アラフォー・バツイチ女性の再婚を阻む婚活アプリでのよくあるミス

アラフォー婚活ラボへようこそ。今回は、私が20代〜50代の女性たちを長年サポートしてきた中でも特に相談の多い「アラフォー・バツイチ女性の再婚が婚活アプリでうまくいかない理由」を、かなり赤裸々にお話しします。

ネット婚活が当たり前になった今、情報も成功談も溢れている一方で、「地に足のついたリアルな体験談」は逆に見つけにくくなりました。でも実際の婚活は会議室で語られる理論ではなく、現場でぶつかる感情や焦り、失敗と向き合う連続です。

この記事では、心理学的分析・具体的改善策・そして“恥ずかしいけど本当にあった”アラフォー婚活の現場体験談を、包み隠さず紹介します。

アラフォー婚活が難しいと言われる本当の理由

まず、アラフォー婚活が難しくなる理由は「年齢」ではありません。心理学的に見ると理由は3つです。

理由1:過去の恋愛スキーマが強固になりやすい

人は年齢を重ねるほど、自分の“恋愛の思い込み(スキーマ)”が固まります。「男性はこういうもの」「私はこう扱われるべき」といった無意識の思考が、出会いを狭くしがちです。

理由2:バツイチ女性は“自立しすぎて見える”問題

実際には良いことなのに、婚活では「サポート不要」なイメージが立ってしまい、男性側がアプローチしにくくなることがあります。

理由3:婚活アプリの“市場”が見えにくい

婚活アプリはリアルの場と違い、“人気が偏る環境”です。アラフォー女性が勘違いしやすいのは、「アプリ市場の構造そのものが公平ではない」という点です。

これらの心理的・市場的な理由が重なり、アラフォー・バツイチ女性は「努力しているのに報われない」と感じやすくなります。

私が見てきたアラフォー・バツイチ女性が陥る5つの典型的ミス

ミス1:写真で“自立しすぎ”と“警戒心”が出てしまっている

アラフォー婚活で一番多いのは、実物は柔らかいのに写真だけ強い印象になっているパターン。キャリア女性に多く、無意識に「失敗したくない」という心理が出てしまいます。

ミス2:プロフィールに“過去の痛み”をにおわせてしまう

離婚理由を詳細に書かない方が良いのですが、逆に「ポジティブすぎる言い方」で違和感を与えてしまうケースが増えています。

ミス3:求める条件が“理想”ではなく“防衛”になっている

これは本当に多いです。「もう傷つきたくない」という心理が、相手に対して過度な年収・正社員・連絡頻度など、安心条件の“盛り”につながります。

ミス4:会話が“仕事目線”になっている

これは会話術で最も重要な部分。多くのアラフォー女性が気づいていませんが、男性は恋愛では「評価される会話」を極端に苦手とします。

ミス5:結婚への焦りが“空気”で出てしまっている

焦りは悪いことではありません。が、心理学的には「相手を評価するスピードが早くなる」ため、相手の粗探しが無意識に増えます。

【実体験】相談者Aさん(42歳・バツイチ)アプリで200人以上とやりとりしても成果ゼロ

ここからは、かなり赤裸々な体験談です。

Aさん(42歳・事務職・子なし)は、離婚後「また幸せになりたい」と婚活アプリを開始。1年間で200人近くとメッセージし、実際に会ったのは40人以上。でも、全員が数回のデートでフェードアウト。

