子どもが欲しいアラフォー女性のための婚活アプリでの価値観共有の進め方

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2025.11.20

アラフォー女性の婚活は、20代や30代前半とはまったく違うステージにあります。とくに「子どもが欲しい」と願う女性にとって、婚活アプリは単なる“出会いの場”ではなく、将来の人生設計まで左右する重要な場所。私は婚活カウンセラーとして10年以上、40代女性のリアルな婚活を現場で見てきましたが、マスコミの描くようなキラキラした婚活ストーリーとは少しも違いません。

正直に言えば、アラフォー女性の婚活は美談よりも葛藤のほうが多いです。
「マッチングまでは順調だけど、真剣交際につながらない…」
「デート3回までは進むけど、子どもの話をすると急に距離を取られる」
「相手の本気度が分からず、不安を抱えたまま関係が進まない」

こうした悩みは、ほぼ全員が共通して抱えています。ですが、その原因の多くは “価値観の共有不足” にあります。アラフォー婚活では、若い世代のように「まずは付き合ってから考える」というスタイルが通用しません。限られた時間の中で、いかに自然に、誤解なく、確実に価値観をすり合わせるか。これが婚活成功の決定打になります。

婚活アプリの時代になり、リアルな場よりも「価値観のすり合わせ」を早めに行えるメリットがあります。しかし同時に、プロフィールや条件だけで“表面的に判断されるリスク”も高い。アプリ婚活は便利な反面、心理的距離がつかみにくいため、伝え方を間違えると誤解を招いてしまいやすいのです。

たとえば、よくあるのがこんなケース。

——「私は子どもが欲しいので、真剣に結婚を考えている男性と出会いたいです」とプロフィールに強く書きすぎてしまい、男性が「プレッシャーが重いかも…」と感じてしまうパターン。

逆に「子どものことは会ってから話そう」と後回しにした結果、デート3回目で理想と現実の価値観がまったく違うことに気づき、お互いに気まずい空気になる…そんな悲しいすれ違いも、現場では日常茶飯事です。

つまり、アラフォー婚活は“価値観を共有する順番”と“伝え方の技術”が成功のカギになるのです。

この記事では、アラフォー女性が婚活アプリで「子ども」や「結婚観」について自然に話を進めるための会話術や、心理学的アプローチ、そして私が実際に見てきた赤裸々な体験談を交えて、成功するための具体的なステップをお伝えしていきます。

表面的なテクニックではなく、現場のリアルに基づく実践的な内容なので、読み進めるだけでも “どこでつまずきやすいのか” が明確になり、行動が変わっていくはずです。

そしてもうひとつ大事なことは、「高望み」の勘違いに気づくこと。アラフォー婚活では、条件の見直しが成功率を大きく左右します。この記事ではその本質にも切り込み、後悔しない婚活の進め方を徹底解説します。

ではまず、なぜアラフォー女性にとって“価値観共有の早期化”が絶対条件になるのか。その理由からお話ししていきます。

なぜアラフォー女性の婚活では早期の価値観共有が重要なのか

アラフォー女性の婚活において、「価値観のズレをいかに早く確認するか」は、成功率を大きく左右します。20代・30代前半の婚活と大きく違うのは、恋愛の時間軸が短く、曖昧な関係を長く続けるほどリスクが大きくなること。さらに、子どもを望むかどうかは単なる希望ではなく、人生設計の根幹に関わる“核心部分”でもあります。

まず理解しておきたいのは、「価値観の共有」とは単に「結婚したい?」「子どもは欲しい?」と質問するだけでは不十分だということです。婚活の現場で起きやすいトラブルの多くは、“質問の順番”と“本音を引き出す聞き方”を欠いたことが原因です。

妊娠・出産に関するタイムリミットと婚活の並走構造

アラフォー女性が婚活で抱える最大のプレッシャーは、出産に関する時間の制約です。これは避けて通れない現実であり、心理的負担が増える大きな要因でもあります。女性側が「早めに本題へ入りたい」と思うのは当然のことですが、一方で男性は“急かされている”と感じるケースが多く、そこにすれ違いが起こります。

