求のズレ」が原因かもしれません。
人は恋愛の中で「認められたい」「必要とされたい」という欲求を持ちます。
返信が止まることで、その欲求が満たされず、
“自分に価値がない”と感じてしまうのです。
このとき有効なのが、「他者承認」ではなく「自己承認」を意識すること。
「返信がなくても、私はちゃんと誠実に向き合った」
「自分の気持ちを大切にできた」と、
自分自身を肯定してあげましょう。
この思考が身につくと、どんな恋愛でも心が折れにくくなります。
返信が途絶えた経験が“婚活力”を上げる理由
一見ネガティブな「返信が途絶える経験」ですが、
実はこれがあなたを大きく成長させるきっかけになります。
なぜなら、返信が止まることで、
自分の「恋愛の癖」や「理想とのズレ」に気づけるからです。
たとえば、毎回同じようなパターンで返信が止まるなら、
会話の流れやテンポに共通点があるかもしれません。
そのパターンを一つずつ見直していくことで、
次の出会いの質が格段に上がります。
まとめ:「返信が途絶えるのは終わりではなく、通過点」
ペアーズで返信が途絶えるのは、婚活の“通過儀礼”のようなものです。
そこをどう受け止め、どう立ち上がるかで結果は大きく変わります。
落ち込むのは悪いことではありません。
むしろ、それだけ真剣に人を想える自分を誇ってください。
そして、返信が来なくても、あなたの価値は1ミリも下がりません。
相手が去るのは“ご縁がなかった”だけのこと。
婚活で本当に必要なのは、相手を変えることではなく、
「自分を信じ続ける力」です。
次の出会いではきっと、「返信が待ち遠しい」と思える相手が現れます。
それまでは、焦らず、少し笑って、今日を大切に過ごしましょう。
この記事を通して、あなたの心が少しでも軽くなり、
「返信が途絶えた時の心の置きどころ」が見つかれば幸いです。

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