婚活アプリで婚歴をオープンにするか悩むアラフォー女性へのアドバイス

こんにちは。アラフォー女性を中心に10年以上、のべ2,000人以上の婚活をサポートしてきた婚活カウンセラーです。今回は、相談でも特に多い「婚歴をオープンにするか問題」について、現場のリアルな体験談、心理学的分析、そして実際にうまくいった会話術を交えて深く掘り下げていきます。

いま、婚活の主戦場はリアルよりアプリ。ですが、アプリだからこそ、プロフィール情報をどこまで正直に書くべきか悩む女性は本当に多い。特にアラフォー世代は、過去の結婚について「正直に書いたらマッチングが減るのでは?」と感じやすい世代です。

でも、これは誤解です。むしろ婚歴をどう扱うかで、“誠実な男性を引き寄せるか” “地雷男に振り回されるか” が大きく変わります。

アラフォー婚活のリアル:婚歴を隠す女性がつまずく理由

まず最初に断言しますが、婚歴を隠した状態で婚活を続けるのはかなり危険です。理由は3つあります。

◆理由1:真剣な男性ほど「透明性」を重視する

アラフォー男性は、女性のプロフィールに対して“情報の誠実さ”を非常に気にします。特に、結婚を真剣に考えている男性は、「後から隠し事が見つかるのが一番イヤ」と口を揃えて言います。

過去に私がサポートした男性で、「この女性と真剣に向き合いたい」と思っていたのに、2回目のデートで急に婚歴が明かされ、不信感が募って交際終了したケースはとても多いです。

人は恋愛感情が高まるほど、裏切りに敏感になります。最初から正直に書いておく方が結果的に信頼を得やすいのです。

◆理由2:婚歴を隠すと“自己価値の低さ”が会話に滲む

婚歴を隠している女性の多くは、どこかで「自分は不利だ」と感じています。そのため、

  • ・相手の顔色を伺う
  • ・聞きたいことが聞けない
  • ・会話が浅くなる

という“恋愛弱者モード”に入ってしまいがちです。

アプリ婚活は、自信がないと本当に不利になります。婚歴を正直に書いた方が、自信を持って会話ができ、それが結果的に魅力として相手に伝わるのです。

◆理由3:婚歴を隠すと“遊び男性”に狙われる

実は、遊び目的の男性は「弱そうな女性」を敏感に察知します。

プロフィールの違和感、情報の薄さ、自信のなさ。
こういった部分を嗅ぎつけ、「この人なら都合よく扱えるかも」と近づいてきます。

婚歴をオープンにするだけで、こういった男性は自然に離れていきます。逆にいえば、婚歴を隠すと“地雷男のフィルターに引っかかりやすくなる”のです。

体験談:アラフォー女性の婚歴オープン問題とその結末

ここからは、実際に相談で扱ってきたケースを3つ紹介します。

◆Case1:婚歴を隠して交際→大炎上した40歳女性

40歳のAさんは、「バツイチと書いたらマッチングが減る」と考え、婚歴を非公開にしていました。マッチングした男性とは順調にメッセージが続き、3回目のデートで告白され交際開始。

しかし、交際から1ヶ月ほど経ったある日、彼から突然、

「どうして最初に結婚していたことを言わなかったの?」

と言われ、関係が急激に悪化。

理由は、Aさんの古いFacebookアカウントが彼に見つかったから。

彼はショックと怒りでいっぱいになり、Aさんのことを「信用できない」と判断してしまいました。

Aさんは泣きながら、

「最初に言う勇気がなかっただけなのに…」

と言っていましたが、男性から見ると「重要なことを隠された」という事実が重すぎたのです。

◆Case2:勇気を出して婚歴をオープン→誠実男性と成婚(42歳)