心理学では、緊張感を抱いている人ほど、曖昧な情報に過敏になりやすいと言われています。女性側が「少しでも早く確認したい」という焦りが、男性側には“圧”として伝わることも。その結果、女性が本心では丁寧に話したつもりでも、男性が距離を置いてしまうケースは、婚活アプリの現場では非常に多いのです。

だからこそ、序盤の会話で“信頼の土台”を先につくり、価値観の話題を自然な流れで切り出せる関係性を育てることが重要になります。

男性側の心理(プレッシャー・自由志向・責任不安)

アラフォー婚活で女性が過小評価しがちなのが、男性の心理的ハードルです。とくに30代後半〜40代の男性は、結婚そのものへの責任感や経済面のプレッシャーを強く抱えています。また、仕事で管理職に就き、自由な時間が少なくなることで「家庭を持つとさらに縛られるのでは?」と不安を強める傾向もあります。

そのため、“いきなり子どもの話”をされると、本音では前向きでも「まだ気持ちの整理が追いつかない」と感じてしまう男性は少なくありません。実際に、私はカウンセリングで何度も次のような男性の声を聞いてきました。

——「結婚したい気持ちはあるけど、子育ての責任を想像すると怖くなる」
——「プレッシャーを感じると、一瞬で恋愛モードが冷めてしまう」

男性が逃げたのではなく、“重さに圧倒されて判断を保留した”という場合も多く、女性側が攻めすぎると関係が崩れることがあります。この心理を理解して接するだけで、会話が驚くほどスムーズになります。

アプリ婚活の落とし穴(相性より「条件」で判断されやすい問題)

婚活アプリが主流になった現代では、プロフィールや条件欄が“入口”になるため、どうしても「スペック重視」になりがちです。これは男女ともに同じなのですが、アラフォー女性の場合、「子どもが欲しい」という条件が男性に対して強いフィルターとして働くことがあります。

男性側は、女性の意図を深く理解する前に、条件だけで「この人とは重くなるかも?」と早合点しやすいのです。逆に女性側も、相手男性のプロフィールを読みながら「この人は本気度が低そう」と判断してしまうケースが多い。お互いに“先入観の罠”にハマりやすい環境が、アプリ婚活には存在します。

心理学ではこれを「確証バイアス」と呼び、最初に抱いた印象に合う情報ばかり集めようとする傾向のことを指します。アプリ婚活ではこのバイアスが強く働き、価値観のすれ違いが実際よりも大きく見えてしまうのです。

だからこそ重要なのが、「会話を通して印象を上書きすること」です。序盤のメッセージで落ち着きや信頼感を与えるだけで、男性の警戒心は一気に下がり、価値観の話題がしやすくなります。

アラフォー婚活が難しくなる理由は、条件の厳しさではなく、“誤解を生みやすい土壌”にあります。この構造を理解しておくことで、次章からお伝えしていく会話術や心理的アプローチが、さらに効果的に活きてきます。

婚活アプリで価値観共有を自然に進めるための会話術

アラフォー婚活で最も難しいのが、「価値観の話題をどのタイミングで、どう切り出すか」です。とくに子どもに関するテーマはデリケートで、言い方を間違えると相手にプレッシャーを与えたり、本来は合う相手なのに距離を置かれてしまうこともあります。

しかし逆にいえば、“聞き方”と“伝え方”を工夫するだけで、相手の本音を自然と引き出しながら、あなたの価値観も誤解なく伝えることができるのです。ここでは、婚活アプリの現場で数多くの女性を成功に導いてきた実践的な会話術を解説します。

初期メッセージで信頼感をつくる心理学的アプローチ

婚活アプリの序盤で最も大切なのは、「安心して話せる相手だ」と思ってもらうことです。心理学ではこれを“心理的安全性”と呼び、相手の本音を引き出すための土台になります。

初期メッセージでは、焦って核心に触れようとせず、まずは相手の趣味や日常に興味を示すことが重要です。ポイントは、質問攻めにしないこと。質問ばかり連打すると、相手は「尋問されている」ような感覚になり、警戒心を高めてしまいます。

