こんにちは。婚活カウンセラーとして10年以上、のべ1,800人以上のアラフォー女性の相談に向き合ってきました。現場での支援経験をもとに、今回は「婚活アプリで真剣な男性を見抜く方法」を、実際の失敗談と心理学、そして実践テクニックを交えて解説します。
いまや婚活はリアルの場ではなく、アプリが中心。けれど、「真剣度が高い男性をどう見分けるか?」は、アラフォー女性が最もつまずきやすいポイントです。雑誌のような表面的なアドバイスではなく、現場で見てきた“生のリアル”をそのまま書いていきます。
アラフォー婚活アプリの現実:真剣な男性は実は“少数派”
まず最初に、残念ですがアラフォー女性が出会う男性のうち、最初から結婚意欲が明確な男性は約3割程度です。アプリの性質上、どうしても「なんとなく登録している男性」や「自分の理想が極端に高い男性」も混ざります。
しかし、絶望する必要はありません。真剣な男性は確実に存在しますし、彼らには特徴的な言動があります。逆に、遊び目的や成長する気のない男性にも“共通のパターン”があります。
◆よくあるアラフォー婚活の失敗談:気づけば「彼の暇つぶしになっていた」例
私の相談者Aさん(43歳・メーカー勤務)は、マッチングした男性と3週間ほどやり取りを続けていました。彼はメッセージが丁寧で、褒め上手。優しくて、落ち着いていて、「この人、私を大切にしてくれそう…」とAさんは期待していました。
ところが、実際に会う約束になると、
- 日程を決めようとすると「今週は忙しくて…」が続く
- 電話を提案すると「電話苦手なんだよね」と断られる
- こちらの質問には答えず、雑談ばかりしてくる
そして結局、一度も会わないまま自然消滅。
Aさんは、「私に興味がなかったんでしょうか…?」と落ち込んでいましたが、心理学的に分析すると、これは『相手の承認欲求を満たすためのメッセージ相手にされていた』状態です。
◆心理学的分析:承認欲求が強い男性のパターン
承認欲求が強すぎる男性は、
- 褒められたい
- 話を聞いてほしい
- 誰かと繋がっていたい
といった動機でアプリを使います。
しかし、こういう男性は「現実での行動力」がないため、会うまでに至りません。彼らはメッセージのやり取りで満足してしまい、コミュニケーションを進めることが苦手です。
真剣な男性は、必ず「会う」「電話する」「関係を前に進める」という行動が伴います。
真剣度が高い男性の特徴:現場で見た“本当に良い男性”の共通点
ここからは、私が現場でサポートしてきた中で、成婚につながった男性が「最初から見せていた特徴」をまとめます。
◆特徴1:メッセージのテンポが一定で、短すぎず長すぎない
恋愛工学的なテクニックで「返信を遅らせる男性」もいますが、真剣な男性は変に駆け引きをしません。仕事が忙しい時も「遅くなってごめんね」と一言添えて返信をしてきます。
また、長文を送りつけるのではなく、質問を交えながらコミュニケーションをとります。
例:
「今日は仕事どうだった?俺はバタバタしてたけど、18時くらいには落ち着いたよ」
こういう男性は、相手を知ろうとする意識が強く、結婚に対する意欲も高い傾向があります。
◆特徴2:プロフィールに“具体的な未来像”が書いてある
真剣な男性は、必ずと言っていいほど自分の将来像を書いています。
- 「一年以内に結婚したい」
- 「子どもはできればほしい」
- 「結婚後の働き方は話し合いたい」
逆に、遊び目的の男性はこういうことを書きません。書かずにぼやかすのは、「責任を負いたくない=真剣ではない」のサインです。
◆特徴3:会うまでがスムーズで、日程を明確に提示する
真剣な男性は、会うまでのスピードが速いです。
ただ「早く会いたい」という軽さではなく、
- ・事前に電話をしたい
- ・場所を提案してくれる
- ・日程を2~3個出してくる
この「段取りの良さ」が特徴です。
実録:アラフォー女性Bさんが真剣男性に出会ったプロセス
Bさん(42歳・看護師)は、婚活アプリを3年続けたのに成果が出ず、私のところに相談に来ました。
