こんにちは、婚活カウンセラーの○○です。アラフォー婚活で、いちばんつまずきやすいポイントの一つが「自己PR文」。リアルの出会いなら雰囲気や会話で伝えられる魅力も、アプリではすべて文章の印象に左右されます。
しかも、40代婚活特有の“こじらせパターン”や、“高望みの勘違い”が文章ににじみ出てしまうことも少なくありません。今回は、現場で本当にあった赤裸々な失敗談、心理学の分析、改善方法、さらに「すぐ使える自己PRテンプレ」と「よくあるQ&A」までまとめてお伝えします。
アラフォー婚活が“文章で失敗する”理由
婚活アプリを見ていると、本当にもったいない自己PR文が多いです。特にアラフォー女性は、真面目で誠実だからこそ「説明しすぎ地雷」や「理想の条件だけ羅列する高望みPR」になりやすい傾向があります。
●心理学的に見るアラフォー女性の自己PR文のクセ
心理学では、人が不安になるほど“自己防衛として情報量を増やす”傾向があると言われています。婚活が長期化したり、過去の失敗経験があると、無意識に「こんな人はお断り」「真剣な人だけ」「冷やかしNG」といった“防衛ワード”をPR文に並べてしまうのです。
しかし、これは男性から見ると「警戒心MAXの人」に映り、最初の数秒で離脱されてしまいます。
●よくある失敗PR文の例（実際の相談より）
・「真剣な方のみお願いします。遊び目的の方はご遠慮ください」
・「年収◯◯万以上、ギャンブルしない方、母親と同居希望していない方」
・「仕事柄、忙しくてメッセージは得意ではありませんが、誠実に対応したいと思います」
本人は悪くないのに、“壁を作っている文章”になってしまう典型例です。
●「やさしい壁」が男性を遠ざける現象
アラフォー婚活では、とても真面目で優しい方ほど、自己PR文が堅苦しくなる傾向があります。特に40代の男性は、癒しや安心感を求めているため、「厳しめの条件」や「感情の重さ」を感じる文章は避けがちになります。
実際に男性側の心理データでは、“最初の自己紹介文が柔らかい女性”へのマッチング率は約1.8倍も高いとされています。これは「安心感効果」と呼ばれ、相手に拒否されないと感じるほど接触率が上がる仕組みです。
【体験談】アラフォー婚活で8年間迷走した女性の自己PR文が“変わった瞬間”
ここで、私が担当したアラフォー女性（仮名：みゆきさん・42歳）の実際の体験談を紹介します。彼女は看護師で、仕事も家族の介護も抱え、婚活が後回しになってしまったタイプです。
●誤解を招く「がんばりすぎ自己PR」
みゆきさんが最初に書いていたPR文は、とにかく真面目で“重い”。
・「もう遊びの恋愛はいりません」
・「穏やかで誠実で嘘をつかず、お互いを尊重し、将来のことを真剣に…」
・「前の交際では裏切られた経験があり、もう同じ思いはしたくありません」
これでは、真剣度は伝わるものの、「過去の傷」「重荷」「警戒心」まで相手に共有してしまっています。
●彼女がなぜ“自己PRに過去の傷を入れた”のか？
心理学的には、トラウマや不安が強いと「先に言っておかないと安心できない」という“予防アピール”が出てしまいます。アラフォー女性の多くがハマる罠でもあります。
しかし、過去の傷はメッセージ交換や信頼関係ができてから出すべき。PR文に入れてしまうと「初対面で重い話をする人」の印象になります。
●改善後のPR文で起きた変化
彼女の文章を“感情の重さ”から“親しみやすさ”へと大きく方向転換しました。
結果、改善後たった3日で「いいね」数が8倍に跳ね上がり、1カ月で真剣交際が成立しました。
これは文章の力を象徴する典型的なケースです。
アラフォー婚活アプリで成功する「自己PR文の黄金ルール」
1. 読み手（男性）は「相性が良さそうか」を最優先で見ている
40代男性は、若い頃と違って容姿より「無理のない関係」「自然体でいられる相手」を求めます。そのため、自己PR文は“やさしい空気感”“親しみやすい会話トーン”が絶対的に有利です。