おすすめは、次のような“ゆるい共感コメント+軽い質問”の組み合わせです。

——「プロフィールのカフェ巡り、すごく共感しました。おすすめのお店ありますか?」
——「写真の旅行先、素敵ですね!あの場所、私も行ってみたかったんです。」

このような“共通点に触れる会話”は、相手の心理的負担を減らし、自然と心を開きやすくします。まずはラポール(信頼関係)を築くことが、価値観の話題へ進む前の必須プロセスなのです。

「子ども」や「結婚観」の話題を切り出す適切なタイミング

次のステップは、結婚観や子どもに関する価値観を探るタイミングです。多くの女性がやりがちな失敗は、“早すぎる段階で本題に踏み込む”こと。気持ちは痛いほど分かりますが、信頼関係が十分でない段階で重い話題を出すと、相手は「急かされている」と感じてしまいます。

実際に、婚活現場では次のようなすれ違いが頻発しています。

——女性:「真剣に婚活しているなら、最初に確認したほうが無駄がない」
——男性:「まだ人柄が分からないのに、将来の話をされても困る」

これは“男性が結婚観の話題に苦手意識を持ちやすい”という特徴から生まれるギャップです。男性は、責任のあるテーマに触れられると緊張しやすく、判断を先延ばしにする傾向があります。

おすすめのタイミングは、メッセージが数日続き、会話が自然に弾むようになってから。デートに誘われる前後に、軽く価値観に触れるとスムーズです。たとえば次のような語り口です。

——「最近、家族で過ごす時間って大事だなって思うことが多くて…〇〇さんは家族との関係、どんな感じですか?」

このように、子どもの話題に直結しない“家族観”から入ると、男性も無理なく答えられます。

相手の本音を引き出すオープンクエスション会話術

価値観を掘り下げるとき、最も効果的なのが“オープンクエスション”です。これは心理学でもよく使われる手法で、「はい・いいえ」で終わらない質問を投げることで、相手の本音を引き出す効果があります。

たとえば次の質問は、男性の価値観を自然に知ることができます。

——「理想の休日ってどんな過ごし方ですか?」
——「結婚したら大切にしたいことってありますか?」
——「将来どんな家庭を築きたいと思いますか?」

こうした質問を混ぜると、相手がどんなライフスタイルを望み、どこに価値を置いているかが見えてきます。子どもに対しても、いきなり核心に触れず、以下のように“考え方の方向性”を探る質問から入ると効果的です。

——「友達のお子さんと遊ぶのってどう思いますか?」
——「子育てって大変だけど、周りを見てると幸せそうだなって思うことが多くて…〇〇さんはどう感じますか?」

避けるべきNGワードと、誤解を生む伝え方のクセ

アラフォー女性がやってしまいがちなNGワードがあります。それは「時間がないので」「早く結婚したいので」というストレートすぎる表現です。気持ちは痛いほど理解できますが、男性はこれを聞くと“責任を背負わされたような重さ”を感じてしまいます。

また、「収入」「スペック」など条件面に触れすぎると、相手は“採点されている”と感じてしまいます。会話の序盤で条件を求めるのではなく、価値観が合うかどうかを重視する姿勢を示すことで、男性側の警戒心は大きく下がります。

伝え方のコツは、柔らかい表現+理由を添えること。

——「将来子どもを持てたら嬉しいなと思っていて…でもまずは、お互いの価値観が合うかを大事にしたいんです。」

このように伝えれば、“焦っている”のではなく、“誠実に向き合っている人”として受け取ってもらえます。

価値観の共有は、勢いではなく“技術”です。次章では、アラフォー婚活でつまずきやすい「勘違いの高望み」について、さらに深く掘り下げていきます。

子どもが欲しいアラフォー女性のための婚活アプリでの価値観共有の進め方

こんにちは。アラフォー女性の婚活を10年以上サポートしてきた婚活カウンセラーです。この記事では、ネット婚活が当たり前になった今の時代に、特に「子どもが欲しい」と考えるアラフォー女性が、婚活アプリの中でどのように価値観を共有し、実際に成婚につなげていくのかを、かなり赤裸々にお話ししていきます。