その原因は、たった1つ。

会話が“趣味・仕事の分析”になっていたから。

初対面の男性に対して、Aさんはつい“職場のコミュニケーション癖”が発動してしまい、

  • 「その仕事の課題はどこにありますか?」
  • 「それって効率悪くないですか?」
  • 「その趣味、どういうメリットがあるんですか?」

など“分析型会話”を連発していました。

心理学では、これを「知的防衛」と呼びます。傷つかないよう、相手を早く理解・分類しようとする行動です。

男性側は「なんか面接されてる?」と感じて距離を置いてしまうのです。

では、どうすればいい?今すぐ直せる会話術3つ

1:「質問 → 評価」ではなく「共感 → 質問」の順にする

たとえば男性が「釣りが趣味なんですよ」と言ったら、

NG:「へ〜、で、釣りって何が楽しいの?」

OK:「海、好きなんですか? 釣りってリフレッシュになりそう!」

共感を先に挟むだけで、男性の警戒は一気に下がります。

2:沈黙は“良いサイン”と認識する

アラフォー女性の多くは沈黙が苦手。でも初対面の沈黙は、相手との距離が縮まっているサイン。無理に話題を探さない方が逆に好印象になります。

3:「自分の弱さ」を3%でいいから出す

バツイチ女性が思っているほど、弱さは“欠点”ではありません。心理学では「自己開示の返報性」と言い、少し弱さを見せると相手も近づいてくれます。

例:「実は、婚活アプリちょっと怖かったんです」

これだけで、男性は「守ってあげたい」と感じる心理が働きます。

【Q&A①】アラフォー・バツイチは婚活アプリで本当に不利?

不利なのは「市場」ではなく「戦い方」です。40代の再婚希望女性は、誠実層男性から実は人気。ただし“初動の印象”で外されやすいのが難しさです。

【Q&A②】離婚歴はどのタイミングで話すべき?

初回デートでは触れなくてOK。仲良くなった頃に簡潔に1〜2文で話すのがベストです。

【Q&A③】アプリの男性の「本気度」が読めません

心理学的に本気度は、相手の「継続的行動」で判断できます。毎日連絡=本気ではなく、2〜3日に一度でも内容が丁寧なら誠実なタイプです。

【Q&A④】自分に自信がなく、会話がぎこちなくなります

会話の目的を「好かれること」から「相手を知ること」に変えるだけで自然になります。女性の多くは相手の反応を意識しすぎています。

【Q&A⑤】アラフォー婚活で“年下男性”は狙ってもいい?

もちろんOKです。ただし、狙い方には注意が必要です。年下男性の多くは「精神的に落ち着いた女性」が好み。ただし、同時に「甘えたい気持ち」も持っています。

ここで重要なのが、アラフォー女性にありがちな“指導モード”や“先回りお世話モード”。これが出ると、年下男性からは「お母さんっぽい」「距離を感じる」と思われがち。

心理学の「役割期待理論」でいうと、男性は恋愛において自分の“男性役割”を発揮したい生き物です。年齢が上の女性でも、ほんの少しだけ「頼る」「弱さを見せる」ことができれば、年下男性からはむしろ魅力度が増します。

実際、私の相談者の中には、46歳で5歳下の男性と成婚したケースもあります。ポイントは、年齢を超えた心理的バランスを作ることです。

【実体験②】Bさん(45歳・バツイチ・子どもあり)アプリで痛感した“条件の落とし穴”

Bさんは45歳で、離婚後に小学生のお子さんを育てながら婚活を再開した方です。

最初はしっかり条件を決めてアプリに挑みました。

  • 年収600万円以上
  • 再婚に理解がある
  • できれば子ども好き
  • 地元から1時間以内
  • タバコNG、ギャンブルNG

一見すると“当然の条件”ですが、実はこの中に心理的な落とし穴がありました。

それは「理想」ではなく「不安を消すための条件」が混ざっていたこと。

例えば「年収600万以上」は、実際には「前夫が経済的に不安定だった」というトラウマから来ていたもの。「地元から1時間以内」も、子育てと仕事の両立への不安が背景にありました。

