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Match.comで失敗しない相手選びのフィルター設定術

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2025.10.24

婚活アプリの中でも特に真剣度が高いと評判の「Match.com(マッチ・ドットコム)」。
しかし、「登録したけれど、理想の相手に出会えない」「マッチングはするけど続かない」
という声が多いのも事実です。

その原因の多くは、“フィルター設定の使い方”にあります。
つまり、相手を探す際にどんな条件で検索をかけるかによって、出会いの質が大きく変わるのです。

この記事では、Match.comを使うアラフォー女性に向けて、
「失敗しない相手選びのためのフィルター設定術」を、心理学的な視点と具体的な実践法を交えて紹介します。


◆ なぜフィルター設定が大事なのか?

Match.comの魅力のひとつは、他の婚活アプリに比べて“細かい条件検索”ができること。
年齢、居住地、年収、結婚歴、子どもの有無、宗教、喫煙・飲酒習慣など、かなり具体的に設定できます。

一見便利そうですが、実はここに落とし穴があります。
条件を絞りすぎると、「理想に合う人がいない」と感じてしまい、出会いのチャンスを自ら狭めてしまうのです。

心理学的にも、人は「選択肢が多すぎる」と迷い、「条件が厳しすぎる」と孤立します。
この現象を“選択のパラドックス”と呼びます。

条件を設定することは大切。
でも、“理想を固定する”のではなく、“方向性を明確にする”ことが目的なのです。


◆ Step1:まずは「譲れない条件」と「柔軟にできる条件」を仕分けよう

マッチングの失敗は、多くの場合、“自分でも気づかない条件のこだわり”から生まれます。

例えば、次のようなケースを考えてみましょう。

  • ・年収600万円以上でないと不安
  • ・年齢は同年代まで
  • ・身長170cm以上が理想
  • ・再婚は避けたい

これらは一見、自然な希望条件のように見えますが、実際には出会いの幅を狭めすぎています。
そこで有効なのが、「譲れない条件」「できれば条件」「柔軟にできる条件」の3段階仕分けです。

◎ 仕分けの例:

  • 譲れない条件:結婚意欲がある/喫煙しない/暴力・ギャンブルなし
  • できれば条件:年齢差±5歳以内/安定した職業
  • 柔軟にできる条件:身長/趣味の一致/居住地(将来的に移動可能なら)

このように明確にしておくと、検索時に必要以上に条件を詰め込まずに済みます。


◆ Step2:プロフィール検索での“設定過多”に注意

Match.comの検索欄には多くの項目があります。
その中でも特に重要なのが、次の5つの項目です。

  1. ① 居住地
  2. ② 年齢範囲
  3. ③ 結婚歴
  4. ④ 喫煙・飲酒習慣
  5. ⑤ 宗教・価値観

まずはこの5つだけを設定し、他の項目は“空欄”または“広めの条件”にしておくのがおすすめです。

婚活心理学の観点から見ると、人は“条件一致”よりも“印象一致”で惹かれる傾向があります。
実際、条件を広げたことで予想外に相性の良い相手が見つかるケースも多いのです。

条件で“削る”よりも、印象で“広げる”。
これがマッチング成功率を上げるコツです。


◆ Step3:年齢フィルターの“3歳ルール”を活用する

年齢条件を絞りすぎるのもよくあるミスです。
例えば「40〜45歳まで」に設定していると、実は46歳や47歳の“性格的にピッタリな人”を見逃してしまうことも。

心理学的に、人は“年齢”を基準に安心感を測りがちですが、
実際の相性は年齢よりも“ライフスタイル”の一致に影響されます。

◎ 年齢フィルターのおすすめ設定:

  • ・自分の年齢−3歳〜+5歳を基本に設定
  • ・アラフィフ世代も視野に入れる
  • ・プロフィール文で“年齢にこだわりません”と記載しておく

このように幅を持たせることで、自然体で年上・年下の誠実な男性からアプローチされる確率が上がります。


◆ Step4:“結婚歴あり”の男性をどう見るか?

アラフォー婚活で忘れてはならないのが、「再婚者をどう扱うか」という点です。
Match.comは他の婚活アプリに比べ、離婚歴ありの男性が多く登録しています。

「離婚=問題あり」と捉える女性もいますが、それは大きな誤解です。
むしろ、離婚を経験している男性の中には、“人間関係の大切さ”を理解している人が多いのです。

心理カウンセリングの現場でも、再婚男性は“聞く力”や“感謝の意識”が高い傾向があります。
条件で切り捨ててしまうのは、非常にもったいないと言えるでしょう。

条件は「線引き」ではなく「目安」。
“人柄の奥”を見られる人ほど、幸せな婚活をしています。


◆ Step5:年収フィルターの落とし穴

婚活アプリでは、年収の設定を高くしすぎてマッチングが減る女性が多く見られます。
もちろん経済的な安定は大切ですが、年収だけで判断するのは危険です。

心理学的に、年収が高い男性は「仕事中心の生活」を送っているケースが多く、
結婚後の“時間的なゆとり”が取りづらい傾向にあります。

一方、年収は平均的でも、“精神的な安定”と“生活の協調性”を持つ男性は、
パートナーシップ満足度が高いという研究結果もあります。

◎ 年収設定の現実的なライン:

  • ・最低ライン:350万円〜400万円
  • ・理想ライン:450万円〜600万円
  • ・高望みライン:700万円以上(ただし現実的に対象は全体の5〜10%)

自分と同等、もしくは少し上くらいを目安にすることで、
共感力の高い男性に出会いやすくなります。


◆ Step6:心理的フィルターを意識する

婚活で一番見落とされがちなのが、“心理的フィルター”です。
つまり、自分の心の中にある「この人は違うかも」という無意識の線引き。

たとえば、次のような無意識の思い込みがありませんか?

  • ・バツイチ=重い過去がある
  • ・年下男性=頼りない
  • ・地方在住=距離がありすぎる

こうした思考の癖が、良い出会いをブロックしてしまうのです。

心理カウンセリングの観点では、人は“過去の失敗体験”をもとに防衛的判断を下す傾向があります。
だからこそ、過去の経験と今の相手を切り離して考えることが重要です。

「この人は前の彼と似ている」ではなく、
「この人はどんな人だろう?」という“好奇心”で見る癖をつけましょう。

これが、Match.comで本当に相性の良い相手を見つけるための最大のフィルターです。

▶ 後半では、「プロフィールの読み解き方」と「ブロックすべき相手の見極め方」について解説します。

◆ Step7:プロフィール文を“読む力”を磨こう

フィルター設定を活かすうえで欠かせないのが、相手のプロフィール文の“読解力”です。
Match.comでは、写真よりも文章で人柄を伝える文化が根付いており、
一見シンプルな文の中にも「本音」や「価値観」がにじみ出ています。

プロフィール文の読み方を誤ると、誠実な男性をスルーしてしまったり、
逆に“自己中心的なタイプ”に惹かれてしまうこともあります。
そこで、文章の中から相手の性格を見抜くポイントを整理してみましょう。

◎ 誠実な男性のプロフィールに見られる特徴

  • ・文章が長すぎず、簡潔にまとまっている
  • ・「結婚」「家族」「支え合い」などの言葉が自然に出てくる
  • ・自分の欠点や反省点にも触れている
  • ・過剰に「優しい」「誠実」と自称していない

一方で、注意したいのが“理想ばかり語るタイプ”です。

◎ 危険サインのあるプロフィール

  • ・「条件の合う方のみ」「理想を高く持っています」など選別的な表現
  • ・「いつも周りに頼られる」「真面目すぎると言われる」など自己アピール過多
  • ・「外見より中身を重視」と言いながら写真が未掲載

心理的に見ると、過度に理想を語る男性は「自己愛傾向」が強く、
実際のコミュニケーションで他人に歩み寄るのが苦手な傾向があります。
一見ポジティブな文面でも、自己中心的な性格のサインが隠れているのです。

“文章の行間”に性格が出る。
相手を知るコツは、「何を書いているか」より「何を書いていないか」に注目すること。


◆ Step8:“ブロックすべき相手”の見極め方

Match.comで活動していると、すべての相手が真剣なわけではありません。
残念ながら、遊び目的や自己承認欲求のために登録している人も存在します。

ここでは、アラフォー女性が特に注意すべき“危険サイン”を紹介します。

◎ ブロック推奨の特徴リスト

  • ・「まずは気軽に」など、結婚意欲の低い発言
  • ・連絡が急にマメになったり途絶えたりを繰り返す
  • ・すぐにLINE交換や会おうとする
  • ・「今は忙しいけど、落ち着いたら結婚したい」など曖昧な未来形
  • ・プロフィール写真が明らかに加工・モデル風

これらは「本気度が低い」「恋愛依存」「既婚の可能性」などのサインでもあります。
早い段階でブロックし、自分の時間を無駄にしない判断力が必要です。

心理学的には、“誠実な人”ほど他者の感情を尊重します。
相手の返信ペースや言葉遣いが安定しているかどうかは、信頼性を測るうえで最も確実な指標です。

「迷ったらブロック」は、冷たい対応ではなく“自分を大切にする婚活スキル”です。


◆ Step9:メッセージ交換の段階で見抜く質問力

Match.comでは、メッセージのやり取りが関係構築のカギになります。
ここで重要なのが、“質問の仕方”と“相手の返し方”です。

心理学的には、会話の質は「相互関心性」で決まります。
つまり、“自分に関心を持ってくれるか”が誠実さのバロメーターです。

◎ いい質問例

  • 「休日はどんな過ごし方をされていますか?」
  • 「お仕事のどんなところにやりがいを感じますか?」
  • 「家族との時間をどんなふうに大切にされていますか?」