世の中の記事の多くは、マスコミ向けのキレイごとが多く、現場のリアルとはズレています。アラフォー婚活は、正直に言って“普通の婚活とは別ジャンル”です。年齢、仕事、過去の恋愛経験、そして「子ども」という現実的なテーマが絡み合い、心理的なハードルも増えます。

だからこそ今回は、婚活アプリでよくつまづく「価値観共有」「会話の進め方」「失敗パターン」といったテーマを、現場で実際に起きた体験談を交えて、包み隠さず書いていきます。

アラフォー婚活の現実:価値観共有が遅れると失敗しやすい理由

まず押さえておきたいのは、アラフォー女性が「子どもが欲しい」と考える場合、婚活の戦略そのものが20代・30代とは異なるということです。特に婚活アプリでは、以下の3つの理由で価値観共有が遅れると大きな失敗につながりやすいのです。

1. 子どもに関する価値観は“後回しにすると揉める”典型テーマ

婚活アプリでは、見た目や趣味が好みならマッチングしやすいのですが、深い価値観、特に「将来子どもを持ちたいかどうか」という話題は、つい後回しにしがちです。

ところが、アラフォー婚活の場合は、このテーマを後回しにすると相手との時間だけが過ぎ、結果的に「結婚願望はあるけど子どもは望んでいない男性」や「曖昧なまま交際を続けたい男性」とズレが生まれます。

心理学でいう“曖昧性耐性(あいまいせいたいせい)”の差が出やすいポイントです。男性側が曖昧なままでOKでも、女性は時間の制約がシビア。双方の「曖昧さに耐えられる度合い」が違うため、後で必ず衝突します。

2. 年齢のプレッシャーで“いい人そうだから”と付き合ってしまう

アラフォー女性の婚活でよくある心理的な罠が、「せっかく出会えたし」と気持ちが揺れることです。これを心理学では“希少性バイアス”と呼びます。人は少ないと感じるほど価値があるように思ってしまいます。

婚活アプリでも、同年代で誠実そうな男性と出会うと「この人を逃したら次はないかも」と感じてしまい、本来は確認すべき将来の希望を曖昧にしたまま交際に進んでしまうケースがあります。

3. 婚活アプリのやり取りは“本音より楽な会話”が生まれやすい

対面と違い、アプリのメッセージでは軽い雑談が中心になりがちで、肝心な価値観の話は後回しになる傾向があります。

その結果、「会話は弾んで楽しいのに、実は将来像が全然違った」というミスマッチが起きやすくなります。

体験談:価値観の確認が遅れたことで大失敗したアラフォー女性Aさん(41歳)

ここからは、実際にあったケースを赤裸々に書いていきます。Aさんは41歳。仕事では管理職で、婚活アプリの利用歴は1年半。性格は明るく、初対面でも話が盛り上がるタイプ。ただし、人柄を重視するあまり、価値観の話に踏み込みにくいところがありました。

最初の出会いは順調に見えた

ある日マッチングしたのは45歳の男性Bさん。外見は普通、仕事も安定しており、メッセージの返信も早く丁寧。Aさんは久しぶりに「この人いいかも」と感じたそうです。

初回デートは楽しく、会話も盛り上がり、Bさんの穏やかな性格に安心感を覚えたAさん。2回目のデートで告白され、交際がスタート。ここまでは順調でした。

問題は3ヶ月後に突然訪れた

交際から3ヶ月が経った頃、Aさんが将来の話を切り出すと、Bさんは困ったような表情で「実は子どもは考えていない」と本音を打ち明けました。

Aさんはその瞬間、頭が真っ白になったと言います。3ヶ月間の思い出がどっと押し寄せ、別れるべきか悩みました。しかし同時に、時間の残酷さも突き付けられました。

最終的に二人は別れることを選びましたが、Aさんは「もっと早く確認しておけば、互いを傷つけずに済んだ」と深く後悔していました。

この失敗は心理学で説明できる

Aさんのケースでは、いくつかの心理が重なっています。

  • 確証バイアス:相手を「良い人だ」と思うと、そのイメージに合う情報ばかりを集めてしまう
  • 損失回避:せっかくできた交際を失いたくない思いが強くなる
  • 展望理論:手元の安心(今付き合っている現実)を優先し、将来の不確実性を避ける