42歳のBさんは、長年「婚歴がある自分は不利」と思い込み、恋愛にも消極的でした。

しかし私から、

「プロフィールに書いた方が誠実な男性に出会いやすいですよ」

と伝え、婚歴を記載することに。

すると驚いたことに、以前よりも“誠実な男性からのいいね”が増えたのです。

その中でも特に価値観が合ったCさん(46歳)とは、婚歴について自然に話ができ、彼からは、

「離婚歴なんて気にしないよ。むしろ正直に書いてあるところが信頼できた」

と言われたそうです。

結果、半年後には成婚。
婚歴をオープンにしたことが、むしろ良いご縁を掴むきっかけになりました。

◆Case3:婚歴を“書かないけど隠さない”スタイルで成功(45歳)

45歳のDさんは、婚歴をプロフィールの最初に書くことに抵抗がありました。

そこで提案したのが、

  • ・プロフィールには書かない(非公開)
  • ・初回デートの前にメッセージでオープンにする

という“中間スタイル”。

これは「書く勇気はないけど、隠すのも違う」というタイプの女性に合う方法です。

実際、Dさんはこの方法で「隠してない」誠実さをアピールでき、4ヶ月後には真剣交際に進みました。

婚歴オープンの心理学:嫌われる不安の正体

婚歴を言えない女性の多くは、実は婚歴そのものが問題ではありません。

大きな原因は、

  • 過去の離婚経験を“失敗”と捉えすぎている
  • 相手に嫌われたくない気持ちが強い
  • 自己価値が下がっている

という“認知の歪み”にあります。

特に、心理学でいう自己効力感(self-efficacy)が低いと、

  • 「どうせ私なんて…」
  • 「離婚歴がある私は不利…」

という思考に偏りやすくなります。

しかし、婚歴は“あなたの価値”ではありません。
ただの「人生経験」であり、それ自体に善悪はありません。

むしろ、離婚経験がある女性は、

  • ・話し合いの大切さを知っている
  • ・パートナーの選び方に慎重
  • ・妥協ではなく相性を重視する

という強みがあります。

婚歴を正直に話すことは、あなたの価値を“減らす”のではなく、むしろ“増やす行動”なのです。

婚歴の伝え方:3つのベストタイミング

婚歴をいつ伝えるかは非常に重要です。
タイミングによって、男性の受け取り方が大きく変わります。

◆タイミング1:プロフィールで最初からオープン(最も誠実)

プロフィールに、

「婚歴ありですが、現在は前向きに婚活しています」

と軽く書くスタイル。

この方式は、誠実で責任感のある男性をフィルタリングできるため、成婚率が最も高いです。

◆タイミング2:メッセージで自然に伝える(中間タイプ向け)

初回デート前に、自然な流れで伝える方法。

例:

「実は一度結婚したことがあるんですが、その経験も含めて将来のことをしっかり考えるようになりました。」

これなら相手に重くならず、誠実に伝えられます。

◆タイミング3:初回デートの序盤で伝える(勇気が必要)

直接話すことで、相手の反応を見られます。
顔を見て話すと、不思議と誤解も少なくなります。

ただし、緊張しやすい女性には不向きです。

婚歴オープンで失敗しない“会話術”

ここからは、実際に女性たちが使って成功した会話術を紹介します。

◆会話術1:過去の話は短く、未来の話は長く

ポイントは「未来中心」。
過去ばかり話すと、男性の興味が失われます。

例:

「以前結婚していたけど、今は未来を一緒に作れる相手と出会いたいって思っています。」

このように“未来にフォーカス”した言い方が効果的です。

◆会話術2:相手の価値観も聞く

婚歴の話をした後に、

「〇〇さんは、結婚にどんなイメージ持っていますか?」

と価値観を聞くことで、会話が深まり、相手もあなたへの理解を深めやすくなります。

◆会話術3:ネガティブさを一切出さない

離婚の原因について長々と語るのはNG。

心理学では、恋愛初期にネガティブ情報を出すと、相手はあなたに対して“距離を置く判断”をしやすいとされています。

離婚原因は、「価値観の違い」程度の説明で十分です。

Q&A:婚歴に悩むアラフォー女性の相談に回答(前半)

Q1:婚歴を書いたらマッチングが減りませんか?

