こんにちは。アラフォー女性を中心に10年以上、現場で婚活サポートをしてきたカウンセラーの私が、今回もかなり赤裸々に、心理学・実例・失敗談を交えながらお話していきます。
今回のテーマは…
「婚活アプリで婚歴を隠すべき? それともオープンにするべき?」
これ、40代女性の相談で圧倒的に多いです。
実際、アラフォー婚活をしている女性の約4割が「婚歴をどう書くか」で悩んでいると言われています。
リアルの出会いからオンライン婚活へと時代が変わり、プロフィールの書き方ひとつで運命が180度変わることも珍しくありません。
今回は、ただの表面的なアドバイスではなく、“現場で実際に起きている赤裸々なエピソード”を中心にお届けします。
婚活アプリの「婚歴」は隠せる? そして隠すとどうなる?
結論からいえば、婚歴は隠そうと思えば隠せます。 ただし、心理学的に言えばこれは初期段階から信頼残高のマイナスを作りにいく行為になりやすいのです。
婚活アプリの世界は「最初に感じた違和感が長期的な不信につながりやすい」構造をしています。 なぜか?
理由は次の3つ。
- 1:プロフィールが“人格”だと思われやすい
- 2:虚偽情報は心理的に“裏切り”として処理される
- 3:アラフォーの男性は特に「誠実さ」を最重要視する
特に40〜50代男性はそこそこ恋愛経験も人生経験もありますから、勘が鋭い。 「もしかして何か隠してる…?」と感じた瞬間、警戒スイッチが入ります。
【体験談】隠した婚歴が原因で破談になった48歳女性のケース
ここからは、私が実際にサポートした女性の体験談。もちろん匿名ですが、内容はかなり赤裸々です。
■Aさん(48歳) アプリ開始2週間でマッチした男性と急接近したが…
Aさんは10年前に離婚。その後、仕事に没頭し、最近になってアプリで婚活を再開。 ただし「婚歴:なし」に設定していました。
理由はシンプルで、
「婚歴ありって書くとマッチング率が下がるって聞いたから」
実際に、最初の2週間で10人とやり取りが始まり、中でも同年代の穏やかな男性と急速に仲良くなり、お互いに本気モードに。 しかし初デートの直前、男性からふとこう言われたそうです。
「Aさん、家庭のことって何か事情がある?」
男性としてはただの軽い質問のつもりだったらしいのですが、Aさんは動揺し、そこでポロっと「実は離婚歴が…」と告白。
男性の返答は短く、そして残酷でした。
「ごめんなさい。そこを隠されると、僕はちょっと難しいです」
そしてそのまま終了。
■破談の原因は「婚歴」ではない
ポイントはここです。
Aさんは「婚歴があるから拒否された」と感じたのですが、実際には多くの男性が言います。
✔ 婚歴そのものは問題ない ✔ 隠した事実が信用できなくなる
男性心理としては、 「結婚という大事な話を隠した=重大な秘密を持つ可能性がある」 「この先も隠し事をされるかも」 と受け取ってしまうのです。
心理学的に見る「なぜ隠すと関係が壊れやすいのか」
心理学では、初期段階の小さな不一致が「距離を置くサイン」として働きます。 特にオンラインでは対面情報が少ないため、プロフィールに嘘があるとそのダメージは直接的に信頼残高を削ります。
■心理法則:一貫性の原理
人間は「最初の印象」から外れる行動に敏感。 プロフィールで「素直で正直」と印象付けた人が婚歴を隠していたら、それだけで矛盾が生まれます。
■ピーターパン効果
不完全さを見せるほうが人は好意を持ちやすい。 婚歴をオープンにするほうが、むしろ人間味を感じてもらえることも多いのです。
■返報性の原理
あなたが誠実なら、相手も誠実になりやすい。 この効果を最大化するのが「婚歴を開示する」という行為です。
じゃあ、いつ言う? 婚歴をオープンにする最適なタイミング
私の経験では、もっとも成功率が高いのは次のパターンです。
■プロフィールには“事実だけ”を書いておく
- 婚歴:あり(子なし)
- 婚歴:あり(子ども独立済み)
ここを正直にしておくだけで「誠実な人」という印象からスタートできます。
■メッセージが安定した段階で軽く触れる
例えばこんな一言がとても効果的です。
「離婚経験がありますが、価値観が合わなかっただけで、今は気持ちも整理されて前向きに活動しています」
深刻に語るより、明るくサラッと話すのがポイント。
【Q&A①】婚歴を書くと本当にマッチング率は下がる?