こうした心理状態に陥ると、価値観のすり合わせが後回しになり、結果的に大きな衝突につながるのです。

婚活アプリで価値観を共有するための“実践的な会話術”

では、アラフォー女性が婚活アプリで失敗を避けながら価値観を共有するには、どのように会話を進めるべきでしょうか?ここでは現場で効果が高かった方法を紹介します。

1. 早い段階で「結婚観」だけでも触れておく

いきなり「子どもは欲しいですか?」と質問するのは重く感じられるかもしれません。しかし、万が一価値観がズレていれば、早めにわかった方が双方のためです。

おすすめの言い回しは、相手の価値観を尊重しつつ、自然に自分の希望も伝える方法です。

例:
「私は結婚後の生活スタイルを大事にしたいタイプなんですが、〇〇さんはどんな家庭像を持っていますか?」

この段階ではあくまで“結婚観”の確認にとどめることで、相手も答えやすくなります。

2. 返信のペースや言葉遣いから性格の方向性を読み取る

アプリのメッセージは、相手の“価値観の性格”を見抜く大きなヒントです。

・返信が早い=誠実、丁寧というより「気を遣うタイプ」
・返信が遅め=マイペースだが継続すれば堅実
・言葉が常にポジティブ=相手に合わせがち
・質問が少ない=恋愛への温度が低い、主体性が弱い

これらは心理学的に“行動特性からの価値観推測”に該当し、相手の将来に対する積極性も見えてきます。

3. 電話やオンライン通話で“核心に触れる会話”を挟む

テキストだけでは、価値観の深い話は伝わりにくいものです。私がおすすめするのは、デート前にオンライン通話を1回挟むことです。

声のトーン、間の取り方、気遣い、質問の仕方など、文字には出ない情報から「価値観の温度差」が見えてきます。

ここで少し深い話をしてみると、相手の本音が垣間見えることがよくあります。

4. 「子ども」については3〜5回目のデートで必ず話す

重い話題ですが、アラフォー婚活では避けられません。むしろこの話題を早めに共有できる男性の方が誠実です。

会話例:
「すごく話しやすいので、ちょっと真面目な話もして大丈夫ですか?」
「私は将来子どもが欲しいと思っていて、〇〇さんはどう考えていますか?」

この言い方だと、唐突にならずに自然に本音を引き出せます。

Q&A:アラフォー女性からよくある質問(前半)

Q1. 子どもの話をすると男性が引きませんか?

確かに、出会ってすぐに子どもの話をすると一部の男性は構えてしまいます。しかし、それは「あなたと結婚を考えない男性が離れていっただけ」と考えてOKです。

むしろ、話題を避けることで関係が進まない方がリスクが高いと現場では感じています。

Q2. 結婚願望はあるけど“子どもは未定”という男性はどう判断すべき?

心理学的には、このタイプは“曖昧性維持型”の男性です。悪い人ではありませんが、意思決定が遅い傾向があります。あなたが「強く子どもを望む」なら避けた方が良い場合も多いです。

ただし、真面目に考えたいからこそ“未定”と言っている男性もいるため、何度か話し合うことで方向性が見えます。

Q3. 婚活アプリのメッセージが続きません。価値観の話までたどり着けない…

メッセージが続かない理由の8割は「質問の少なさ」と「距離感の取り方」です。会話術のポイントは、相手の興味に寄り添いながら、少しだけ価値観に触れる質問をすることです。

例:
「休日はどんな風に過ごすのが好きですか?」
→ 価値観:1人時間の使い方、生活スタイル

会話の流れを自然に価値観の話へ導ければ、実際に会ったときの深い話にもつなげやすくなります。

価値観共有がうまくいったアラフォー女性の成功体験談

ここからは、実際に子どもに関する価値観を丁寧にすり合わせ、結婚につながった成功例を紹介します。失敗談だけではなく、成功パターンを知ることで、自分が進むべき道のイメージが明確になります。