◎ ダメな質問例

  • 「年収はいくらですか?」
  • 「元奥さんとはなぜ離婚されたんですか?」
  • 「どんな女性がタイプですか?」

これらの質問は“尋問”になりやすく、相手を緊張させてしまいます。
初期段階では「共感」「共有」「安心感」をベースに会話を組み立てましょう。

良い男性ほど、自分の話より“あなたの話”を引き出そうとします。
会話の流れを観察すると、誠実さは自然に見えてくるのです。


◆ Step10:心理的疲労をためない“婚活ペース設定”

フィルターを駆使しても、マッチングが続くと「婚活疲れ」に陥ることがあります。
特にアラフォー女性は、仕事・家事・家族との両立でエネルギーが消耗しやすい時期。

婚活疲れを防ぐためには、“ペース設定”が不可欠です。

◎ 婚活疲れを防ぐペースの作り方

  • ・メッセージは1日2人まで
  • ・週末だけMatch.comを開くなど、使用時間を制限
  • ・会話が義務化したら一度休む

心理学では「自律神経のリズム維持」がストレス軽減の鍵とされています。
婚活を“日常の延長”として捉え、休む勇気を持つことが成功への近道です。

婚活は「努力」ではなく「調整」。
無理をしても幸せな出会いは引き寄せられません。


◆ 体験談:アラフォー女性が語る“フィルター変更の奇跡”

体験者:美佐さん(43歳・初婚)

「最初は年収600万円以上、身長170cm以上、同年代まで…と絞りすぎていました。
マッチングはするのに会話が続かず、“婚活向いてないのかも”と落ち込みました。
でもカウンセリングで“年収条件を外してみよう”と言われ、試しに設定を変えたんです。

すると、年収は普通でも家庭的で誠実な男性と出会いました。
今はその方と結婚前提で同居中。
条件を下げたつもりが、実は“自分に合う人”を見つけるためのフィルター調整だったんですね。」

「理想を狭める」のではなく、「幸せを広げる」。
フィルターを変えるだけで、人生が動き出すこともあるのです。


◆ Q&Aコーナー

Q1:相手がすぐに会いたがるのはNG?

A1:初回から「すぐに会いましょう」は警戒サイン。
まずは3日〜1週間、メッセージを交わして相手のテンションの波を確認してください。
真剣な人ほど“時間をかけて距離を詰める”傾向があります。

Q2:プロフィール条件が曖昧な人は信用できない?

A2:実は、細かく書きすぎる人より“必要最低限だけ書いている人”の方が誠実なケースもあります。
完璧すぎるプロフィールは“作り込み”の可能性があるため、バランスを見ましょう。

Q3:条件を広げたらタイプ外の人ばかり出てくる…

A3:最初はそれでOK。
Match.comのアルゴリズムは“反応履歴”を学習します。
あなたが「いいね」した相手の傾向をAIが覚えるため、1〜2週間で精度が上がります。
根気強く利用しましょう。


◆ Step11:マッチング後の“心理的相性”を見極める

条件が合っても、心理的相性が合わなければ長続きしません。
特にアラフォー婚活では、人生観やコミュニケーションスタイルの一致が重要です。

心理カウンセラーが提唱する「相性の5軸チェック」を紹介します。

  1. ① 会話テンポが合うか
  2. ② 感情表現の仕方が似ているか
  3. ③ 価値観(お金・時間・家族)にズレがないか
  4. ④ トラブル時の対話力があるか
  5. ⑤ 沈黙が苦にならないか

この5つが“自然にフィット”する人は、長期的な関係を築ける可能性が高いです。


◆ まとめ:Match.comのフィルターは「幸せを選ぶツール」

婚活の成功を左右するのは、“条件を狭める力”ではなく、“柔軟に広げる力”。
Match.comのフィルターは、相手を選ぶための壁ではなく、自分の幸せを見つめ直す鏡なのです。

今回紹介したフィルター設定のステップをもう一度振り返りましょう。

  • Step1:譲れない条件と柔軟な条件を仕分ける
  • Step2:設定過多を避けて印象で広げる
  • Step3:年齢フィルターは“3歳ルール”
  • Step4:再婚男性を柔軟に見る
  • Step5:年収設定の落とし穴を知る
  • Step6:心理的フィルターを外す
  • Step7〜11:プロフィール読解・危険サイン・質問力・ペース調整・心理的相性

これらを意識するだけで、あなたの婚活は確実に“軽く・楽しく・現実的”になります。

婚活は「完璧な人を探す」作業ではなく、
「安心して素を出せる人に出会う」プロセス。
Match.comのフィルター設定を上手に使い、あなたの幸せを見つけましょう。

あなたの“理想の出会い”は、条件の外にあるかもしれません。

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