これまでの傾向を見てみると、
- メッセージが楽しくて続けてしまう
- 相手が日程を出さなくても「忙しいから仕方ない」と受け入れる
- 相手に合わせすぎる
という「会話術の罠」にハマっていました。
そこで私はまず、
「メッセージの会話の中に“意図的に結婚の話題を入れる”」
という会話術を提案しました。
そしてBさんが試した最初の男性が、後に夫となるCさん(46歳・会社員)。
驚くほどスムーズに進みました。
◆Bさんが使った“真剣な男性を見抜く質問”
Bさんは私のアドバイスをもとに、会話の流れでこう質問しました。
「お仕事忙しいんですね。Cさんは結婚しても仕事のスタイルは変えない予定ですか?」
Cさんの返答は、
「うん、基本は変わらないと思うけど、家庭の状況に合わせて残業は減らしていくつもり。結婚は1〜2年以内にしたいな。」
——この返答がとても重要です。
なぜなら、心理学的には質問への回答に“具体的な時間軸”が含まれているかどうかが、真剣度を測る一つの基準だからです。
Cさんの回答には、
- ・残業を減らす
- ・1〜2年以内に結婚
といった明確な未来像が含まれていました。
これは真剣度が高い男性の典型例です。
アラフォー女性がやりがちな“地雷行動”とその心理的背景
婚活がうまくいかない女性に共通するのは、男性を見る目以前に、
- ・相手の言葉を深読みしすぎる
- ・自分の気持ちを押し殺す
- ・好かれるためにニコニコしすぎる
という「防衛習慣」が染みついていることです。
◆地雷行動1:相手が日程を決めないのに見て見ぬふりをする
これは心理学でいう『認知的不協和』が働いています。
つまり、「相手が真剣じゃない」と気づくと苦しいので、自分の中で理由を作って正当化してしまうのです。
例:
- 「忙しいんだろうな」
- 「私に興味がなくても仕方ない」
- 「もう少し様子を見よう」
ですが、真剣な男性は日程を決める時に動きます。
動かない男性=あなたを優先していない証拠です。
◆地雷行動2:メッセージの話題が“雑談だけ”
雑談は楽しいけれど、関係を進めません。
これは“共感だけでつながろうとする癖”が原因です。
アラフォー女性は優しいので、男性が喜ぶ話題に合わせようとしてしまいます。
しかし、真剣な男性を見抜きたければ、未来の話題を入れることが重要です。
◆地雷行動3:相手の趣味に合わせすぎる
「釣り好きなんだ〜。私も興味あるかも!」
「登山いいですね!私も挑戦してみたい!」
この“合わせすぎ”は、自己肯定感が下がっている時に起こりがち。
心理学的には自己呈示の過剰適応と呼ばれ、長期的には関係が破綻しやすいです。
真剣度の低い男性が出す“危険シグナル”TOP5
現場で数えきれないほど見てきた、危険な男性の言動をまとめました。
危険1:会う前にやたらと距離を縮めてくる
例:「早く〇〇ちゃんに会いたい」「運命感じる」
これは恋愛依存傾向の男がよくやるパターンです。
危険2:土日の予定を教えない
土日を隠す男性の多くは、他の女性とも会っているか、休日は自由にしたいだけです。
危険3:プロフィールが薄い
「よろしくお願いします」だけ
→真剣度が低い証拠。
危険4:年収や仕事の話をはぐらかす
情報の透明性は真剣度と比例します。
危険5:メッセージが“自分語り”ばかり
あなたを知ろうとしない男性に、未来はありません。
Q&A:アラフォー女性の婚活アプリの悩みに答えます(前半)
Q1:メッセージが続く男性ほど真剣だと思っていましたが…?
A:メッセージの長さと真剣度は比例しません。
大切なのは「会うための段取りがあるかどうか」です。
Q2:1通目から結婚の話題を出すと重くないですか?
A:重くしない聞き方をすれば問題ありません。
「結婚したら◯◯ってどうしたいですか?」ではなく、
「仕事って今後もずっと忙しそうですか?」
のように“未来の生活”について聞くと、自然に結婚の話題になります。
Q&A:アラフォー女性の婚活アプリの悩みに答えます(後半)
Q3:真剣な男性と遊びの男性、見分ける最速の質問はありますか?