アラフォー女性Cさん(42歳)のケース:価値観共有を“先にやった”ことで成功

Cさんは、長年医療系の仕事で多忙にしていたものの、40歳を過ぎて「やっぱり子どもが欲しい」という気持ちが強くなり、婚活アプリをスタート。しかし、過去には価値観の共有を後回しにしたせいで、半年かけた交際が無駄になった経験がありました。

そこでCさんは、今回こそは同じ失敗をしないと決め、アプリ利用開始時から「価値観をゆるく、でも早めに確かめる」方針を徹底することにしました。

初期メッセージ段階で“結婚観”に触れた

Cさんは、気になる男性とマッチングした段階で、メッセージの3往復目くらいに自然と結婚観に触れるようにしました。

例:
「仕事は今も楽しいのですが、将来的には仕事と家庭のバランスを大事にしたいと思っていて…〇〇さんはどんな結婚生活をイメージしていますか?」

この質問をすると、男性の反応がはっきり分かれます。

・しっかり答える男性=結婚意識が高い
・曖昧に返す男性=温度が低い可能性が高い
・話題を逸らす男性=そもそも真剣度が低い

この段階でCさんは、曖昧な男性を切り捨てる勇気を持ちました。「もったいない」と感じても、無駄な3ヶ月を避けるためには必要な判断です。

オンライン通話で“子ども”について話すきっかけを作った

Cさんが最も効果的だったと感じたのは、デート前にオンライン通話を行うことでした。オンライン通話は、心理的な距離を一気に縮めます。

オンライン通話中のCさんの工夫は、まず仕事や趣味の話で相手に安心してもらい、後半にこう切り出したことでした。

「ちょっと真面目な話になるのですが、私は将来子どもを持つことも考えて婚活をしています。〇〇さんはどう考えていますか?」

この言い方は、相手の価値観を否定せず、自分の価値観を“選択肢の一つとして提示する”ため、男性も本音で答えやすくなります。

結果的に、CさんとマッチングしたDさん(46歳)は「実は自分も子どもが欲しいと思っている」と答え、その後は自然と会話が深まり、デート前から価値観の方向性が共通していることを確認できました。

3回目のデートで具体的な未来像を共有(成功の決定打)

実際に会ってみても相性は良く、3回目のデートで次のような未来像の話をしました。

  • 子どもを持つ場合の現実的な生活プラン
  • 互いの仕事との両立の仕方
  • 住む場所の優先順位
  • 家族像のイメージ

実はこの話ができるカップルは、交際継続率が非常に高いです。心理学的にも、未来像を共有できる相手は“エモーショナルサポート”を互いに提供しやすく、関係が安定するためです。

Cさんは半年後にプロポーズされ、現在は結婚1年目。今は妊活と向き合いながらも、夫婦としての連帯感が強く、非常に前向きに歩んでいます。

アラフォー女性が婚活アプリで価値観共有を成功させるための高度な会話テクニック

ここからは、実戦で使える「価値観が自然と見えてくる会話術」を紹介します。単に質問するだけではなく、男性の心理に寄り添いながら本音を引き出すテクニックです。

1. “正解のない質問”で価値観を浮き彫りにする

心理学的に、正解がない質問は人の価値観を最も引き出します。たとえば以下のようなものです。

  • 「仕事とプライベート、どちらを優先したいタイプですか?」
  • 「家族が増えるとしたら、どんな生活が理想ですか?」
  • 「自分にとって幸せな結婚ってどんな形だと思いますか?」