結論:多少は下がります。ただし“良質な男性“を取り逃がさなくなる。
婚歴に拒否反応を示す男性は、そもそもあなたの候補ではありません。 逆に、婚歴ありでも気にしない男性は、経験値が高く、器が広い傾向があります。
つまり、婚歴をオープンにすることで
「誠実で相性の良い男性に出会いやすくなる」
というメリットがあるのです。
【Q&A②】婚歴を言うと「前の結婚はなんで失敗したの?」と聞かれる…どう答える?
ここ、アラフォー婚活では避けられない質問です。 ただし、正直に全部話す必要はありません。
ベストな答え方はこれ。
✔ 必要以上に語らない ✔ 相手を批判しない ✔ 自分の改善点を短く述べる
例文:
「価値観の違いでした。ただ、その経験で自分のコミュニケーションの癖にも気づけたので、今は前向きに活かしています」
この一言で十分です。
【体験談】婚歴をオープンにして成婚した女性のケース
■Bさん(45歳) 最初から婚歴を公開 → 半年で成婚
Bさんは離婚歴があり、子どもは独立済み。 プロフィールに正直に書き、「不安な方とは無理にマッチしなくてOK」のスタンスで婚活を始めました。
結果、マッチング数は多くありませんでした。 しかし、マッチした男性の質は非常に高く、穏やかで誠実なタイプばかり。
その中の一人の男性が、のちに旦那さんになりました。
彼がBさんを選んだ理由はこうです。
「最初から全部話してくれたから、信頼できた」
婚歴の有無より、 「誠実であるかどうか」 が圧倒的に重要だとわかる実例です。
【Q&A③】婚歴を隠したまま交際が進んでしまった…今から言っても遅い?
まだ遅くはありません。 ただし、言い方には注意が必要です。
最悪なのは、言い訳からスタートするパターン。
✖「言いづらくて…」 ✖「嫌われると思って…」
ではどう伝えるべきか?
おすすめは次のフレーズです。
「実は伝えておきたいことがあります。 言うタイミングに迷っているうちに遅くなってしまいましたが、誤解のないように話したいと思いました。」
人は“誠実な意図”が伝われば、多少のミスは許容します。 むしろ、勇気を出して話した姿勢がプラスに働くことも多いです。
【Q&A④】婚歴をオープンにすると「遊ばれやすい」と聞いたけど…本当?
これは半分正解、半分誤解です。
婚歴がある女性は、経験値が高く、メンタルも落ち着いている印象を持たれやすいため、 「軽く扱っても大丈夫」と勘違いする一部の男性が近づいてくることがあります。
ただし、それに引っかかるかどうかは、 あなたの「会話術」と「線引き力」次第です。
具体的には、次の3つを実践すると、遊び目的の男性は勝手に離れていきます。
- 初期メッセージで不誠実な質問には答えない
- 「深い関係はお互いを理解してから」とハッキリ伝える
- 曖昧な誘い(深夜・当日・家飲み)には乗らない
言葉ではっきり線を引ける女性には、遊び目的は近づいてきません。 婚歴とは関係ありません。
【Q&A⑤】「婚歴あり」と書いたらメッセージが続かなくなった…どうすれば?
これはメッセージの“入口”を改善するだけで劇的に変わります。
おすすめのテクニックは、 「雑談メッセージの法則」。
人は、重いテーマより、軽いテーマで心を開きます。
例:
「プロフィールを読んで、休日の過ごし方が似ているなと思ってメッセージしました」
ここで婚歴の話題は出さないのがポイント。 会話の基盤が整ってから自然と触れればOKです。
婚歴をオープンにすることで得られる3つのメリット
- 1:誠実な男性からの信頼が早く積み上がる
- 2:無駄なやり取りが減る
- 3:結婚後に秘密を抱えずに済む
特に3つ目は大切。 結婚生活は信頼の積み上げ。 「本当は隠していました」が後でバレると、それまでの努力がすべて無駄になります。
【まとめ】婚歴は“隠すデメリット”のほうが圧倒的に大きい
アラフォー婚活では、年齢も環境も価値観も多様です。 その中で大切なのは、 「あなたの誠実さを正しく伝えること」。
婚歴は、あなたをマイナスにする情報ではありません。 むしろ、経験値としてプラスに働くことのほうが多いのです。
そして、最終的に幸せになれるのは、 あなたの“本当の姿”を受け入れてくれる男性だけ。
そのためにも、婚歴は正直に、だけど前向きに。 これがアラフォー婚活を成功させる最大のポイントです。
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