A:あります。最も効果的なのは、この質問です。
「今の生活リズムって、結婚したら変わりそうですか?」
この質問に対して、
- ・「結婚したら早く帰るつもり」
- ・「家事は分担したい」
- ・「子どものことは考えてる」
と答えられる男性は、未来を想像しています。
逆に、
- ・「うーん、どうだろうね」
- ・「考えたことないな」
- ・「その時になってみないと」
という返答が続く男性は、結婚を現実レベルでイメージしていない可能性が高いです。
Q4:バツイチの男性ってどう判断したらいい?
A:バツイチ男性は3パターンに分かれます。
- 再婚に意欲があるタイプ(最もおすすめ)
- 一人の生活が快適すぎて結婚に消極的なタイプ
- 過去の傷が癒えていないタイプ
判断のポイントは、離婚理由を説明できるかどうか。
真剣な男性は、
- ・「生活リズムのすれ違いが大きかった」
- ・「話し合い不足で反省している」
など、理由と改善点を話します。
反対に、
- ・「元妻が全部悪かった」
- ・「なんとなくうまくいかなかった」
と自分の責任を語らない男性は危険です。
Q5:「忙しいから会えない」男性を見切る基準は?
A:目安は2週間。
仕事がどれだけ忙しかろうと、真剣な男性は2週間以内には会うために動きます。
仕事で忙しい時でも、
- ・電話
- ・日程 調整
- ・短時間の面会
など、関係を進める努力をします。
「1ヶ月以上、会えない男性」を待つ必要はありません。
Q6:写真がイケメンな男性ほど危険って本当?
A:半分本当です。
イケメン男性が危険というより、加工しすぎの男性が危険です。
心理学的には、「自己呈示の過剰操作」がある男性ほど、リアルな関係に向かない傾向があります。
- ・肌がツルツルすぎる
- ・光が強すぎる
- ・角度が毎回同じ
これらは現実を隠したいサイン。
逆に、本当に誠実な男性は「普通の写真」を載せています。
笑顔が自然で、背景が日常的な写真の男性の方が圧倒的に成婚率が高いです。
Q7:アラフォー女性でも“選ばれる側”になれますか?
A:もちろん可能です。
アラフォー女性が選ばれない最大の原因は、年齢ではなく、
- ・話題選び
- ・相手に合わせすぎる
- ・自己主張の弱さ
といった「コミュニケーション習慣」です。
特に大きいのが会話術。
実際に私がサポートした女性は、会話術を改善するだけで2〜4ヶ月以内に真剣交際へ進んでいます。
アラフォー婚活を成功させる会話術:実践テクニック
ここからは、実際に効果があった“婚活アプリで使える会話術”を紹介します。
現場で女性たちが成功した会話をそのまま共有します。
◆テクニック1:雑談7割、未来の話3割にする
メッセージのやり取りは、雑談だけだと「友達」で終わります。
かといって、結婚の話題ばかりだと重くなります。
バランスとしては、
- ・雑談(趣味、食べ物、日常)…70%
- ・未来(働き方、生活リズム、価値観)…30%
これが一番自然です。
◆テクニック2:相手の価値観を引き出す “たった2つの質問”
真剣度の高い男性の価値観を見抜くには、次の質問が最強です。
- 「休日ってどう過ごしてることが多いですか?」
- 「結婚したら、どんな生活スタイルが理想ですか?」
この2つに答えられない男性は、結婚を現実として想像できていません。
◆テクニック3:最初のデートは“短時間”を提案する
アラフォー婚活で多いミスの一つが、
「初回から長時間デート」を受けてしまうこと。
真剣な男性は短時間デートでも快く応じます。
遊び目的の男性は、長時間会って“下心のチャンス”を狙います。
おすすめの提案:
「最初は1時間くらい軽くお茶でもいかがですか?」
この一言で相手の意図が丸わかりです。
◆テクニック4:会う前に5分だけ電話する
これは現場で一番効果があった方法。
電話を拒否する男性は、
- ・複数人と並行している
- ・会話に自信がない
- ・遊び目的