こうした質問は、相手が深く考えないと答えられないため、表面的な会話から一歩踏み込むことができます。

2. “私もそういうところがある”と共感を入れる

男性は、自分の意見が否定されるのを嫌います。だから、価値観の話では共感の一言を挟むことで、相手は安心して本音を話してくれるようになります。

例:
「仕事を大事にしたいというの、すごく分かります。私も今まで仕事を頑張ってきたので…」

3. デート後のメッセージで“価値観の続き”を軽く触れる

デートの余韻が残っているうちに、こう送ると効果的です。

例:
「今日ゆっくり話せてとても楽しかったです。〇〇さんの考え方が聞けて嬉しかったです。」

このメッセージは、相手に「もっと話したい」と思わせ、次回のデートで自然と未来の話が出やすくなります。

アラフォー婚活で遭遇しやすい“価値観トラブル”と解決策

価値観は相性の問題だけでなく、コミュニケーションのズレでも起こります。ここではアラフォー女性が遭遇しやすいトラブルと、その対処法をまとめました。

トラブル1:男性が“考えとく”と言って曖昧なまま進む

これは非常に多いパターンです。曖昧性維持型の男性は、決断を先延ばしする傾向があります。

解決策:期限を設けて話し合う

例:
「急かす意図はないのですが、私も真剣に向き合いたいので、今月中に一度しっかり話せたら嬉しいです。」

柔らかく伝えることで、プレッシャーを最小限にしつつも進展させることができます。

トラブル2:男性の理想が高すぎる(子育てに非現実的な期待)

男性側に知識がなかったり、子育て経験がない分、理想だけ語るケースがあります。

解決策:現実的な経験ベースの話をする

例:
「私の友人は子育て中で、想像していたよりもかなり大変みたい。だからこそ、協力し合える家庭が理想だと思っています。」

トラブル3:親との同居を前提にしている男性

アラフォー男性は、親の介護問題が絡むことが増えてきますが、女性側にとっては大きな負担になります。

解決策:“将来どうするか”を現実的に話し合う

親の介護問題は、結婚後に必ず影響するテーマなので、早めに話すことを推奨します。

Q&A:アラフォー女性からよくある質問(後半)

Q4. 婚活アプリのプロフィールに「子どもが欲しい」を書くべきですか?

書くのがベストです。理由は、価値観が合わない相手を効率的に避けられるからです。マッチング率は少し下がりますが、成婚率は確実に上がります。

Q5. 子どもの話をしたら「焦ってる」と思われそうで怖い…

男性は“焦ってる女性”を警戒する傾向があります。ただし、落ち着いたトーンで伝えれば問題ありません。

例:
「焦っているわけではないのですが、人生設計として子どもを考えていて…」

この言い方なら、真剣さが伝わる一方で、重すぎる印象を与えません。

Q6. アラフォー女性は“若い女性と比較される”と聞きました。本当ですか?

正直に言うと、比較する男性は一定数います。しかし、そういう男性はそもそも価値観が合いません。あなたが見るべきは「年齢ではなく、あなたの人生観に魅力を感じる男性」です。

心理学的にも、年齢ではなく“情緒的成熟度”を重視する男性の方が、結婚生活は安定します。

Q7. 子どもの希望が合う男性と出会えません…諦めるべき?

まだ諦める必要はありません。アラフォー婚活では“数より質”が重要です。マッチングの数を増やすより、価値観の方向性が一致する男性に絞る方が成功率が高いのです。

また、アプリごとに利用層が違うため、自分の価値観が明確な場合はアプリ選びを見直すことも有効です。

まとめ:価値観共有は“勇気”ではなく“技術”でできる

アラフォー婚活、とくに「子どもが欲しい」と考える場合、価値観共有は避けては通れません。ですが、これは勇気ではなく“会話術”で解決できます。

・最初の段階で結婚観に触れる
・オンライン通話で関係性を深める
・3〜5回目のデートで子どもの価値観を共有する
・曖昧な相手には期限を設ける
・現実的な未来像を一緒に描く

こうしたステップを踏めば、無駄な時間を過ごさず、価値観が合う男性と出会える確率は格段に上がります。

あなたの婚活が「焦り」ではなく「納得の積み重ね」になりますように。現場で何百人ものアラフォー女性を見てきた私が言えるのは、「価値観が合う相手は必ず存在する」ということです。焦らず、しかし戦略的に、あなたらしい出会いを大切に進めてください。

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