2. “条件の羅列”は逆効果。相手に委ねる余白が必要
アラフォー婚活では、人生経験ゆえに条件が厳しくなりがちですが、PR文で条件を並べると「面接官感」が出てしまいます。「一緒に楽しく過ごせる相手」という抽象度の高い表現のほうが惹かれます。
3. 「共感ワード」が相手の心理をつかむ
相手男性が「あ、わかる」「近そう」と感じる共通ワードが入るだけで、マッチング率が上がります。例としては、以下のようなものがあります。
- 落ち着いた生活
- 穏やかな関係
- 笑顔が多い時間
- 一緒にごはん
- お互いに無理しない
アラフォー女性向け「自己PRテンプレート」
そのままコピペしてアレンジできる形でテンプレを紹介します。
★★テンプレ（柔らかさ×誠実さタイプ）★★
はじめまして。プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
普段は仕事にやりがいを感じつつ、週末はゆっくり料理をしたり、散歩したりと落ち着いた時間を過ごすことが多いです。
婚活アプリに登録したのは、仕事以外の世界で出会いを広げたくなり、自然体で穏やかな関係を築ける方とお会いしたいと思ったからです。
どちらかというと聞き役で、相手のペースに合わせるのが得意です。
一緒にごはんを作ったり、気軽にお出かけしたり、笑顔が多い毎日を過ごせたら嬉しいです。
メッセージでは、落ち着いたペースでゆっくりやり取りできたらと思っています。
よろしくお願いします。
★★テンプレ（明るさ×安心感タイプ）★★
こんにちは！見ていただきありがとうございます。
性格は「落ち着いているけど、よく笑うタイプ」と周りから言われます。
休日はカフェ巡りや、美味しいものを探すのが好きです。
旅行も好きですが、家でのんびりする時間も大切にしています。
将来は、お互いに無理をしすぎず、一緒に同じ方向を見ながら過ごせるパートナーと出会えたらと思っています。
お互いを思いやりながら、自然体で楽しく過ごせたら嬉しいです。
まずは気軽にメッセージから、よろしくお願いします！
アラフォー婚活のよくある質問（Q&A）
Q1：自己PR文に「結婚願望の強さ」はどこまで書くべき？
A：アラフォーの場合、結婚願望があることは前提のため、強く書きすぎると“追い詰められ感”が出やすいです。
「将来を見据えた関係を育てたい」程度の柔らかい表現が最適です。
Q2：仕事が忙しくて返信が遅いのですが、PR文に書いたほうがいい？
A：書き方に工夫が必要です。
「忙しいので返信遅れます」は冷たい印象。
「お互いのペースで無理なくやり取りできたら嬉しいです」が正解です。
Q3：写真に自信がない場合、文章だけでカバーできる？
A：できます。心理学では「言語的魅力」は視覚的魅力を補完する効果があります。丁寧で親しみやすい文章は、写真の印象を自然に底上げします。
Q4：自己PR文に「結婚後の生活イメージ」を書くのはアリ？
A：アリですが“重くならない範囲”がポイントです。
アラフォー婚活では現実的な話をしがちですが、PR文段階で細かい生活設計（子どもの教育方針、同居可否、家計管理の方法など）を書くと、相手はプレッシャーを感じます。
おすすめは次の程度です。
- 「一緒に落ち着いた家庭をつくれたら嬉しい」
- 「日常を楽しめる関係が理想です」
- 「お互いの価値観を尊重しながら決めていきたいです」
これくらいの抽象度が、読み手に安心感をあたえます。
Q5：PR文に“弱み”や“欠点”を書くのは逆効果？
A：書き方次第で武器になります。
心理学の「自己開示の返報性」という原則により、人は相手が少し弱みを見せると親近感を抱きやすくなります。
ただし、重い弱みやマイナスは避け、以下のような“共感につながる弱み”がおすすめです。