のどれか。
電話は相手の誠実さが直接伝わるため、真剣度の見極めに非常に有効です。
◆テクニック5:LINE交換は「会う直前」でOK
LINE交換を急ぐ男性は、同時進行が多いです。
実際、アプリでLINEを集めている男性は珍しくありません。
安全な交換タイミングは、
- ・会う前日〜当日
これで十分です。
体験談:アラフォー女性3名の“赤裸々すぎる”実録
ここからは、実際の相談者の体験をもとにしたエピソードを紹介します。
◆Case1:メッセージが盛り上がりすぎて失敗(Dさん・41歳)
Dさんは明るくて話し上手。
男性とのメッセージがいつも盛り上がるのですが、なぜか「2回目デート」でいつも終了してしまう。
理由を本人と分析したところ、
- ・初回デートで話しすぎて相手が圧倒される
- ・自分の話ばかりで相手の価値観を聞けていない
という問題が浮き彫りに。
改善策として、初回デートでは「質問3割、聞く7割」に変更。
たったこれだけで、交際に発展したのです。
◆Case2:イケメン男性に振り回されて1年を無駄に(Eさん・44歳)
Eさんは美人で仕事もできるのに、なぜか遊び男性ばかり引き寄せてしまうタイプでした。
イケメンで華やかな男性と出会い、半年間は毎日メッセージ。
しかし、
- ・デートは月に1回
- ・土日に会ってくれない
- ・予定が直前にキャンセルになる
という不安な状態。
相談に来た時、Eさんは涙ぐみながら、
「彼を待ってたらいつか本気になってくれると思ってた」
と言いました。
これは典型的な“恋愛依存の罠”。
改善策として、私は「未来の話題を出す」ことを提案。
すると彼は、
「結婚?いや、まだ考えてないかな」
と明確に否定。
Eさんはそこで目が覚め、半年後に誠実な男性と成婚しました。
◆Case3:プロフィールで地雷男性を回避できた(Fさん・40歳)
Fさんは、以前は「プロフィールなんてほとんど見てなかった」と言う女性。
しかし、プロフィールの読み方を改善すると、一気に良い男性と出会えるようになったのです。
ポイントは、
- ・結婚観が具体的か
- ・仕事の説明が丁寧か
- ・休日の過ごし方が明確か
これらを重視したところ、従来の“危険男性”を回避できました。
数ヶ月後、価値観の合う男性とスムーズに交際へ。
プロフィールはただの文章ですが、読み方次第で未来が変わります。
アラフォー婚活の本質:“選ぶ”のではなく“選ばれる自分”になる
アラフォー婚活の成功者に共通しているのは、
「男性を見る目が鋭い」わけではありません。
むしろ、
- ・自分の価値観を整理できている
- ・自己否定しない
- ・感情に流されすぎない
という“安定したメンタル”を持っています。
つまり、婚活で最も大切なのは、
「誰かに選ばれるために頑張る」のではなく、
「自分の人生を一緒に歩むパートナーを選ぶ側に立つ」
という意識に変えること。
そのためには、真剣度を見抜く技術は必須です。
まとめ:婚活アプリで真剣な男性を見抜く最強フレーム
最後に、今回の内容をフレームとして整理します。
◆【真剣男性の特徴】
- ・メッセージが安定している
- ・プロフィールが具体的
- ・会うまでがスムーズ
- ・未来の話題を自然に出せる
- ・情報の透明性が高い
◆【危険な男性のサイン】
- ・会うまでが遅い
- ・土日を隠す
- ・プロフィールが薄い
- ・自分語りが多い
- ・写真が加工されすぎ
◆【実践すべき会話術】
- ・雑談7割・未来3割
- ・価値観を引き出す2問を使う
- ・初回は1時間の短時間デート
- ・会う前に電話をする
- ・LINE交換は直前でOK
アラフォー婚活は決して簡単ではありません。
しかし、ポイントを押さえれば“真剣な男性を見抜く力”は必ず身につきます。
そして、その力を身につけた女性から順番に、幸せな結婚へと進んでいきます。
あなたの婚活が、これから一気に前へ動き出すことを心から願っています。