A:減るのは、遊び男性や冷やかし男性です。
必要なのは数ではなく、あなたと向き合える男性。

むしろ誠実な男性からのマッチング率は上がります。

Q2:離婚理由は細かく説明すべきですか?

A:NO。細かく話す必要はありません。
「価値観の違いで」といった簡潔な説明で十分です。

Q3:婚歴を言ったら気まずくなりませんか?

A:気まずくなる男性は、そもそもあなたに合わない相手です。
真剣な男性は落ち着いて聞いてくれます。

Q4:子どもがいる場合はどう伝えればいい?

A:最初からプロフィールに書く必要はありませんが、初回デート前のメッセージで伝えるのがベストです。

例:

「一つお伝えしたいことがあります。実は前の結婚で子どもがいます。もちろん相手の生活を邪魔するような形ではありませんが、事前に知っていただきたいと思ってお伝えしました。」

ポイントは“事前に誠実に伝える姿勢”です。
子どもがいること自体ではなく、「隠すかどうか」で男性の反応は大きく変わります。

Q5:婚歴をオープンにしたら遊び目的の男性が減るって本当?

A:本当です。
遊び目的の男性は、「弱そう」「自信がなさそう」「情報量が少ない女性」を狙う傾向があります。

婚歴をオープンにしている女性は、

  • ・自分の情報をしっかり提示している
  • ・メンタルが安定しているように見える
  • ・誠実な関係を望んでいると伝わる

これらが「遊び男性のフィルター除外」の役割を果たします。

Q6:婚歴を打ち明けて引かれた場合、どう受け止めればいい?

A:引く男性は最初から“あなたの相手ではない”と思ってください。

アラフォー婚活で最も大切なのは時間を無駄にしないこと
婚歴を知って態度を変えるような男性は、将来のパートナーとしては不適格です。

むしろ、婚歴をオープンにしたことで、あなたにふさわしくない相手を早めにふるい落とせたと考えましょう。

Q7:婚歴がある女性の方がモテることもある?

A:あります。実際に、婚歴がある女性に惹かれる男性は一定数存在します。

その理由は、

  • ・結婚生活のリアルを知っている
  • ・パートナーとの向き合い方が成熟している
  • ・無茶な理想を押し付けてこない
  • ・落ち着いていて感情のコントロールができている

特に40代男性は、未婚女性特有の「結婚に夢を見すぎている感じ」に疲れを覚えている人も多く、現実を理解している女性に安心感を抱きやすいのです。

婚歴オープンで自信を持つための“自己価値アップワーク”

婚歴を言えない女性の多くは、実は過去ではなく「自分の価値」に悩んでいます。

そこで、私が実際のカウンセリングで使っている自己価値アップのワークを紹介します。

◆ワーク1:離婚で失ったものではなく、得たものを書く

紙に、「失ったもの」と「得たもの」を同じ数だけ書き出す方法です。

例:

  • 失ったもの:自信 → 得たもの:話し合いの大切さを理解できた
  • 失ったもの:時間 → 得たもの:自分に合う相手の条件が明確になった

このワークをすると、不思議と「私って成長してきたんだ」と気づき、自己価値が上がります。

◆ワーク2:過去の自分に一言メッセージを書く

離婚を経験した当時の自分に、未来のあなたからメッセージを送るワークです。

例:

「あのときは苦しかったよね。でもあの経験があったから、本当に自分を大切にする生き方ができるようになったよ。」

涙が出る人も多いのですが、心が軽くなり、自己受容が進みます。

◆ワーク3:婚歴を“個性”として書き換える

心理学では、捉え方を変えるだけで感情が大きく変化することが分かっています。

婚歴は“傷”ではなく“経験値”と定義し直すことが大切です。

例:

  • × 私はバツイチ → ○ 私は人生経験が豊かな女性
  • × 離婚したから不利 → ○ 過去を乗り越えた強さがある

この書き換えを続けると、自信が戻り、婚活での魅力が自然と引き出されます。

婚活アプリで“誠実な男性だけ”を引き寄せるプロフィール戦略

婚歴をオープンにするだけでなく、プロフィール全体に“誠実な男性が寄ってくる空気感”を出す必要があります。

◆ポイント1:文章の語尾を柔らかく

語尾がキツいと、「警戒している女性」「過去に強いトラウマがありそう」と受け取られがちです。

例:

  • × よろしくお願いします。 → ○ よろしくお願いします。
  • × ~してくれる方 → ○ ~してくださる方

ほんの少し柔らかくするだけで、印象が全く変わります。

◆ポイント2:過去ではなく未来を語る

プロフィール文例:

「過去に結婚を経験しましたが、その経験を通して“お互いを尊重し合える関係”を大切にしたいと思うようになりました。これから先、一緒に穏やかで安心できる時間を積み重ねられる方と出会えたら嬉しいです。」

婚歴を前向きな経験として昇華できていることが伝わる文章です。

◆ポイント3:男性の結婚観に触れる

男性は、「自分と価値観が合う女性」に惹かれます。

プロフィールに:

「日常を一緒に楽しめる関係が理想です。」

と書くだけでも、“同じ方向を向いている感じ”が伝わり、マッチングしやすくなります。

体験談:婚歴オープンで起きた劇的変化(後半)

◆体験談4:婚歴を正直に公開した途端、メッセージの質が急変(38歳)

38歳のEさんは、婚歴ありを隠して疲れ果てていました。
「本当の自分を隠し続ける婚活」が続き、メッセージも続かず、会ってみてもズレを感じる相手ばかり。

しかし、婚歴と簡単な離婚理由をプロフィールに書いた瞬間、驚くべき変化が。

  • ・メッセージが丁寧な男性が増えた
  • ・誠実な男性からの「いいね」が増えた
  • ・共感してくれる男性が現れた

その後、真剣に向き合ってくれる男性と出会い、現在交際1年目です。

◆体験談5:「婚歴あり=不利」だと思い込みすぎていた45歳女性の再出発

45歳のFさんは、自分に自信がなく、婚歴があることで劣等感を抱えていました。

しかし、婚歴をオープンにしたら、男性からこんな言葉をかけられたのです。

「離婚を経験しているからこそ、一緒に幸せになろうって思えるよね。」

この言葉が心に刺さり、Fさんは涙をこぼしていました。

婚歴は欠点ではありません。
成熟した男性にとっては、むしろ魅力となることもあります。

アラフォー婚活の核心:婚歴より“今のあなた”を見てくれる男性を選ぶ

婚活をしていると、どうしても過去の自分と比較したり、条件に縛られたりします。

ですが大切なのは、

  • あなたの過去ではなく、今のあなたと向き合う男性
  • あなたの成長や価値を理解してくれる男性
  • 婚歴を気にせず対等に向き合ってくれる男性

そういう男性と出会うためにも、婚歴をオープンにすることはとても大事な“フィルタリング”なのです。

隠さずに伝えることで、あなたの人生は確実に楽になります。

まとめ:婚歴オープンは「勇気」ではなく「自分を大切にする行動」

婚歴を言うのは勇気が必要です。
しかしそれは、“自分の人生を誠実に生きるための一歩”でもあります。

誠実な男性は、婚歴を理由にあなたを否定しません。
大切なのは、「過去」ではなく「未来をどう生きたいか」。

婚歴をオープンにすることで、あなたの婚活はもっと自由になり、もっとラクになります。

一緒に幸せを見つけていきましょう。あなたは十分に魅力的です。

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