心理学的には、これを「防衛的基準」と言います。

本来の理想ではなく、過去の痛みを再発させないために条件を上げてしまうのです。

この結果、Bさんは3ヶ月で30人以上とマッチングしたものの、実際に会えるのはほんの数人。しかも会った男性たちから共通して言われた言葉がありました。

「なんか、条件が厳しそうですよね?」

これはまさに、プロフィール文に漂う“防衛感”が伝わってしまった瞬間です。

■改善策:条件は「本当に必要な3つ」だけに絞る

私はBさんと一緒に、条件を“本当の願望かどうか”を1つずつ整理しました。

最終的に残ったのは、たった3つ。

  • 子どもに丁寧に接してくれる人
  • 金銭感覚が安定している人
  • 怒鳴ったりしない穏やかな人

これに変えてから、Bさんはわずか2週間で今のパートナーと出会い、半年後に再婚しました。

「条件を下げる」のではなく「条件を整える」。
これがアラフォー婚活で一番大切なポイントです。

【実体験③】Cさん(41歳・バツイチ)初デートで毎回“友達止まり”になってしまう理由

Cさんは明るく仕事もできる魅力的な女性ですが、婚活アプリでは毎回初デートで終わってしまうタイプでした。理由を一緒に振り返った時、すぐに分かったのは、会話の“テンション”が恋愛モードではなく、“雑談モード”になってしまっていたことでした。

実際の会話の一部です。

男性「最近料理にハマってて」
Cさん「いいですね〜!私も料理好きですよ。最近は手軽に作れる常備菜をよく作ります。」

一見問題ない会話。しかし男性側の感覚としては、“すべてが表面的”なのです。

恋愛に繋がる会話とは、感情や価値観を共有する会話です。
ただの情報交換では、どうしても「友達枠」に入ってしまいます。

■改善策:感情+理由をセットで話す

心理学では「感情表現+理由付けの自己開示」が、親密度を最も高めると言われています。

例:

「料理好きなんです。実は離婚後になんとか自分の時間を整えたくて始めたんですよね。作っていると気持ちが落ち着くんです。」

たったこれだけで、男性は
「この人には背景がある」「もっと知りたい」
と感じるようになります。

Cさんはこの会話術を取り入れてから、初デートの成功率が一気に上がり、3ヶ月以内に真剣交際に進みました。

【Q&A⑥】会話の広げ方が本当に苦手です…

会話が苦手な人ほど「話を広げなきゃ」と思い込んでしまいます。しかし、本当に必要なのは“話を深める技術”です。

深めるための3ステップを紹介します。

  1. 相手の言葉をそのまま繰り返す(ミラーリング)
  2. その言葉の背景を質問する
  3. 自分の似た経験を少しだけ話す

例:
男性「仕事が最近忙しくて」
あなた「忙しいんですね。(①) どんな時にそう感じます?(②)」
あなた「私も去年、忙しい時期があって、夜中に一人でへこんでました(笑)。(③)」

これだけで“心の距離”が縮まります。

【Q&A⑦】男性から「いいね」が急に減りました

これはアラフォー婚活でよくある現象。
理由は以下の3つが考えられます。

  • プロフィール写真が古い印象になっている
  • 受け身姿勢になりすぎている
  • アプリのログイン頻度が下がっている

改善するなら、写真を1枚だけでも最新に更新し、ログイン時間を朝か夜に固定するだけでも効果があります。
アプリは“活動している人”を優先表示する仕組みが多いため、単純な行動だけでも見られやすくなります。

【まとめ:アラフォー・バツイチの再婚は「戦略」と「会話術」で変わる」

アラフォーの再婚が難しいのは、年齢のせいではありません。
多くは「過去の防衛反応」や「アプリ市場の構造」、そして「会話の癖」によってチャンスを逃してしまうだけです。

この記事で紹介したポイントをまとめます。

  • 防衛条件ではなく「本当に必要な3つの条件」を決める
  • 写真では柔らかさを意識する
  • 会話は“共感→質問”の順で
  • 自己開示は“弱さ3%”だけでも効果絶大
  • 感情+理由の自己開示で恋愛会話に変わる

アラフォー婚活は「すぐ結婚できる人」と「長く停滞する人」がハッキリ分かれます。
しかしその違いは、才能ではなく“戦い方”の違いだけ。

もし今、婚活が苦しいと感じていても、まだ全然遅くありません。
過去の傷を乗り越えた女性ほど、最終的には一番幸せなパートナーシップを築くことができます。

これまで何百人と見てきた私が断言します。
アラフォー・バツイチ女性の再婚は、必ず実現できます。

あなたの婚活が、今日ここからまた前に進みますように。

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