- 「緊張しやすく、慣れるまで少し静かかもしれません」
- 「方向音痴で、よく迷ってしまいます（笑）」
- 「映画を見ると泣いてしまうタイプです」
こうした“微笑ましい弱み”は、男性側の保護本能や親しみを引き出します。
Q6：バツイチや子どもの有無は最初に書くべき？
A：最初に書いたほうが誠実ですが、書き方を工夫してください。
特にアラフォー婚活では、バツイチやお子さんの存在は珍しくないため、過度に気にする必要はありません。
ポイントは「過去の説明」ではなく「現在の自分」を中心に書くこと。
例文：
「再婚になりますが、気持ちは前向きで落ち着いた関係を築きたいと思っています」
Q7：PR文が長くなりすぎるのが悩み…どうしたら？
A：わかりやすい“3段構成”にすると自然とまとまります。
- 自己紹介（生活や性格）
- 婚活をしている理由
- どんな相手と、どんな関係を築きたいか
この3つさえ抑えれば、長すぎず読みやすくなります。
【会話術】自己PR文とセットで“最初のメッセージ”を整えると成功率が倍増
実は、自己PR文を良くしても、最初のメッセージが微妙だとすべてが台無しになります。
婚活アプリでは「最初の3往復」で相手が継続するかが決まると言われています。
●アラフォー女性がやりがちなNG会話
・「よろしくお願いします」だけの短文
・「どんなお仕事されてますか？」の尋問型
・質問攻めで疲れさせてしまう
・逆に質問ゼロで相手が困る
●心理学的には“自己開示→相手への質問”がベスト
「こちらから少し情報を出す」ことで相手が安心し、自然に返信したくなります。
例：
「いいねありがとうございます！週末は家でゆっくり過ごすことが多いのですが、◯◯さんはどんなふうに過ごすのが好きですか？」
このように、“軽い自己開示＋具体的な質問”が鉄板です。
【実録】自己PR文と会話術を変えたら交際成立したケース
私がサポートしたアラフォー女性・里奈さん（45歳）は、自己PR文がとても真面目で誠実だったものの、堅すぎてマッチングが少ない状態でした。
●修正前のPR文
・「仕事が忙しくて出会いがなく、真剣にお相手を探しています」
・「遊び目的の方はご遠慮ください」
・「真面目で常識のある方と出会えたら嬉しいです」
よくある文章ですが、“固さ＋警戒”の印象が強かったのです。
●修正後のPR文
・「週末は料理をしたり家でのんびりするのが好きです」
・「自然体で話せる方と出会えたら嬉しいです」
・「ゆっくりやり取りしながら、仲良くなれたらいいなと思っています」
結果、同世代男性とのマッチング率が一気に上昇し、2カ月後には交際が成立。
その後、成婚退会までスムーズでした。
アラフォー婚活で自己PR文に書いてはいけない5つのNGワード
最後に、特に避けるべきワードをまとめます。
- 「遊び目的の方お断り」
- 「真剣な方のみ」
- 「年収◯◯万以上」
- 「結婚前提で会える方限定」
- 「過去に辛い経験があり…」
これらは“守りに入った文章”に見えるため、アラフォー婚活では逆効果。
書きたい気持ちはわかりますが、PR文に入れなくても大丈夫です。
まとめ：アラフォー婚活は“文章で魅力を出せる人”が勝つ
婚活アプリのPR文は、「自分の魅力を伝えるもの」であると同時に、「相手が安心して近づける雰囲気づくり」でもあります。
アラフォー婚活だからこそ、柔らかさ・自然体・親しみやすさを意識するだけで結果が劇的に変わります。
文章ひとつで運命が動くことは本当にあります。
ぜひ今回紹介したテンプレやコツを使って、あなたらしい魅力が伝わるPR文を作ってみてください。
そして、もし不安があれば、いつでも相談してくださいね。
あなたの婚活が、自然体で心地よいものになりますように。
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